日本の高級住宅地と豪邸百科 国立市(東京)
国立市に
高級注文住宅・豪邸を建てるなら
知っておきたい基礎知識

国立市の特徴は?
中央線が通る多摩地区有数の高級住宅街で、
緑が豊かな文教地区
JR中央線が通る国立駅は、新宿駅までの所要時間が快速電車で32分ほど、東京駅までは45分ほどと通勤にも便利なエリアにあります。
国立駅南口から南に伸びている「大学通り」の駅前広場や沿道には約200本の桜と、イチョウが交互に植えられていて、春には桜が咲き乱れ、秋にはイチョウが黄金色に輝く光景が楽しめるでしょう。
1952年には東京で初の文教地区の指定を受け、現在も一橋大学や桐朋学園をはじめ数多くの教育施設が存在。
ジャズやクラシックを楽しめるバーや喫茶店、多摩地区最大のライブハウスなど音楽が楽しめる環境も豊富なほか、20軒を超えるギャラリーが点在するなど緑に溢れた文化的な街です。
Attraction
街の魅力は?
国立の美しい街並みの基盤は、現・西武グループである「箱根土地株式会社」の創始者、堤康二郎氏によって作られました。ドイツの学園都市ゲッティンゲンから着想を得て、高等教育施設と住宅地を一体的に開発する「学園都市」構想を策定したことから、現在でもどこかヨーロッパ風の美しさが残っています。
桜の名所とも知られ、1977年から毎年春には「さくらフェスティバル」を開催。露店やフリーマーケットが出店され、多くの市民に親しまれています。秋には桜と並んで植えられたイチョウが黄金色に輝くなど、四季の移り変わりも楽しめるエリアです。また、緑あふれる崖の連なりである「国分寺崖線」や国分寺駅南口に広がる国の名勝にも指定された「殿ヶ谷戸庭園」なども近くに存在し、とにかく自然が豊かなのも特徴の一つ。
さらに国立駅のあるJR中央線の近隣駅には「立川」駅をはじめ、ショッピングやレジャーにも人気の「吉祥寺」駅や「三鷹」駅、「高円寺」駅などがあり、休日の買い物やお出かけにも事欠かないでしょう。
緑豊かな住環境、充実した教育施設、都心へのアクセスの良さ。どれをとっても都内屈指のレベルを誇り、ファミリー層だけではなく学生から年配の方まで幅広い年代に愛されている街と言えます。
Facility
周辺施設
国立駅の隣にある立川駅には「グランデュオ」をはじめ「伊勢丹」や「高島屋」、「ルミネ」、「IKEA」などとにかく商業施設が多くあるため、大きな買い物などはそちらを利用するのが便利です。
国立駅前にも24時間営業のスーパーやコンビニはあるため、夜遅くなった時のちょっとした買い物には困らないでしょう。ただし、逆に駅前を離れてしまうと住宅街が広がっていますので、駅から遠く離れた場所に住んでいる方は不便さを感じるかもしれません。
病院も点在しているため、もしもの時も安心です。
Environment
子育て・教育環境
東京で初めて文教地区に指定されたエリアだけあって、非常に教育に力を入れている街です。一橋大学や桐朋学園、東京女子体育大学などがあり、それに伴ってか小学校から高校まで公立・私立まで揃っており、教育には多くの選択肢が存在しています。
市内にも学習塾や英会話教室、バレエ教室なども点在し、習い事も充実。
平成29年度からは待機児童解消対策推進担当を新設し、保育園等の整備や定員数の拡大などに取り組んでいます。また、街には子供と一緒に遊べるような自然あふれる公園も多くあるなど、街全体で子育てをバックアップしていると言えるでしょう。
Traffic
交通事情
国立エリアの最寄り駅はJR中央線の国立駅です。JR中央線は東京の主要駅である新宿駅まで快速電車で32分ほど、東京駅までは45分ほどで行けるなど、アクセスは良いと言えます。
南武線矢川駅や谷保駅なども近くにありますので、合わせて利用すると良いでしょう。
また、府中や聖蹟桜ヶ丘、立川方面にもバスが出ていますので、交通手段の選択肢は多いです。
しかし、JR中央線は各駅停車しか止まらず、通勤時間はかなり混雑するのが気になる点。
街中には一方通行の道路が多い上、駐車場の料金が高く、細くデコボコした道も多いので車の利用には注意しましょう。
Public order
治安事情
国立市は条例でパチンコ店やゲームセンターなどの店舗が規制されているため、歓楽街や娯楽街がなく街中がクリーンで、深夜でも安心して出歩けるくらい治安の良いエリアです。
また、文教地区に指定されているので学生の数も多いですが、決して賑やかな印象はなく、むしろ逆に落ち着いておりおおらかな雰囲気が流れています。現に、犯罪率も極めて低い街です。
ですが、豪邸を狙った空き巣や窃盗が発生しないとは限りませんので警備会社との契約やセキュリティの強化は忘れず行うようにしましょう。
Neighborhood
町内会・自治会の特徴
国立市内には、2021年6月現在70を超える自治会が存在し、それぞれにお祭りの開催や防災対策、地域清掃、防犯灯の設置や維持管理、防犯パトロールなどを行っています。
町内会、自治会の参加は決して強制ではありませんが、いざと言うときに助け合える関係性を築くためにも市も積極的に参加を勧めています。国立市の公式webサイトで各自治会の入会方法やこれまでの活動などを窺い知ることもできますので、ぜひ参考にしてみてください。
国立に住む方々の声
Voice

