日本の高級住宅地と豪邸百科 山手町(芦屋市)の高級注文住宅・豪邸

山手町(芦屋市)に似合う高級注文住宅・豪邸カタログ

山手町(芦屋市)に豪邸を建てるなら、こんな邸宅はいかがでしょうか。高級注文住宅専門の建築設計事務所HOPが手掛けた全国の邸宅から、兵庫県芦屋市の山手町エリアに似合う高級注文住宅例を、編集部がご提案します。

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“モダン”と“クラシカル”を
品よくまとめあげた

モダンで洗練されている一方で、アンティークのようにクラシカルな一面も併せ持つ、芦屋。ハイソサエティな街の代名詞として全国的に知られる芦屋だが、街全体からにじみ出る独特の上品さは、一朝一夕では辿り着き得ない空気感だ。そんな芦屋山手町に邸宅を構えるなら、モノトーンを基調としながらもどこか温かみがあり、上質なセンスを感じさせる、こんな邸宅はいかがだろうか。和と洋を絶妙にミックスさせながら、どの空間も品良く、そしてモダンにまとめあげられている。

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澄んだ水の中庭が、
日常を非日常に変える。

まるでスポットライトを浴びて輝くステージのように設えられた、幻想的な中庭。リビングダイニングを始め、家のどの位置からもこの美しい空間を見つめることが出来る。雑多な日常を忘れ去せる力を持つ、非日常のパワースポット。

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大好きなシネマは、
最高の環境で愉しみたい。

最高の音質を独り占めできる座り心地抜群のリクライニングチェアは、いつだって特等席。時には愛する家族と、時には友人たちを招いて、そして時には独りで。何物にも代えがたい、“人生を豊かにする上質な時間”を、自邸に。

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一日中いても飽きない、
魅惑のバスルーム。

くつろぎと癒しに徹底的にこだわって作られた、家族のためだけの極上スパ。広々ジェットバスで心身ともにすっきりとした後は、季節によって表情を変えてゆく山手の景色が楽しめるテラス席で、心行くまでのんびりと過ごしたい。

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山手町(芦屋市)に
高級注文住宅・豪邸を建てるなら
知っておきたい基礎知識

山手町(芦屋市)の特徴は?

住宅街から海を望めるロケーションが◎

山手町は、芦屋の山の手にある緑豊かな高級住宅街。三条町・東山町とともに大正初期から開発が始まった地域で丘陵地にあり、大阪湾を望める眺望のよいエリアとして愛されています。
この地域が正式に山手町となったのは1944年のことですが、その名の由来は「芦屋の山の手にあるから」という理由ではないようです。一説では、1934年に開校した村山手小学校から取られたと言われています。
町の北側は超高級住宅街である六麓荘町に近くなっており、南にはヨドコウ迎賓館をはじめとするアート施設なども多め。戸建ての多い高級住宅地でありながら新築マンションなども見られ、昔からの住民と新しい住民が入り混じったエリアでもあります。

山手町(芦屋市)の坪単価は?

117247円/坪
※2021年(令和3年) 時点

参照元:土地価格相場が分かる土地代データより
https://tochidai.info/

Attraction

街の魅力は?

芦屋の南斜面地で、六甲山の麓にある山手町。遠くは大阪湾まで見渡せる高台の街で、生け垣や住宅の植栽などで緑も豊か、町にいながら身近に自然を感じられる環境となっています。
山手町は全エリアが第1種低層住居専用地域となっており、一戸建て中心の整った街並みが魅力。低層の家が多いため景観がよく、落ち着いたたたずまいとなっています。それぞれの住宅は敷地が大きく、まさに豪邸と呼べる建築物が多く見られます。外観や植栽にこだわったデザイン住宅が立ち並んでおり、高級住宅地である山手町のブランド性を高めています。
商業施設がほとんどないためグルメスポット等は少ないですが、芦屋まで足を伸ばせばオシャレなカフェやベーカリー、ショッピング施設も豊富に揃います。

