建築家フィリップ・ジョンソンとは
ここでは、建築家フィリップ・ジョンソンの実績や有名建築物、デザインの魅力について紹介しています。理想の高級注文住宅を建てるための参考に、ぜひお役立てください。
フィリップ・ジョンソンとは
フィリップ・ジョンソンは、アメリカ・オハイオ州出身の建築家です。ハーバード大学卒業後、ヨーロッパで古典建築や近代建築を学び、帰国後にニューヨーク近代美術館の建築部門の初代ディレクターとして活躍。
その後、モダニズムの美しい住宅「ガラスの家」をデザインして有名になりました。ニューヨーク・マンハッタンにあるAT&Tビル(現ソニープラザビル)は、ポストモダニズムの代表として高く評価されています。
建築のノーベル賞と言われる、プリツカー賞の初代受賞者としても知られています。
フィリップ・ジョンソンの
設計・デザインの魅力とは
柔軟な視点と先駆的な思考があったフィリップ・ジョンソンは、ニューヨーク近代美術館でもミースファンデルローエをはじめとした「モダニズム建築」をアメリカでいち早く紹介しました。その後、時代とともにポストモダニズムを取り入れたデザインを確立していきます。
高層建築界の巨匠
機能主義のモダン建築から脱却しようという、ポストモダニズムの巨人として知られるフィリップ・ジョンソンの建築物は、その多くが都市部の社屋やホテルなどの高層ビル。それゆえに、高層建築界の巨匠とも言われています。
機能性だけを追求したビルではなく、中世のゴシック建築を思わせる塔や教会のようなつくりや左右非対称の設計など、建築とアートを融合させたデザインが特徴的です。
建築家フィリップ・ジョンソンの
代表作
フィリップ・ジョンソンは、その時代ごとに合わせた作品をアメリカ国内に多く残しています。
ここでは、フィリップ・ジョンソンの代表作の一部をご紹介します。
ガラスの家(フィリップ・ジョンソン邸)
アメリカ・コネチカット州で1949年に竣工したのが、フィリップ・ジョンソンを一躍有名にした「ガラスの家」です。ドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエに影響を受けたもので、最小限の構造や強調された形状はまさにガラスの家です。
当時はあまり使われなかったガラスや鋼鉄を資材として取り入れ、住宅設計に反映した点が評価されました。
実際に、フィリップ・ジョンソンはこのガラスの家で、長年のパートナーと58年間暮らしています。
PPGプレイス
ヨアメリカ最初のガラス製造会社「PPGプレイス」の社屋ビルです。44階建てのビル全体が特殊なミラーガラスに覆われており、ガラス製造会社ということが一目で分かります。
建物のデザインは、ヨーロッパでゴシック建築の復興を目指す運動「ゴシックリヴァイバル」が取り入れており、中世の宮殿や教会のような形をしています。
AT&Tビル(現ソニープラザビル)
1980年代のモダニズム建築への批判を受けて生まれたのが、NYマンハッタンのAT&Tビルです。古代ギリシャの神殿建築を思わせる三角派風の装飾が特徴的で、ポストモダニズムの代表的建築物として有名になりました。
アメリカではこのビルが出来て以降、石貼りのビルやユニークなシルエットのビルが流行するなど、当時の建築に大きな影響を与えています。
セント・トーマス大学
ガラスとレンガを組み合わせた教室が特徴的なセント・トーマス大学。1957年にテキサス州に完成しました。
芝生を中心に両サイドに校舎があり、鉄骨部分には黒の塗装が施されています。
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アーキテクツ
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。
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