とにかく自然が豊かな街です。大学通りや桜通りには桜が並んだ道路が続き、緑豊かな公園も多くあります。国立駅前にはおしゃれなカフェやいろいろなお店があり、便利な上に楽しく過ごせる空間も多くあるのでこの街に不満はありません。あえて言うなれば、近隣駅の谷保駅前が国立駅より栄えていないこと。しかし国立駅も近いのでそこまで不便ではありません。
(20代/男性)

国立駅自体には大きなショッピングセンターやデパートはなく、ショッピングや買い物などは最低でも隣の駅まで出かけていかなければなりません。その分国立市にはゲームセンターやパチンコ店などがなく、深夜でも出歩けるくらい非常に治安の良い街です。
(20代/男性)

国立駅前には飲食店は豊富で、イタリアンやフレンチ、ラーメン、カフェなど若者からファミリー層まで楽しめるお店がたくさんあります。学園都市としても有名ですので、治安も良く安心して生活ができるでしょう。
(20代/男性)

よく治安が良いと言われている通り、安全で住み心地の良い街という印象です。市内にはたくさんの桜が植えられており、シーズンにはあちこちで花見の宴会をしています。国立駅前の大通りを歩行者天国にするなどイベントも豊富です。ファミリー層からご老人の方まで住みやすい街と言えます。
(30代/女性)
Pick up
国立市の
周辺スポット情報
nonowa国立
「緑×人×街つながる」をコンセプトとした国立駅高架下の商業施設です。東西にフロアが分かれており、EASTエリアにはカフェや本屋、インテリア雑貨店があり、WESTエリアには飲食店を中心とした店舗が集まっています。
谷保天満宮
東日本最古の天満宮と言われています。社伝によると、903年(延喜3年)に菅原道真の三男・道武が父を祀るための廟を建てたことが始まりだそうです。交通安全発祥の地とも。
大学通り
JR中央線国立駅の南口から一橋大学に向かって約1.8km続く通りです。通りの両端には桜とイチョウの木が並び、四季折々の違った表情を見せ、行き交う人を楽しませています。
国分寺崖線
武蔵村山市から田園調布付近まで続く崖で、多摩川の水の流れが作り出した緑豊かなスポット。そのため、「みどりの生命線」とも呼ばれており、多くの生物にとっても重要な生息空間となっているようです。小金井から国立のエリアは、JR中央線と並行するように東西に延びています。
殿ヶ谷戸庭園
有料の都立庭園です。武蔵野の自然の地形を巧に生かした「回遊式林泉庭園」が見られ、平成23年9月には国指定の文化財(名勝)とされています。開園時間は朝9時から夕方4時30分まで。ゴールデンウィーク期間中のみ午前9時から夕方5時30分までです。
ロージナ茶房
1954年にオープンした国立を代表する喫茶店。一橋大学の近くに位置し、大学の教員や、学生たちに長く愛されてきました。人気メニューはビーフストロガノフやシーフードカレー、ビーフドリアなど。営業時間は11:00〜22:00まで。
国立市の歴史
もともとは雑木林が生い茂るエリアだった