Facility

周辺施設

スーパーマーケットは芦屋川駅の近くにいかりスーパー芦屋店、コープミニ西芦屋がありますが、どちらも山手町からは徒歩15分ほどかかります。駅から住宅街までは急な坂が続くエリアが多いため、重い買い物袋を持って徒歩で移動するのはなかなか困難。いかりスーパーには120台ほど停められる大型駐車場もあるので、買い物には車を使ったほうがよいでしょう。
また、芦屋川駅の北口にはサンモール山手商店街があり、こちらは魚屋・肉屋・和菓子屋・居酒屋といった個人商店が豊富。老舗のショップからこだわりの雑貨屋まであり、バラエティに富んだショッピングを楽しめます。
医療施設も芦屋川駅周辺に集中しており、外科・内科・皮膚科・小児科などが開設されていますが数は少なめ。大きな病院となると、朝日ヶ丘町にある芦屋セントマリア病院(内科・消化器科)などへ足を延ばす必要があります。やや距離はありますが、緊急時は24時間対応を行っているので安心です。

Environment

子育て・教育環境

山手町の学区は山手小学校・山手中学校となっており、学区内であれば学校までの距離は徒歩10~15分ほど。比較的近い距離に学校があるため、安心して子どもを通学させることができます。
高等学校には私立甲南高校があり、ここは付属中学校からの中高一貫教育を行っているのが特徴。創立から90余年という伝統ある学校で、部活動なども活発です。
保育施設としては、西山幼稚園・山手夢保育園・芦屋山手ナーサリーがあります。西山幼稚園は自然に恵まれた環境にあり、定期的に城山登山をするなどの活動が個性的。山手夢保育園は芦屋川駅からすぐのところにあり、利便性の高い施設。広々とした園庭も人気です。芦屋山手ナーサリーは兵庫県認可保育所となっており、「知・情・体」をベースにした総合乳幼児教育を行っている施設。生後3か月の子どもから、未就学児まで対応しています。

Traffic

交通事情

山手町の最寄り駅は、阪急神戸線の「芦屋川駅」。そのほかにも、JR東海道本線「芦屋駅」、阪神本線「芦屋駅」なども利用できます。阪急芦屋川駅は普通電車しか停まらないため、特急を利用するなら隣の「夙川駅」などで乗り換えが必要。電車の遅延などが起こると通勤・通学に影響が出るため、時間には余裕をもって出かける必要があります。
バスは芦屋川駅から運行していますが、曜日・時間帯・場所によっては1時間に1本くらいしかバスが来ないのがデメリット。乗り遅れると1時間以上待たなくてはならなくなるため、時間は厳守です。駅から住宅街まで自転車で…という選択肢もありますが、その道のりは急坂が続いており、自転車での移動は非現実的のよう。電動アシスト付き自転車ならあるいは…と思いますが、付近の住民の声を見てみると、町内を自転車で移動している人はほとんど見かけられないようです。

Public order

治安事情

山手町は芦屋でも屈指の高級住宅街であり、住民も落ち着いた方が多く治安は良好。街の中もキレイに清掃されており、整った街並みが維持されています。地域内に警察学校があることも、安心要素のひとつとなっているようです。
最寄り駅である阪急「芦屋川駅」までは坂道ではありますが、車通りが激しくないため子どもにも安心。ただ、街灯の数が少ないため夜になると薄暗く、やや不安を感じる方もいるようです。
芦屋川駅の南側エリアは、夜間になると酔っ払いや若者たちが集まることもあるといった声も。しかし、避けるべきエリアや時間を決めておけば安心といえますので、それほど神経質になる必要もないでしょう。

