日本の高級住宅地と豪邸百科 城南五山の高級注文住宅・豪邸
城南五山に似合う高級注文住宅・豪邸カタログ
城南五山に豪邸を建てるなら、こんな邸宅はいかがでしょうか。高級注文住宅専門の建築設計事務所HOPが手掛けた全国の邸宅から、城南五山に似合う高級注文住宅例を、編集部がご提案します。
歴史あるお屋敷のような風格と威厳のある家。
由緒ある高級住宅街である城南五山エリアに注文住宅を建てるなら、どっしりと力強い構造と豊かな緑の庭を有する、まるで古くからそこに存在したお屋敷のような邸宅はいかがだろうか。 風格と威厳のある佇まいだが、自然造形のように波打つカーブが、現代的な感性の香りを感じさせる。
ピンと張り詰めた心地よい空気に、
背筋が伸びる玄関。
静謐さの中に、一筋の緊張感をはらんだ美しい玄関。框の前には存在感を放つ沓脱石(くつぬぎいし)が置かれ、客人を奥の客間へと誘う。
格調高い木組み天井が
圧巻のリビング。
格天井という日本建築の技法を用い、美しい木組みで構成されたモダンなリビングダイニング。格調高い天然木と、その中に組み込まれた明るい照明との対比が見事。
シックにまとめられた、
品格あるバスルーム。
歴史ある街だからこそ、品格ある邸宅を目指したい。そしてそれは例え浴室であっても変わらない。石も木もシックなカラーで統一された、モダンで重厚なバスルーム。
城南五山に
高級注文住宅・豪邸を建てるなら
知っておきたい基礎知識
城南五山の特徴は?
見晴らしのいい5つの高台にある、
由緒ある高級住宅地
城南五山は知る人ぞ知る都内の高級住宅街ですが、通称なので、実はエリア以外の人にはわかりにくいかもしれません。
- 城南…旧江戸城の南側一帯を指す。
現在の品川、目黒、大田、世田谷、渋谷、港区などが該当する。
五山とは、現在のこの辺りのことです。
- 島津山…目黒区東五反田1・3丁目付近
- 池田山…目黒区東五反田4~5丁目付近
- 御殿山…品川区北品川3~6丁目付近
- 花房山…品川区上大崎3丁目付近
- 八ツ山…品川区高輪3~4丁目付近
つまり城南五山とは、目黒区と品川区の一部地域で、JR山手線の目黒~品川駅間にあるエリアと言うことになります。「山」と呼ばれることからも分かるように、5カ所とも高台に位置している、城南五山。江戸時代には大名屋敷が立ち並び、明治時代には華族の豪邸が建設されていたことでも知られています。そして現在は高級住宅が数多く存在する、閑静な住宅街になっています。
城南五山の坪単価は?
花房山 (品川区上大崎3丁目付近) 750万4,132円/坪
池田山 (品川区東五反田4・5丁目付近)413万2,231円/坪
島津山 (品川区東五反田1・3丁目付近)552万660円/坪
御殿山 (品川区北品川3~6丁目付近) 320万6,611円/坪
八ツ山 (港区高輪3~4丁目付近)838万8,429円/坪
※2021年(令和3年) 時点
参照元:土地価格相場が分かる土地代データより
https://tochidai.info/
Attraction
街の魅力は?
城南五山は古くから存在している由緒ある高級住宅街。知る人ぞ知る存在ですが、緑も多く、閑静な住宅街が広がっており、落ち着いた暮らしが叶う場所です。また様々な国の大使館も存在しているので、警備もきっちりされており、治安もよくなっています。低層の高級マンションや大きな一戸建ての邸宅が建ち並び、高層ビルなどもなく、景観も悪くありません。自然を感じながらも都会での暮らしをしたいという人にはオススメの住宅街です。
Facility
周辺施設
城南五山の周辺には便利な施設がたくさんあり、買い物ができるところが多数点在しているため、生活に必要なものはたいてい揃えられます。JR山手線の目黒駅や品川駅も近くにあるので、特に困ることはありません。都心ですが喧噪から離れ、落ち着いた暮らしをするには良い場所です。また、コロンビア・タイ・インドネシア・ミャンマーなどの大使館も点在していることから、国際色豊かなエリアでもあります。
Environment
子育て・教育環境
目黒区にも品川区にも多くの学校があるので、子どもの進学を考える方にも良い場所でしょう。エリア内で知名度のある学校では清泉女子大学などがあげられます。こちらは大正時代に建てられたレトロな建物で、雰囲気のある学校です。
また、自然豊かな場所なので、のびのびと子育てをすることもできて良いでしょう。便利さと自然が融合した城南五山には、自由に子供を育てる環境が整っています。
他の場所へのアクセスもしやすいので、エリア内だけでなく学校の選択肢も様々。落ち着いた場所ですし、子供には国際的な視野を身につけさせたいと思っている方にも良いかもしれません。
