豪邸のこだわり・内装ピックアップシャンデリア

優美で華やかな
空間を作り出す

圧倒的な存在感で空間に華やかさをそえるシャンデリア。単なる照明器具にとどまらず、インテリアとしても活躍し、きらびやかな雰囲気を演出してくれます。
ここでは、シャンデリアの基礎知識やメーカー、設置場所、選ぶポイントなどを紹介しています。

シャンデリアでラグジュアリーな部屋を作るために
知っておきたい

3つの要素

シャンデリアでラグジュアリーな部屋を作るためには、シャンデリアを構成する要素「美しいシルエット」「格式高い雰囲気」「癒しの空間を作り出す効果」などを知っておくとよいでしょう。また、メーカーや設置場所ごとのメリット、選び方も理解しておく必要があります。

シャンデリアを構成する要素

1.

美しいシルエット

シャンデリアとは、天井から吊るすタイプの多灯装飾照明器具のこと。10世紀頃に宮廷や教会などで用いられていた燭台が原型になっており、さまざまな形状の物が作られています。
ロマネスク様式やゴシック様式などのクラシックなものから、デザイナーが意匠を凝らしたモダンシャンデリアまで多種多様なタイプがあります。
いずれのシャンデリアも、上品で美しいシルエットや、細かな装飾が施された華やかな外観が特徴です。

2.

格式高い雰囲気

シャンデリアは明るさを得るための照明器具ですが、室内に格式高い雰囲気を与えるインテリアの一つでもあります。
優美な装飾で華やかさをプラスし、部屋の雰囲気を変えてくれます。殺風景な部屋も、シャンデリアを設置することで、ゴージャスでラグジュアリーな空間に。高級感漂う室内空間が実現できます。

3.

癒しの空間を作り出す効果

シャンデリアは明かりが直接目に飛び込んでこない間接照明です。主照明としてではなく、補助照明として使用されることがほとんどなので、周囲を包み込むような柔らかな灯りが特徴です。
このため、部屋に華やかさをプラスするだけでなく、癒やしの空間を作り出すことができます。

豪邸に設置したい高級シャンデリアメーカー

1.

バカラ

世界的に有名なクリスタルガラスのメーカーであり、フランスのラグジュアリーブランドです。グラスなどのテーブルウェア、シャンデリア、花瓶や香水瓶、アクセサリーやジュエリーなどを展開しています。
バカラのシャンデリアは自社の強みを活かすクリスタルを使用し、一つひとつ熟練の職人が手がけています。クラシックなタイプだけでなく、モダンなタイプのデザインもあり、こだわりぬいた繊細な装飾が特徴です。

2.

スワロフスキー

1895年にオーストリアで創業したクリスタルガラスのメーカーです。クリスタルのカットと研磨を行う機械を発明したスワロフスキーは高品質なクリスタルの製造に強みをもつメーカー。
ジュエリーやアクセサリーの他、シャンデリアなどの室内装飾も展開しています。ベルサイユ宮殿やオペラ座のシャンデリアパーツを手がけたことでも有名です。
スワロフスキーのシャンデリアは、特殊なカット加工によるクリスタルガラスを使用しているため、美しい輝きを備えているのが特徴です。

3.

YAMAGIWA

YAMAGIWAは照明器具の企画・開発・製造・販売を行っている日本の会社です。シャンデリアはモダンなデザインを中心に幅広い商品ライナップがあります。
シャンデリアとしてはリーズナブルな価格で、日本の住宅にも設置しやすい小型の製品が多いという特徴があります。個性的なデザインにこだわりたい人や、さまざまな素材・デザインの中から選びたい人におすすめです。

設置場所ごとのメリット

1.

リビング

シャンデリアが設置される場所として多いのがリビング。家族が必ず集まる場所であり、来客時にも使用される場所なので、華やかで高級感漂う室内空間を実現するために設置されることが多いのです。
また、夜は直接照明を消し、シャンデリアの灯りだけにすることでムーディーな空間を演出もできます。

2.

ダイニング

ダイニングテーブルの真上にシャンデリアを設置すると、優雅な食卓を演出できます。シャンデリアは柔らかな灯りなので、料理を美味しく見せるとともに、温かみのある食卓となります。家族と食卓を囲むひと時が、充実したものになるでしょう。

3.

キッチン

シャンデリアの灯りは長い時間、照明の下にいても疲れないので、意外なことにキッチンにもおすすめです。自分好みの空間を演出するため、あえてキッチンにシャンデリアを設置する人もいます。ダイニング同様に、食材や料理が美味しそうに見えるので、料理するモチベーションも上がります。

4.

寝室・書斎

シャンデリアの柔らかな灯りは寝室にもおすすめです。就寝前のひと時を過ごすのには蛍光灯のくっきりとした灯りよりも、間接照明であるシャンデリアの灯りの方が向いています。
また、書斎でも仕事や作業するときは蛍光灯を使用し、仕事や作業が終わった後や休憩時のリラックスタイムはシャンデリアの灯りのみで過ごすといった使い方もできます。

5.

玄関

家の雰囲気を格式高く場合は玄関にシャンデリアを設置するのもおすすめです。玄関の雰囲気が一気に華やかになり、上品に見せることができます。
また、シャンデリアは細部までこだわったデザインのものが多いので、個性的な住まいを演出したい場合にも向いています。

シャンデリア選びのポイント

1.

サイズ

シャンデリア選びでは、まず、サイズのチェックが重要です。シャンデリアはもともと堅牢な石造りの建物や教会などの大規模公共施設向けに発展していったもの。
このため、デザインや素材によっては、かなりサイズが大きいものも存在します。吊り下げると天井から1m以上、下がってくるタイプもあります。
このため、実際に設置してみたところ、部屋のサイズに対して大きすぎて邪魔になってしまうことがあるのです。設置できたとしても圧迫感を感じたり、部屋の居住空間が狭くなってしまったりすることがあります。
大きいサイズのシャンデリアを設置する場合は、吹き抜けなど天井が高い場所や空間が広く、邪魔にならない場所に設置する必要があります。シャンデリを選ぶ際は、設置したい場所に適しているサイズかどうかよく確認しましょう。

2.

取り付け器具・取付方法

シャンデリアの設置場所に取り付け器具である引っ掛けシーリングや埋め込みローゼットがあるかも確認しておきましょう。引っ掛けシーリングや埋め込みローゼットがあれば、引っ掛けシーリングタイプのシャンデリを選ぶことで、自分でも取り付けられます。
しかし、シャンデリアが引っ掛けシーリングタイプでない場合や、そもそもシャンデリアに合った引っ掛けシーリングや埋め込みローゼットが設置場所にない場合は電気工事が必要になります。

3.

重さ

シャンデリア選びでは、重さのチェックも重要です。クリスタルガラス製で装飾が豪華なものや、灯数が多いもの、サイズが大きいものは重量があり、天井が重さに耐えきれないことがあります。
重量があるシャンデリアを設置したいけれども、天井が重さに耐えきれない場合は天井の補強工事が必要です。また、取り付け器具である引っ掛けシーリングや埋め込みローゼットにも耐荷重量があるので、取り付け器具を利用してシャンデリアを設置する場合はこの耐荷重量の範囲内でなければいけません。
取り付け器具がシャンデリアの重さに耐えられるのかも確認しておきましょう。重いシャンデリを取り付けたい場合は、取り付け器具を交換しなければならないこともあります。