日本の高級住宅地と豪邸百科 山手町(横浜)の高級注文住宅・豪邸
山手町(横浜)に豪邸を建てるなら、こんな邸宅はいかがでしょうか。高級注文住宅専門の建築設計事務所HOPが手掛けた全国の邸宅から、山手町(横浜)に似合う高級注文住宅例を、編集部がご提案します。
風情溢れる
「和の心」を忘れない家。
歴史的な背景があることから外国人が多く住み、洋風建築の多い横浜・山手町。だからこそあえて、横浜山手に建てる高級注文住宅は、日本らしい和モダンテイストにするのはいかがだろう。とくに邸宅の顔とも言えるアプローチ正面に洗練された和室を見せることで、訪れた人に風情溢れる日本の和の心を感じてもらうことが出来る。
まるで絵画のような中庭。
鉄筋コンクリートと木造の混構造で建てられた個性的な邸宅。広々としたテラスから見える中庭は、そこだけ四角く切り取られ、観る者にまるで絵画を観ているかのような印象を与える。
夜空を見上げる、大開口。
「夜空のむこう」がキーワードの邸宅。観る者を圧倒する建物の中心をカーブさせて造られた大開口は、床から天井まで抜ける円形広場となり、家のどこにいても常に美しい夜空を見上げることができる。
自然の恵みをたっぷり浴びて。
ナチュラルな優しい色合いでまとめられたリビングは、大きな開口部からのぞく周囲の緑が映える。光がたっぷりと差し込み、テラスでは森林浴さえ楽しめる、明るく開放的な心地よい空間だ。
山手町(横浜)に
高級注文住宅・豪邸を建てるなら
知っておきたい基礎知識
山手町(横浜)の特徴は?
洋風の豪邸が建ち並ぶ、
異国情緒漂う美しい街
横浜市内屈指の高級住宅街、山手。
幕末、外国大使館が設けられたことをきっかけに外国人居留地として栄えていき、多くの外国人がこの地に豪邸を建てたことから、洋風建築の邸宅が数多く、異国情緒の漂う雰囲気が魅力的です。
見晴らしの良い高台に位置し、道路や公園も美しく整備されています。周辺には横浜中華街もあり、都内へのアクセスも良いため、現在もとても人気のある高級住宅地となっています。
Attraction
街の魅力は?
横浜の高級住宅街である山手町は、旧外国人居留地という歴史的な背景から外国人が数多く住み、同時に西洋の文化や習慣も古くから取り入れられてきました。山手町に住む外国人から日本に初めてビールやレンガの製造法が伝わり、さらに日本初のテニスクラブが創設されたのも山手町です。そのほかにも教会や墓地、アイスクリーム、パン、競馬、ホテル、電話など、今では日本になじみ深い文化や施設も、彼らによって持ち込まれました。
現在の山手町も当時の雰囲気が色濃く残っており、洋風建築の建物を数多く見ることが出来ます。そしていまもなお、当時設立された教会や公園、外国人墓地、学校など、多くの施設が利用されています。
街全体に異国情緒が漂い、日本にいながらにしてまるで海外の街を歩いているかのような雰囲気が魅力です。
Facility
周辺施設
買い物をするなら、坂を降りれば元町があり、横浜元町ショッピングストリートや横浜中華街があります。観光客も多いですが、食べ歩きを楽しんだり、ショッピングをしたりと、いつ来ても賑やかで1日いても飽きないでしょう。また、近くにはイオン本牧店もあり、洋服や雑貨、日用品など何でも揃い、またレストランやカフェで飲食を楽しむことも可能です。
駅前にもスーパーやコンビニが多くあるため、会社帰りにさっと買い物して帰ることも容易に出来ます。日常生活で不便を感じることはほとんど無いでしょう。
Environment
子育て・教育環境
山手周辺には有名校が多く、たとえば多くのアナウンサーなどを出している名門女子校の横浜雙葉中学校・高等学校、フェリス女学院中学校・高等学校などが存在しています。どちらも高い教育水準を保つ一貫校で、非常に人気があります。また土地柄、インターナショナルスクールが多いことも特徴。1月6日まであるクリスマス、3月下旬から4月にかけて行われるイースター、7月の長い夏休みなど、西洋文化が濃く反映された暦も体感出来るでしょう。日常的に国際色豊かな環境の中で勉強や生活をすることができるため、子供にグローバル感覚を養わせたいという親御さんにはぴったりの地域と言えます。
地域の結びつきも強く、子育てに関する支援もあるので、子育てしやすいエリアでしょう。
Traffic
交通事情