Neighborhood

町内会・自治会の特徴

芦屋市内には「まちづくり防犯グループ」という60の団体があり、それぞれが各種活動を行っているのが特徴。もちろん山手町にも、山手町防犯パトロール隊があります。
このまちづくり防犯グループは平成16年(2004年)に兵庫県から支援を受けて立ち上げられたものであり、子どもの見守り活動・防犯パトロール・街の美化活動・挨拶運動などを自発的に実施。「自分たちの住む町の安全は、自分たちで守る」という高い意識のもと、グループ会誌の発行や研修会などを活発に行っています。
とくに子どもたちの見守り活動については、近隣の自治体とも強力に連携。各自治体・山手コミュニティスクール(山手コミスク)が中心となり、山手小学校の通学時間に合わせて通学路の各ポイントに立ち、子どもたちの登校を見守っています。

山手町(芦屋市)に住む方々の

Voice

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芦屋川駅を最寄りとするエリアに住んでいました。この地域はとても美しく整った街並みで、完成されている住宅街です。車で30分ほどのところに有馬温泉があるので、わりと気軽に温泉を楽しむこともできます。日々の疲れを癒せるので、おすすめですよ。

山手町(芦屋市)に住む方々の声_002

豊かな自然に囲まれた街で海も近く、川も流れていて非常によい住環境となっています。住民の意識も高いので、街にゴミが散乱している…なんてことはありません。電車は3路線通っているのでそこそこ便利ですが、バスが少ないのがネックですかね。

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坂の多い街で、山の上のほうになると緑が多くなっています。山の上になるにつれて交通の便はイマイチになりますが、街と自然が共存している環境はとても素晴らしいものだと思っています。空気も街中と違って澄んでいますし、気持ちがいいです。

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オシャレな街並みで、落ち着いたムードのお店が多い感じです。駅前もゴチャついていなくてスッキリしていますし、ちょっと距離はありますがカフェなどもあります。レストランなども数は多くないですが、雰囲気のよいお店が多いですね。

Pick up

山手町(芦屋市)の
周辺スポット情報

谷崎潤一郎
「細雪」文学碑

阪急の芦屋川駅より、川に沿って北へ歩いたところに文豪・谷崎潤一郎の小説「細雪」の文学碑が建てられています。碑に書かれた文字は、谷崎潤一郎の妻である松子夫人によるものです。小さな公園の中にひっそりと建てられた文学碑なので、気をつけないと見過ごしてしまうかも…?公園内にはベンチなどもあり、のんびり過ごせる環境です。

芦屋川河畔

阪急・芦屋川駅からすぐのところにある芦屋川。この河畔は春になると美しい桜を眺めることができ、ちょっとした散策やピクニックにも最適な場所。桜の名所である夙川よりも混雑していないため、穴場のお花見スポットとしても人気を集めているようです。沿道もしっかりと整備されており、地元住民のお散歩コースとして親しまれています。

芦屋神社

芦屋神社は、天穂日命(アメノホヒノミコト)をはじめとする十七柱を奉斎する芦屋の氏神。明治時代の神社合祀令によって芦屋村全体の神社が合祀、その結果として十七もの神々が祀られることとなりました。初詣をはじめ、桜祭・秋祭など季節の祭事も行われており、多くの地元住民から愛されている神社です。

芦屋市立図書館
打出分室

芦屋市立図書館の打出分室は、外壁が蔦で覆われた独特の外観が特徴的。この建物は大阪で明治後期に銀行として用いられていたもので、1930年に芦屋へと移築されました。村上春樹の「風の歌を聴け」という小説に登場する、古い図書館のモデルであるとも言われています。施設自体は年季が入っていますが内装は新しく、ゆっくりと読書を楽しめます。

阿保親王塚

芦屋エリアで最古の古墳といわれている阿保親王塚(あぼしんのうづか)は、JR芦屋駅から歩いて10分ほどの場所にあります。4世紀後半に作られたとされる円墳で、古墳のまわりには深い緑が生い茂っています。ゲートがあるので中に入ることはできませんが、周囲を散策するだけでも気持ちのよい場所です。

