【モダン高級注文住宅・豪邸事例集】

重厚感のある家

圧倒的な重厚感と美意識が宿る邸宅

東京都に建つT邸は、伸びやかな深い屋根と庇が生み出す陰影が、道行く人の目を奪う重厚な佇まいの住まいです。視線の動きによって幾重にも重なる屋根の表情が変化し、見る者を魅了します。
本邸宅の真髄は、空間を構成する「素材」に対する並々ならぬこだわりにあります。パブリックスペースは全面大理石と無垢材が織りなす格式高い空間、一方のプライベートスペースは無垢の木に包まれた温もりあふれる空間と、静と動を見事に調和させています。熟練の職人によって命を吹き込まれた素材たちが、この家に深遠な美をもたらしています。

イタリア産花崗岩を用いた重厚な外観

外壁には、イタリアとスイスの国境付近で産出される希少な花崗岩を採用。オーナー自ら現地の石切場に赴き、原石を確認するほどの徹底ぶりです。採取された石材はイタリアと中国で加工され、玄関や和室には幅3m、奥行き90cm、高さ15cmという巨大な大理石の框が実現しました。素材手配からの一貫したプロデュースだからこそ成し得た、ダイナミックな迎賓の空間です。

大理石と無垢材が調和するパブリックスペース

パブリックスペースは床・壁を全面大理石で仕上げ、天井にはタモやイエローシーダーの無垢材をあしらい、格式高く洗練された空間を創出しています。対照的に、プライベートスペースはナラやタモなどの無垢の木で全体を包み込み、自然のエネルギーに満ちた温かな憩いの場に。多様なデザインを用いながらも、邸宅全体として計算された美しい調和を見せています。

樹齢1000年の市房杉や輪島塗をあしらった和室

和室の柱には、吉野まで足を運んで見つけ出した無節で美しい柾目の杉を使用。さらに天井板や床柱には、雷で倒れた樹齢1000年の「市房杉」という極めて希少な銘木を採用しています。床の間の地板は、輪島の職人が長い時間をかけて漆を塗り重ねたました。自然が育んだ千年の物語と、熟練の職人による精緻な手仕事が重なり合うことで、言葉では語り尽くせない深遠な美しさが宿っています。

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T邸_ギャラリー04
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Check point

「重厚感のある家」とはどんな家?

オーナー自ら厳選する素材選び

真に価値のある住まいを実現するためには、既製品のカタログから建材を選ぶだけでは不十分な場合があります。本事例のように、イタリアの石切場や吉野の山奥まで直接足を運び、原石や原木を自身の目で確かめることで、思い描いた通りの空間にふさわしい、真に納得のいく素材と出会うことができます。

自然の恩恵と熟練の職人技が織りなす空間美

樹齢1000年の銘木や巨大な天然石など、自然が気の遠くなるような時間をかけて生み出した素材には、それだけで存在感があります。そこに輪島塗の職人技や緻密な石材加工技術が加わることで、素材の魅力が極限まで引き出され住まいそのものが芸術品のような深遠な美しさを纏うのです。

「重厚感のある家」を成功させる設計ポイント

1.

パブリックとプライベートで空間の表情を明確に切り替える

来客をもてなす場は石材を多用して重厚・格式高く、家族が憩う場は無垢材をベースに温かみを持たせるなど、用途に応じて素材の重心を変えることで、邸宅に豊かなリズムと深い奥行きが生まれます。

2.

規格外の素材を活かすための緻密な調達・加工ルートの確立

幅3mの巨大な石の框や、特別な一本木の柱など、規格外の素材を建築に美しく取り入れるには、現地での調達から高度な加工技術、現場での精密な施工までを一貫して行える体制と計画が不可欠です。

3.

重厚感を際立たせる、屋根の重なりと深い庇のプロポーション

良質な素材の圧倒的な存在感に負けないよう、外観デザインにも工夫が必要です。深い庇が落とす濃い陰影や、計算し尽くされた屋根の重なりが、邸宅全体にどっしりとした風格と品格を与えます。