山手町の最寄りの駅はJR「石川町」駅、みなとみらい線「元町・中華街」駅です。石川町駅周辺には女子校が多く、女子中高生の利用が多いことから「乙女駅」と呼ばれることもあります。通学の時間帯は生徒で混みあうことが予想されます。
元町・中華街駅はみなとみらい線の駅の中でも、横浜駅、みなとみらい駅に次ぐ第3位の乗降人数を誇るため、非常に混雑します。
バスも発達しており5本の路線が常に運行しているので、ちょっとした外出ならバスを利用するのも良いでしょう。
JRには「山手」駅もありますが、山手町自体は山手駅の北側にある石川町駅寄りにあるため、注意しましょう。
Public order
治安事情
横浜市内でもとくに有名な高級住宅街である山手町は、治安が良いエリアです。
ただ、人口が少ないことから、19時を過ぎたあたりから人通りが少ない道が増えてしまうことが難点でしょう。とはいえ歩道はきれいに整備されており、街灯もあることから、夜道でもあまり怖いことはないかもしれませんが、緑が豊かなことから物陰が多いため、注意は必要です。
また高級住宅街ですので、防犯意識は一層高めておいたほうが良いでしょう。各家でもセキュリティの強化に努めて、空き巣や窃盗などの犯罪の被害に遭わないように心がけましょう。
Neighborhood
町内会・自治会の特徴
山手町がある横浜市中区には複数の町内会・自治会が存在しています。中区だけでも130以上の会があり、連合町内会としてまとめられています。住みやすい地域づくりに貢献するため、情報交換やイベントなどを積極的に行っています。また町のルールが定められ、地域、建築、景観、施設などに関してそれぞれルールを作っていくよう取り組んでいます。これは区民が提案することもできるので、相談コーナーに相談すると検討してもらえます。このように住民の声が通りやすいよう意識されている地域です。
※引用元:中区連合町内会長連絡協議会
http://www.naka-kurenkai.org/about/
山手町(横浜)に住む方々の声
Voice
なんといっても横浜まで行きやすい。交通アクセスが非常に良いので気に入っています。駅の周辺には様々なお店がそろっていて、レストランやカフェで飲食を楽しむこともできます。何でも揃う便利なエリアで住みやすいと感じます。
(40代/男性/会社員)
とても静かで、昔ながらの洋館がたくさんあり、とてもきれいな街並みが好きです。周囲には外国人の家族も多く、皆結びつきをとても大事にするので、我が家も家族ぐるみで仲良くしています。息子の友人も多国籍です。
(30代/女性/主婦)
ハロウィンやイースター、感謝祭、クリスマスなど、外国文化を本格的に楽しむことが出来るのは、この地域の特色だと思います。とくにクリスマスは、西洋館がイルミネーションされたりフェリスでコンサートがあったりと、幻想的で素敵な時期です。
(40代/女性/主婦)
週末になれば妻と横浜中華街でグルメツアーをしたり、元町で買い物を楽しんだりすることができ、楽しく暮らせます。普通に生活しているだけでたくさんの外国人の方とコミュニケーションを取るので、英語への苦手意識もなくなります。
(20代/男性/会社員)
Pick up
山手町(横浜)の
周辺スポット情報
山手西洋館
山手に建つ歴史や伝統ある洋館を総称して「山手西洋館」と呼びます。山手111番館、横浜市イギリス館、山手234番館、エリスマン邸、ベーリック・ホール、外交官の家、ブラフ18番館のクラシカルな建物を楽しむことができ、当時の暮らしやアンティークを見ることができます。コースを決めて周りたい観光スポット。
横浜元町ショッピングストリート
文明開化とともに誕生したこの商店街は、みなとみらい線「元町・中華街駅」5番・6番の元町方面出口を抜けた先にあります。老舗ブランド、食料品から、アパレルや雑貨、日用品まで何でもそろい、レストランやカフェも充実しています。舗装された美しい街並みが特徴的で、散歩したりベンチでのんびりする人も多く見られます。
港の見える丘公園
横浜ベイブリッジや横浜港を一望出来る展望台がある、山手の丘にある公園。バラの名所として知られ、イングリッシュローズをテーマにしたガーデンでは、1年中さまざまなバラや植物を楽しむことができます。横浜にゆかりのある作家、大佛次郎氏に関する展示を行う「大佛次郎記念館」や「近代文学館」などの施設もあります。
隣花苑