多摩地域中部に位置する国立市。「国分寺」と「立川」の頭文字が合わさって生まれた地名で、1951年に町制に移行し国立町が誕生しました。この地名が付く25年ほど前には、既に「国立駅」が開業しており、自治体が後からできたという珍しいケースです。
現在の国立市はもともと「谷保村」と呼ばれており。雑木林が生い茂るエリアでした。そんな国立市は栄えるきっかけとなったのは、西武グループの源流企業による土地開発と分譲です。計画の始まりとなった人物は、当時の箱根土地のトップである堤康次郎と東京商科大学の初代学長である佐野善作です。東京商科大学は1923年に発生した関東大震災によって大きな被害を受け、新校舎の建設地を現在の国立市に決定。ここから国立市は多くの人でにぎわう街へと変貌を遂げていきます。
学園都市として発展を遂げていく
関東大震災をきっかけに東京の人口が都市近郊部へ移動するのと同時に、国立市の学園都市計画も本格化していきます。都市開発というと「反発する人も多かったのでは?」と考える人も多いかもしれませんが、国立市の学園都市計画に関しては賛同する人が多かったようです。地元の人たちも協力体制であったため、箱根土地のトップである堤康次郎は今でいう練馬区大泉学園から埼玉県新座市栄までの土地を購入し、計画をスタートしました。東京商科大学が国立市に移動したのは、国立駅が開業した1年後の1927年です。
東京商科大学の移設の前年には国立音楽大学、1927年には一橋大学が国立市に設置され、1929年に南武線が開通するなど、都市基盤が固められていきました。1952年には文教地区指定を受け、国立市の豊かな教育環境が法によって守られるようになりました。
都市と自然が融合した「ちょうどいい街」
国立市のシンボルともいえる桜並木は、平成天皇の誕生日を記念して植えられました。樹齢70年以上の桜の中には弱ったものも見られるようになりましたが、美しい桜を守るために「くにたち桜守」という団体が誕生。桜の木の下には春を告げる花々も植えられ、当初よりも華やかな雰囲気になっています。もちろん春だけでなく年中通して季節の花木を楽しめるため、自然と触れ合いたいという人にもおすすめのエリアです。
また、国立駅南口や高架下につくられた商業施設「nonowa国立」や立川駅に直結した商業施設「グランデュオ立川」など、ショッピングを楽しめるスポットも豊富。これらの近代的な建物と長い歴史をもつ寺社が混在している国立市は、どこか非日常的で不思議な雰囲気も持っているのが特徴です。
あえて言うなら
気になるポイント
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現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。
治安も良く、ショッピングに便利な駅が隣にありますので、あまり大きな不満は無いようです。しかし、あえて言うなれば国立駅自体にはホームセンターがなく、電球が切れたなど日常の些細な買い物には不便と言えます。
また、JR中央線の各駅停車しか止まらず、朝の通勤ラッシュの時間帯は非常に混雑しますので、電車での通勤は大変かもしれません。デコボコで狭い道も多いので、車を利用する場合は気をつけましょう。