邸宅にあしらう上質な家具たち
室内の空気感を
決める上質な家具選び
部屋の内装は、最終的なインテリア家具を配することで、完全なる完成を迎えます。こだわりの部屋の空気感を決定づける家具は、どのように選んでいけばよいのでしょうか。
邸宅の空気をつくる
家具選び・内装のポイントは
内装を上質に創りあげるためには、空間を構成する仕上げ材の存在と、ソファーやダイニングテーブル、照明器具など、大型のインテリア家具の存在が必要となります。仕上げ材は、室内での使用面積が一番大きく、空間デザインの方向性を決める役割があるため、色や素材選びにはプロのインテリアコーディネーターに相談しながら決めるのが近道。インテリア家具においても、存在感の大きいソファーやカーテンなど、部屋の中でもとくに大きな面積を占めるもの、目立つものから決めていくことがポイントです。もしも家を建てる前からすでに「コレ」と決めている家具があるのなら、あらかじめその家具ありきで内装デザインについて建築家やインテリアコーディネーターと相談しておくと、配置場所や周囲のカラーリングを合わせるなど、調和を意識して設計することができ、部屋の完成度はさらに高まります。
エグゼクティブに愛される
不変の名デザイン家具
誕生以来今日まで、その素晴らしいデザイン性から世界中のエグゼクティブに選ばれ続けている「不変の名デザイン家具」を、いくつかピックアップしてご紹介します。
- アームチェアの名作「バニティフェア」
- 世界的なリーディングカンパニーとして名高い家具業界の名店、イタリアの「ポルトローナ・フラウ社」のアームチェアです。1930年代に作られたアームチェアの原型ともいわれる名作の復刻モデルで、丸みのあるデザインや背面の革で覆ったリベット留など、細部にまでこだわりが行き届いた優美なアームチェアです。
- 個性が光るソファ「DS-600」
- 世界最高峰の革張りブランドであるスイスの「デセデ社」を代表する、ロングセラーモデルのソファです。小さなピースを繋ぎ合わせてつくられるソファで、自由に弧を描いていくことが可能。長さや形を自由自在に調節でき、別名「スネーク」とも呼ばれている、存在感ある個性が光る革張りソファです。
- 休養のための機械と呼ばれた「LC4」(シェーズロング)
- イタリアの有名家具会社「カッシーナ」の寝椅子。スイス生まれの偉大なフランス人建築家、ル・コルビュジエがデザインし、1929年に発表されたモデルです。コルビュジエ自身が「休養のための機械」と呼んだように、体の線に合わせて綿密にデザインされたフォルムは、独創的でありながら素晴らしい座り心地も提供しています。
- 漆の和が美しいサイドボード「ジェームス70」
- モリシゲは、漆塗り家具ブランドとして世界的に知られている日本の家具メーカーです。シンプルでありながらこだわりの北海道産の木材で作られたサイドボード「ジェームス70」は、その風合いや耐性を高める作用もある漆塗りが、洋風な家具に和の落ち着きと美しさをもたらしている作品となっています。
歴史に名を残すプロダクトデザインの
巨匠たち
奥深いプロダクトデザインの世界。こちらでは、とくに世界的評価が高く、エグゼクティブの中にも作品の愛好家やコレクターが多数存在する、偉大なプロダクトデザイナーたちをご紹介します。
- ル・コルビジェ
- 20世紀を代表する近代建築理論家の巨匠であり、優れた家具デザイナーでもあったフランス人建築家です。1928年に、彼のいとこたちとデザインした金属製の家具「LCシリーズ」は、今でも傑作として高い人気を誇っています。
- アルネ・ヤコブセン
- 20世紀を代表するデンマークの建築家であり、プロダクトデザイナーです。モダニズムの旗手として注目を集め、その代表作には成形合板の「アントチェア」や発泡ウレタンに布や革を張った「エッグチェア」があります。
- アルヴァ・アアルト
- フィンランドの建築家であり家具デザイナーで、木材など自然素材を活かしたぬくもりのある作品で知られています。妻と共同でデザインした家具の代表作には、「スツール60」「ダイニングテーブル」といった作品があります。
- 剣持勇
- 日本を代表するインテリアデザイナーで、戦後にジャパニーズ・モダンデザインの礎を創った人物の一人と言われています。「ラタンチェア」「スツール」「イージーチェア」など、数々の名プロダクトを世に生み出しました。
- ハンスJウェグナー
- 20世紀の北欧デザイン界を代表する、デンマークの家具デザイナーです。特に椅子のデザインを追求し、500種類以上の椅子をデザインしました。代表作には、中国の明朝時代の椅子に影響を受けた「FH-4283(チャイニーズチェア)があります。
- ジャン・プルーヴェ
- ル・コルビュジエと同年代に活躍した、フランスの建築家・家具デザイナー。彼のつくる合理的で無駄の無いプロダクトは、ブラッド・ピットをはじめ多くの海外セレブがコレクターとなっており、中でも1930年に制作した「スタンダードチェア」は、デザイナーズ家具を代表する逸品と言われています。
- チャールズ・イームズ
- 妻のレイ・イームズとともに、20世紀のデザイン業界を牽引した、アメリカを代表する建築家兼家具デザイナー。積層合板やプラスチック、金属などの素材を用いた斬新で近代的なデザインが有名です。代表作には、積層合板で作った「プライウッドチェア」があります。
探し求めていた家具がきっと見つかる
インテリアブランド
洗練されたラグジュアリーな空間を創り上げるためにぜひ検討したい、世界の一流高級インテリアブランドを紹介します。
- CASSINA
- 現在、世界で最もハイエンドな家具ブランドとして名高い「Cassina(カッシーナ)」。名立たる世界の巨匠達がデザインを手がけ、芸術品としての価値を感じさせるインテリアが取り揃います。国際市場においても信頼の厚い会社です。
- POLTRONA FRAU
- 1912年に設立された「POLTRONA FRAU」は、その長い歴史の中で全ヨーロッパ王室の専属家具ブランドにもなりました。レザーや天然材質を使った精巧な手工工芸のオーダーメイド家具は、世界各国で愛用されています。
- NATUZZI
- 居心地が良く多機能なソファや高品質なアームチェアなど、モダン家具業界の先頭を走るイタリアの高級家具ブランドです。ラグジュアリーでありながら、上質で高品質な革素材の作品が高く評価されています。
- BAXTER
- 革ソファを含めるモダンなシリーズが人気の、イタリアの家具ブランドです。高級な革を使い伝統的な手作りで作られる家具は一流の工芸品に等しく、厳しい顧客の要望にも応えるブランドとして人気を得ています。
- FENDI CASA
- 「FENDI CASA」は、有名ブランドである「FENDI」の家具ブランドです。現代的な素材と細部まで伝統的な職人技にこだわった独創的な家具たちは、エレガントな魅力にあふれていて、贅沢な雰囲気を漂わせています。
- 松創
- 広島にある日本を代表する家具ブランド「松創」。「一つの芸術品を創る気持ちで家具を作る」という信念を基本とし、優れた材料にこだわり、技術と職人技をもって、100年先にも愛され続ける感性豊かなオーダーメイド家具を提供しています。
〈sponsored by〉
アーキテクツ
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。