打出公園

芦屋市立打出教育文化センターの隣にある打出公園は、「おさる公園」という名称で親しまれている施設。以前は動物舎があってサル・鳥・リスなどの動物がいたのですが、今では動物舎が残っているだけとなっています。動物を見ることはできませんが、園内にはベンチや子どもが遊べる遊具があり、地域住民の憩いの場となっています。

山手町の歴史

農地や山林が高級住宅地へと発展

六甲山系の山裾に広がる緑豊かな閑静な住宅地の山手町が誕生したのは、1944年(昭和19年)1月。小字名の山坂・笹塚・奥山の一部などが山手町になり、町名は1934年(昭和9年)に開校した現在の山手小学校(当時は村立山手小学校)の名前をとってつけられたと言われています。

昭和の前半頃までは町内のほとんどが農地や山林でしたが、昭和40年代に入ってからは宅地開発によって人口が大幅に増加。昭和50年代後半に入ると芦屋川沿いの斜面地の開発が行なわれ、ひな壇型のマンションが建ち並ぶ現在の山手町の姿となりました。大規模な公共施設の整備や住宅の開発などにより昭和前半までの自然豊かな町の面影は失われていったものの、芦屋川沿いは昔ながらの山麓風景が残されているところも多く、芦屋らしい景観が維持されています。

郊外住宅地として松風山荘を開発

芦屋神社のすぐ山手にある山手緑地は、昭和初期の頃は松風山荘と呼ばれ、六麓荘と並ぶ高級別荘地として市民に知られていました。一軒の別荘を緑地公園として整備したものが現在の山手緑地で、山手緑地庭園は市民が選ぶ芦屋の未来遺産100選にもあげられています。

松風山荘が開発された当時の大阪は大気汚染をはじめとした公害が問題視されており、阪神間が保養地や移住地として注目されていました。「郊外生活のすすめ」といった冊子も発行されており、豊かな自然に囲まれた東芦屋周辺は郊外生活を送るうえで理想的な土地だったようです。

郊外への移住を推奨していた当時の大阪医科大学学長の佐多氏も、実際に山手町の土地を購入。佐多氏が購入した土地の約半分が日本住宅土地株式会社の社長である阿部氏に委託され、郊外住宅地として松風山荘が開発・分譲されました。松風山荘は個人所有地を使った小規模な開発だったため、正式な地名としては残されていません。ただ、当時の邸宅の庭園を生かした山手緑地は、現在も市民の憩いの場として親しまれています。

高級住宅地の象徴となるヨドコウ迎賓館が誕生

山手町にあるヨドコウ迎賓館は、近代建築の巨匠と言われるフランク・ロイド・ライトが設計した建築物で、鉄筋コンクリート造の住宅建築では国内初となる重要文化財に指定されました。フランク・ロイド・ライトは旧帝国ホテルの設計者としても知られていますが、建築当初の姿をほぼ完全に残している住宅建築は国内でヨドコウ迎賓館のみです。

ヨドコウ迎賓館は、もともと灘の酒造会社「櫻正宗」の八代目・山邑(やまむら)太左衛門の別邸として計画されたものです。山邑家の別邸として使用された後に、1947年(昭和22年)に株式会社淀川製鋼所の社長が購入し、1989年(平成元年)からヨドコウ迎賓館として一般公開されるようになりました。

ヨドコウ迎賓館は緑に囲まれた小高い丘の上に建っており、邸宅が建ち並ぶ高級住宅地・芦屋市のシンボル的な存在として知られています。

あえて言うなら

気になるポイント

戸建て中心の高級住宅街でありながらマンションなども多く、比較的移住しやすいエリアである山手町。閑静な住宅街で自然も多く、のんびりとした住環境となっていますが、急な坂が多いのがネック。バスも少ないので車がないと駅から徒歩での移動となり、住宅街まで10分以上坂をのぼらなければならない……というケースもあるようです。また、コンビニなどの施設も駅前にしかないので、やはり車は必需品といえそうです。