豪邸のこだわり・内装ピックアップ屋上緑化

こだわりの空間を快適に
癒しの住まいを彩るグリーン

環境問題に配慮した緑化住宅。屋上緑化は比較的取り入れやすく、プランター設置から大々的なデザイン緑化まで選べるのが魅力的。グリーンが目に優しいだけでなく空気も綺麗にしてくれます。

屋上緑化とは

屋上緑化とは、屋上に緑を取り入れた住宅のことをいいます。ベランダや壁面など様々な場所に緑を取り入れている住まいは、緑化住宅ともいわれています。
屋上緑化は植物のプランターを並べる簡単なものから、デザインに凝った大規模なものまで、さまざまなものがあります。建築時からプランを立てる人が多いですが、あとから屋上をリフォームして緑化することも可能です。

屋上緑化はなぜ進んでいる?

地球温暖化による都市部のヒートアイランド現象が、屋上緑化が進んでいる理由の一つです。屋上緑化を進めることで環境の改善を目指し、生活空間の快適化を目指しています。
植物をたくさん植えることで、二酸化炭素削減にも一役買っています。住人にとってはリラックス効果も期待できるでしょう。

屋上緑化のメリット

1.

ヒートアイランド現象の緩和

年々深刻化する地球の温暖化。特に都市部では気温が高くなる傾向があり、問題が提起されています。
屋上に植物を置くことで建物にこもる熱が低減するため、ヒートアイランド現象の緩和にも非常に効果的です。建物内の温度が下がることは、省エネルギー効果の面でも期待できます。冬には保温効果も発揮するため、エアコンの稼働を抑えることが可能です。

2.

建物を保護して資産価値を高める

屋上緑化によって、温度変化による建物の膨張・収縮を抑え、建物の劣化を防ぎます。紫外線や雨によるダメージからも建物を守ります。
屋上緑化は建物の耐久性を高めるため、メンテナンス費用を抑えて長く安心して暮らせる住まいを実現できるでしょう。
劣化の少ない建物は資産価値も下がりにくく、仮に住宅を売却することになっても査定額が下がりにくいというメリットがあります。

3.

癒しとリラクゼーション効果

屋上緑化によって、屋上を癒しの空間にすることができます。芝生を敷いたり好きな植物や花を植えたり、自然豊かなリラクゼーション空間に仕上げることが可能です。
癒しの空間は疲労回復や精神の安定にも効果が期待でき、ストレスが多い現代人の心を癒してくれるでしょう。
屋上には目隠しになる柵などを施せば、人目も気にならずにゆっくり過ごせます。

4.

遊び場として活用できる

屋上には十分な広さがあり、遊び場としても活用できます。とくに小さい子どもやペットいる家庭では、屋上緑化が大いに役立つでしょう。
屋上に芝生を施工すれば、裸足で走りまわったり寝転がったりもできます。夏にはプールで遊んだり、家族や友人とバーベキューやパーティも楽しめます。
都心部では子どもが自然と触れ合える場所や機会は少なく、屋上緑化は子どもが気軽に自然に触れられる絶好の場所になるはずです。
プランターで家庭菜園をしたり、子どもへの教育面でもいい影響を与えてくれます。

5.

集中豪雨時の浸水被害を防ぐ

コンクリートやアスファルトが多い都市部では、集中豪富で雨が一気に降ると、浸水などの被害に発展する可能性があります。
屋上緑化にすれば屋上の植物が雨水を食い止めてくれるので、雨水の流出を遅らせてくれます。都市型水害の防止に期待できるでしょう。

屋上緑化の注意点

1.

積載荷重を把握

屋上緑化は新耐震法によって積載荷重が定められています。したがって、屋上緑化を考えている場合は、専門的な知識のある人と相談しながら進める必要があります。

2.

