【モダン高級注文住宅・豪邸事例集】
リビングから
車が見える家
愛車を眺めて暮らす、
ゲストハウスのような邸宅
趣味である車を格納するスペースを住まいの核に据え、くつろぎの場から愛車を眺められるように計画された邸宅。ショールームのように車を展示する棟と、雄大な景色に開かれた居住棟が対をなし、リビングから車が見える家ならではの非日常が日常になります。人を招いて語らうゲストハウスとしての顔も併せ持つ住まいです。

リビングから車が見える家をつくるうえで、最初の設計判断となるのが建物の配置です。この邸宅では、車を納める棟と居室を納める棟を対に配置し、その間に視線が通る関係性を築きました。外観はシックで抑制の効いた佇まいとしながら、内部では愛車が主役として立ち上がる——。ガレージを「付属物」ではなく住まいの中心に据える発想が、この住宅の骨格を決定づけています。

車を格納するスペースは、単なる駐車場ではなくショールームとして設計されています。落ち着いた色調で仕上げた内装と、車体のフォルムを浮かび上がらせる照明計画により、愛車そのものが空間のオブジェとなりました。リビングから車が見える家では、こうしたガレージ側の「見せ方」が印象を大きく左右します。眺める前提でつくられたガレージは、住まいの表情を一段と豊かにしてくれます。

リビングとダイニングの天井は、木のルーバーが有機的な多角形を描くデザイン。その両サイドに仕込んだ間接照明と、スタンドのやわらかな明かりだけで夜を過ごせる、静けさをたたえた空間です。動の象徴である車と、静を思わせる暗がり。その対比があるからこそ、ガラス越しに望む愛車の存在感がいっそう際立ちます。リビングから車が見える家の醍醐味が、もっとも濃く表れる場所です。

車を展示する棟がシックに閉じるのに対し、これと対になる棟の居室とバスルームは開放的な仕様としています。大きな開口から雄大な景色を取り込み、ここで過ごす時間がリゾートに来たかのように感じられる設え。閉じる場所と開く場所を明快に描き分けることで、住まい全体にリズムが生まれ、どちらの魅力も損なわれることがありません。

屋内の廊下の突き当たりなどには、大切に保管されてきたコレクションを飾るためのスペースと造作を設けました。お気に入りのものが、空間のイメージに彩りを与える仕掛けです。愛車を眺める喜びと、集めたものに囲まれる喜び。心置きなく語り合い、気持ちを開放させる——。リビングから車が見える家は、趣味を暮らしの真ん中に置く人のための舞台になります。












Check point
「リビングから車が見える家」とはどんな家?
愛車が「インテリアの一部」になる住まい
リビングから車が見える家とは、ガレージとリビングをガラス開口や吹き抜けでつなぎ、くつろぎながら愛車を眺められるように計画した住まいのことです。一般的なビルトインガレージが「収納するための場所」であるのに対し、この形式では愛車そのものが空間を彩る主役として扱われます。
眺めるための設計であるため、ガレージ側の内装や照明も居室と同等の水準で整えるのが基本。壁や床の仕上げ、スポットライトの当て方まで計画することで、まるでショールームのような佇まいが生まれます。
また、雨や雪、盗難・いたずらのリスクから愛車を守れることも大きな利点です。屋内に収めながら常に姿を目にできるため、資産としての管理と、愛でる楽しみを同時に満たせます。
快適性を損なわないための必須条件
居住空間と車を隣り合わせにする以上、排気ガス・音・熱・振動への対策は欠かせません。ガレージには十分な容量の換気設備を設け、居室側とは気密性の高い建具で明確に区画することが前提となります。
開口部には断熱性と遮音性を備えたガラスを選び、エンジン音やシャッターの作動音がくつろぎを妨げないよう計画します。冬季の温度差による結露も想定し、ガレージ側の断熱・暖房もあわせて検討すると失敗がありません。
加えて、車の出し入れに必要な旋回スペース、天井高、シャッターの開口幅など、所有する車種に合わせた寸法計画が必要です。将来的な買い替えや台数の増加も見据えて余裕を持たせておくと、長く満足できる住まいになります。

リビングから車が見える家を叶える設計ポイント
1.
「見る位置」から逆算した開口計画
リビングから車が見える家で最も大切なのは、どこに座ってどの角度から愛車を見るかを先に決めることです。ソファの位置、ダイニングテーブルの位置を確定させ、そこからの視線が車体の最も美しいラインを捉えるようにガレージの向きと開口の高さを設計します。
床レベルを揃えるか、あえて数段下げて車を見下ろすか。その選択だけでも見え方は大きく変わります。開口はできるだけ方立を減らした大板ガラスとすると、額縁の中の絵画のように愛車が浮かび上がります。
2.
車を主役にする照明とガレージ内装
車は自ら光を放たないため、照明計画が印象を決めます。天井のスポットライトでボディの面を照らし、間接照明で背景の壁をやわらかく起こすと、車体の陰影が立体的に浮かび上がります。
背景となる壁面は、光を吸うダークトーンや石・金属など質感のある素材が有効です。居室側の照明を絞れる調光システムを併用すれば、夜はガレージだけを浮かび上がらせる演出も可能。ショールームの手法を住宅に取り入れることで、日常の景色が特別なものに変わります。
3.
趣味の時間を広げる周辺空間の設え
愛車を眺めるだけで終わらせず、その周りに過ごし方を用意すると住まいの満足度が一段と高まります。ガレージに面したバーカウンターやライブラリー、コレクションを飾るニッチや造作棚は、趣味の時間を豊かに広げてくれます。
ガレージから直接出入りできる土間や作業スペースを設ければ、メンテナンスの時間も快適に。人を招いたときには、愛車を囲んで語らうもてなしの場にもなります。リビングから車が見える家は、こうした周辺の設えまで含めて完成します。
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アーキテクツ
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。