ミシュランガイドにも掲載された名店。落ち着いた家庭料理が堪能でき、中でも「三渓そば」はうどんの上に豚肉や長ネギなどが載っている人気の一品。これを食べるために遠方からやってくる人もいるほど。約600年前に建てられた古民家を移築した風情ある店構えは、夏目漱石をはじめとする名だたる文豪の作品の中にも登場しています。
山手イタリア
山庭園
明治13(1880)年から明治19(1886)年までイタリア領事館があったことが名前の由来。現在はイタリアでよく見られる庭園様式を取り入れた公園となっており、美しくデザインされた四季の花々や植栽を見ることが出来ます。「外交官の家」「ブラフ18番館」へ行くなら併せて訪れたい庭園です。JR「石川町」駅元町口から徒歩5分。
横浜マリンタワー
昭和36年に完成して以来、横浜のシンボルとして港を見つめ続けてきた横浜マリンタワー。2009年にリニューアルしました。タワーの上からは横浜を見渡すことができ、カップルのデートコースとしても人気です。天気のいい日なら富士山が見えることも。ショッピングやカフェ&レストラン、バーもあります。開館時間は10時から22時半まで。
(2019年4月1日から2022年3月31日は改修工事に伴い、全館一時休館となっています。)
山手町の歴史
慶応から始まる古い歴史
山手町は慶応3年に居留地とされてから、外国人居住民の住宅が建てられるなど、日本でも異国の雰囲気が広がっている街です。西洋の文化や習慣が取り入れられたので、多くの西洋文化は山手町が発祥の地とされているほどです。横浜の開港後は、関内に設置された居留地に対して高台上に設けられたことから、「山手」という名前がつけられた由来があります。
明治12年になると、外国人居留地としての管理が横浜区に移管されて、多くの町が設けられます。道路が整備されたり公園が開園するなど、現在の街の骨格となる開発が行われました。 関東大震災で大きな被害をもたらしたため、歴史的な建物は関東大震災後に建設されました。
古い西洋文化が残るエリア
外国人居留地としてのスタートという歴史を持っている山手町は、現在においても外国人が多く住んでおり、異国の情緒ある地域となっています。山手町には山手資料館があり、昭和42年に建造された古い建物です。山手町がどのような歴史をたどってきたのか、横浜の功労者の紹介など、様々な資料を見られます。
その他にも洋館が建ち並んでおり、古き西洋文化を体感できる地域です。横浜市では7つの西洋館が公開されており、西洋文化発祥の地として多くの観光客が訪れています。例えば、1910年に明治政府の外交官の邸宅となった「外交官の家」は重要文化財になっていますし、山手234番館は1927年頃に外国人向け住宅として建設されたものです。現在においても歴史を感じさせる洋風な建物を楽しむことができます。
住民たちによって景観が保たれている
第二次世界大戦後に日本の多くの地域で復興と開発が進みましたが、山手町も例外ではなく昭和40年代にマンション建設の波がありました。しかし横浜市は市民からの要望を受けて、「山手地区景観風致保全要綱」を制定して、建築物の意匠などについて協力を求める体制を整えています。 現在でも残っているブラフ積みと呼ばれる石壁は、かつての歴史を感じさせる作りになっているため、新しい法面に変わるエリアがある一方で保存されている地区もあります。
現在においては建築物の新築や増築、さらには外観を変えたり、一定以上の木を伐採する際には、事前に届け出と許可が必要です。事前に申請が必要になるため住民たちに負担になるものですが、景観を損なわないようにと以前から協力関係があります。行政だけでなく住民たちの協力によって景観が保たれている地域です。
あえて言うなら
気になるポイント
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“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。
人口が少ないエリアのため、夜になると人通りが少なくなってしまう点は少し注意が必要でしょう。
また、住宅街の中にはあまり買い物を出来る場所がないため、家の近くで簡単な買い物をしたいとき不自由するという声も聞かれました。
坂が多いエリアでもあるため、年配の方や小さな子供、ベビーカーでの移動も少々不便かもしれません。