豪邸のこだわり・内装ピックアップガラス張り

クールスタイリッシュなガラス張りの家

高級感がある一流ホテルのようなガラス張りの高級注文住宅を建てたい方に、ガラス張りの魅力やメリットを紹介します。デメリットも併せて考慮し、ライフスタイルに合うか検討してみましょう。またガラス張りを取り入れる際のポイントや注意点も紹介するので、参考にしてみてください。

ガラス張りの高級注文住宅の魅力・メリット

1.

モダン・クールでスタイリッシュな外観

大きなガラスを採用したガラス張りの家は、モダンでクールな印象を与え、一際スタイリッシュな外観になります。高級ホテルやおしゃれなバーのような雰囲気で、アーバンな雰囲気にピッタリ。夜の外観も美しく、洗練された高級注文住宅となります。

2.

開放的で明るい

壁の替わりにガラスを使うため、太陽光を十分に取り込めるので十分な明るさがあります。圧迫感がなく開放感にあふれ、同じ広さの空間でも広く見える効果も期待できます。

3.

景色がそのまま楽しめる

高台にある、海を望む、眺望がいいなど、景色のよいロケーションに家を建てるなら、ガラス張りにすることで景色をそのまま味わうことができます。四季折々に移り変わる景色を感じながら、贅沢な時間を過ごせることでしょう。

ガラス張りの高級注文住宅のデメリット

1.

外から見られる心配がある

ガラス張りの家はガラスの部分を大きく取っているので、眺望もよいかわりに、外からも見えるということです。交通や人通りの多い場所では向かないでしょう。

外から見えないように目隠しをすると、せっかくの採光の良さや景色が楽しめなくなるためガラス張りにした意味がなくなってしまいます。

2.

断熱性能が低い

壁は内壁と外壁で成り立っており、その間に断熱材を入れて断熱性能を高めます。しかし壁のほとんどがガラス張りの家では、断熱材を入れる部分がなく、ガラス自体も壁より薄いために断熱性能が低くなってしまいます。

元々窓は、住宅の中でも最も熱が出入りする場所なので、ガラス部分の多いガラス張りの家は、冬には寒く、夏は暑いということになります。

3.

美しく保つのに手間がかかる

ガラス張りの家を建ててしまってから後悔することが多いのが、ガラスの汚れが結構目立つということです。雨や風によって外側のガラスが汚れますし、内側からも人が触れば指紋がベッタリ付いてしまいます。

そのため、ガラス張りの家を美しく保つにはガラス拭きなどの掃除が大変になります。外側の汚れは、手の届かない高い部分もあるので、掃除にも特殊な道具が必要でしょう。掃除を業者に依頼すると、そのたびにコストがかかることになります。

高級注文住宅にガラス張りを取り入れる際のポイント

1.

耐震対策をする

一般的な家では、骨組みの中に筋交いを入れたり、柱や梁の接合部分を金物で固定したりして耐震対策をします。最近では耐震構造の優れた家も開発されています。

しかしながらガラス張りの家では、ガラスの部分が多ければ多いほど耐震性能は低下します。全面ガラス張りの家にする場合には、耐震性とデザインのバランスを、設計段階から緻密に計算する高度な設計テクニックが必要です。

2.

防犯対策をする

ガラス張りの家は外から見えるため、一見空き巣に入られにくいと思いがちです。しかし夜間は照明や音で人の動きがわかりやすく、不在にしていれば外からでもすぐにわかってしまいます。

そのため不在中を狙われやすくなるため、防犯対策はしっかりしなければなりません。

3.

冬の寒さ・夏の日差し対策をする

ガラス張りの家は断熱性が低くなり、冬は寒く、夏は強烈な日差しが家の中に入ることになります。冷暖房を完備してフルに稼働させれば暑さ寒さはしのげますが、光熱費がかさむことになります。

シングルガラスではなく、ペアガラスやトリプルガラスを採用することで、断熱性を高めることができます。また、家の中に直射日光が入ってくれば、家具やインテリアなどが日焼けすることも。紫外線を透過しないガラスにするなどの工夫も必要です。

高級注文住宅にガラス張りを取り入れる際の注意点

1.

メンテナンスを考慮する

ガラス張りの家は、ガラスの掃除も大変ですが、メンテナンスも通常の家よりこまめに行う必要があります。ガラスの取付にはコーキング剤やゴムパッキンを使用しますが、これらは劣化が早いからです。5年を目安にメンテナンスを行いましょう。

家の場所や向きなどによって、紫外線や雨風、ゴミなどの影響を受け、劣化スピードが早まってしまうため、こまめに掃除することも必要です。外側からの掃除は、高い所もあるのでかなりな重労働になるでしょう。

2.

換気に気をつける

ガラス張りの家は広々として開放的な割に換気がよくありません。ガラス張りなので窓がなく、空気の入れ換えができないばかりか、設置の仕方によっては空気の流れが一方通行になり、新鮮な空気が入らないこともあります。

通気口やシーリングファン、吹き抜けなどを活用して、効率的に空気を循環させることを考えましょう。また、全面ガラス張りにせず下半分だけをガラス張りにする、壁面の一部に通気用の開閉窓を追加するなどの対策も有効です。

3.

プライバシーを確保する方法を考える

せっかくの全面ガラス張りの家に、カーテンやパーテーションなどで目隠しをするのは本末転倒です。とはいえ、外からの目が気になってストレスが溜まるようでもいけません。 プライバシーを確保するには、透明と不透明を切り替えられる瞬間超高ガラスを採用するのもひとつの方法ですが、高いコストがかかります。

庭の生け垣や、ガーデンルームなどのエクステリアで目隠しするのもおしゃれです。それよりも大切なのは、ガラス張りの家にしたい場合には、人の目が気にならない場所を選ぶことです。土地を選ぶときから考慮しておくとよいでしょう。