建築家・丹下健三とは
ここでは、建築家・丹下健三の実績や建築の魅力、代表作について紹介しています。理想の高級注文住宅を建てるための参考にぜひお役立てください。
丹下健三とは
丹下健三は、日本国内外で活躍し、日本の建築家としてはじめて世界に認知された大阪生まれの建築家です。戦災復興都市計画に参加して、戦後の復興に尽力しました。
日本の近代建築の基礎を作り上げたとも言われており、その国を超えた活躍は「世界のタンゲ」と称されています。
丹下健三の
設計・デザインの魅力とは
丹下健三の建築は、大規模な建築や国家レベルの建築物が多いことで有名です。そのため、その土地のシンボルとなるような存在感のあるデザインが特徴的です。
日本の伝統とモダニズムの融合
日本の伝統的なスタイルにモダニズムを融合させたのが丹下健三のデザインの魅力。
建物の構造や内部は機能的で外観は曲線美が際立つ、ポストモダン建築を思わせる建物も多くあります。
建築家丹下健三の
代表作
丹下健三の建築物は、誰もが一度は目にしたり訪れたりしたことのある建物ばかりで、今でも都内で多く見られます。ここからは、丹下健三の代表作の一部をご紹介します。
国立代々木競技場
東京都渋谷区にある国立代々木競技場は、1964年に開かれた国際的スポーツイベントのために建築された屋内総合競技場です。
当時、世界でもまだ例の少なかった「吊り屋根方式」を採用したのが丹下健三でした。
観客の流動が機能的にも心理的にも円滑に行われる空間を追求した結果、この方式に行き着いたと言います。
東京都庁
新宿のランドマークのひとつ、東京都庁舎も丹下健三デザインの建築物です。完成当時、高さ243メートルの都庁は日本一の高さを誇っていました。
パリのノートルダム大聖堂をモチーフにしたツインタワーは第一本庁舎で、ポストモダン建築を思わせる個性的な風格。そのほか、第二本庁舎、東京都議会議事堂から成っています。
45階にある展望台は一般公開されており、地上202メートルからの眺望を楽しむことが可能。今では国内外から多くの観光客が訪れる、東京観光名所のひとつとしても知られています。
フジテレビ本社ビル
東京・お台場のランドマーク的存在として有名なフジテレビ本社ビルも、丹下健三の代表建築物。格子状のメタリックな構造体に大きな球体が組み込まれた、独創的なデザインです。
中央部の格子状の空洞からは反対側の景観が見えるほか、メディアタワーとオフィスタワーに分かれたタワー間を繋ぐ連絡通路になっています。
大きな球体、通称「はちたま」は展望室になっており、見学も可能。
外装の素材は、ビル本体がアルミ合金なのに対し、はちたまはチタンが採用されています。違う材質を使うことで、球体のシンボル性をより高める効果が生まれました。
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アーキテクツ
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。