予算を立てておく

屋上緑化にはコストがかかります。緑化のための初期費用だけでなく、維持するためのメンテナンス費用も考慮したうえで施工しなければなりません。
初期費用としては、土や芝生、植物、プランターや目隠しなどが必要です。屋上緑化をする際は複数の業者で見積もりを取り、比較検討しましょう。見積もりを取る際は、メンテナンス費用などのランニングコストについても確認しておくと安心です。

3.

排水設備を整える

屋上緑化をする上で、注意しなければならないのが排水設備です。一般的な屋上でも雨水の排水設備は整えられていますが、屋上緑化の場合はより強化しなければなりません。
土や葉っぱが流れても排水溝がつまらないように、ネットを設置するといった対策も必要です。排水溝がつまってしまうと植物にとっても悪い環境になってしまうので、こまめにメンテナンスをしましょう。
大雨の後には雨漏りが起きる恐れもあるため、防水工事についても保証年数を確認しておくと安心です。

4.

メンテナンスをする

屋上緑化はメンテナンスが必要です。お手入れがされていないと荒れてしまい、かえって見栄えが悪くなってしまいます。
また、屋上は基本的には吹きさらしになっているため、台風などの強風や大雨への対策も必要でしょう。

屋上緑化の補助金

屋上緑化には補助金が活用できるケースがあります。補助金を活用できれば、費用面がネックになっている方も屋上緑化を取り入れられるのではないでしょうか。
屋上緑化に関する補助金は、自治体によって異なります。
例えば東京都世田谷区の場合、建物の屋上や壁面を緑化する際に、その費用の一部を助成する「屋上・壁面緑化助成」が利用できます。
【植栽基盤土厚15センチメートル未満の場合】
:植栽基盤1平方メートル当たり 15,000円以内
【植栽基盤土厚15センチメートル未満の場合】
:植栽基盤1平方メートル当たり 15,000円以内
【壁面緑化造成 植栽基盤面積または補助材面積のうち広い方の面積1平方メートル当たり】
:10,000円以内
【限度額】
:屋上・壁面を合わせて、助成対象経費の2分の1かつ500,000円以内
※助成金については、各自治体のホームページ等で確認してください。助成金の申請には条件がありますので、早めに申請することをおすすめします。助成金を活用しながら、屋上緑化に取り組みましょう。
参照元:世田谷区‗生垣・植栽帯・シンボルツリー,屋上・壁面緑化助成(緑化に伴うブロック塀等撤去についても一部助成対象)

屋上緑化で使用される植物

1.

野菜類

屋上緑化をする方の中には、家庭菜園を楽しみたい方も多いでしょう。屋上緑化で育てる野菜類は、ミニトマトやピーマンがおすすめです。あまり大きく育ち過ぎない野菜が育てやすいでしょう。
防虫ネットを使用する場合は、風で飛ばないようにしっかり固定してください。

2.

ハーブ

ハーブも屋上緑化におすすめの植物です。ハーブは丈夫で育てやすく、植物を育てるのが初めての方でも比較的簡単に育てられます。
ミントやバジル、タイム、ローズマリー、セージなどがおすすめです。ハーブ類は虫よけにもなります。
日差しが直接当たる場所で育てるときは、遮光ネットなどを活用するとよいでしょう。

3.

低木類

屋上緑化には、落葉しない低木類も適しています。最近では、針葉樹の低木類も人気があります。低木とは、通常1~3mまでの樹木です。大きくなりすぎないもので、屋上での栽培に向いています。
低木類の中にも、花を楽しめるものや実がなるもの、乾燥に強いものなど、さまざまな種類があります。種類によっては管理が難しいものもあるので、性質を見極めて選ぶとよいでしょう。

4.

地面を覆うための、芝も屋上緑化で好まれています。植物で地面を覆うことをグラウンドカバーといい、芝生のほかにもアイビーやマツバギク、芝桜などもおすすめです。

5.

セダム類

葉に水分をためる多肉植物のセダム類にはさまざまな種類のものがあり、色や葉の形もバラエティに富んでいます。暑さや寒さに強いツルマンネングサや常緑キリンソウなどがおすすめです。