また、目黒駅周辺にはドレスメーカーの学校法人杉野学園や、芸能事務所なども多数存在しています。日出中学校・高等学校では芸能コースもあるため、芸能の道を目指したいという方にも良いかもしれません。
Traffic
交通事情
城南五山という名前の通り、5つの山からできている場所なので高台に位置しています。エリア内にはアクセスの良いJR山手線目黒駅や品川駅があります。
坂が多いため、上り下りを大変だと感じることもあるかもしれません。車を所有している方が移動に便利な場所です。しかし、歩くのが苦にならないのであれば、駅も近く、困ることはないでしょう。
目黒駅は東日本旅客鉄道・東京急行電鉄・東京メトロ・都営地下鉄も通っているので、どの方面に行きたいという場合でも便利な場所です。
五反田駅と恵比寿駅の間にあります。名前は目黒駅ですが、品川区にあるので、名前に惑わされないようにしましょう。駅の上にはアトレ目黒があり、大きな商業施設が展開しています。また、バスも発達しており都営バスと東急バスもあります。
Public order
治安事情
城南五山は歴史ある高級住宅街。高級感と落ち着いた雰囲気のある場所です。静かなエリアで治安も良いと言われています。喧噪から離れて落ち着いた暮らしをしたいと言う方にはオススメの場所。犯罪件数も少なく、安心して暮らせます。ただし、富裕層が多いという高級住宅街ですから、空き巣などに狙われる可能性はどうしても高くなってきてしまいます。自分の住まいは自分で守れるよう、セキュリティの強化もしっかりとしておく必要があります。治安の良いところでも油断は禁物です。
また、駅周辺は人通りがあるので遅くなっても安心と思うかもしれませんが、注意はしておくようにしましょう。
Neighborhood
町内会・自治会の特徴
城南五山のある品川区には複数の自治会が存在しています。
住民同士が助け合い、情報交換などを行いながら地域の活性化に努め、防犯や防災、地域の環境美化運動などを積極的に行っています。様々な住みやすい地域作りの活動に取り組んでいます。
活動はそれぞれ少しずつ違いますが、どの会も親睦を深め、環境を良くすることを心がけています。
城南五山に住む方々の声
Voice
このあたりはどことなく品があり、落ち着いた環境です。静かな住宅街でゆったりとした暮らしをすることができますし、昔の雰囲気も残っています。公園も整備されているので、親子連れの家族がよく遊んでいるのを見かけます。
各所に自然があり、桜や紅葉などの四季が感じられる、とても静かでいいところです。近くの原美術館は現代美術をメインに、いつも興味深いテーマや作家の展示を行っているので、飽きることがありません。
旧三菱財閥の岩崎弥太郎さんの「高輪別邸」(現 開東閣)が有名で、観光に来ている人も見かけます。ただ、私有地で周囲は高い木々に覆われているので、中を見ることはできません。ただ、近くのビルの上層階などからは、荘厳な洋館を見ることができるようです。
池田山公園や御殿山公園など、散歩に持ってこいの庭園があり、草木や花、池や滝、鳥や虫など、たくさんの自然に触れることができ、心が洗われます。駅の近くには便利なお店が揃い、精神的にも利便性も充実した生活を送ることもできて、とてもいい場所です。
Pick up
城南五山の
周辺スポット情報
池田山公園
池田山公園は和風庭園です。きれいに整備された自然の中でゆったりとしたじかんをすごすことができ、池なども楽しむことができます。パワースポットとしても有名で人気のある緑の公園です。
ねむの木の庭
花が咲き乱れるねむの木の庭は、皇后陛下・美智子様のご実家、旧正田邸の跡地に整備された公園で、2004年に開園しました。数十種類の植物は、四季折々の綺麗な花が楽しめます。営業時間は9時から17時まで。
御殿山庭園
昔は将軍の御殿があったということから御殿山と呼ばれるこの場所にある庭園です。今ではすこし窪んだ土地となっていますが、のんびりと庭園を散歩することができます。
原美術館
原俊夫氏が設立した私立美術館。国内外の現代美術を中心としたアートが楽しめます。展覧会やイベントが年間を通して楽しむことができる場所。帰りにはミュージアムショップやカフェに寄るのもオススメ。
Quintessence
(レストラン
カンテサンス)
10年以上の長きにわたってミシュラン三ツ星を獲得し続けている有名フランス料理店。フランス各地の名店で研鑽を積んだオーナーシェフ・岸田周三氏がつくる極上フレンチを味わえる名店。京急北品川駅から徒歩9分。
品川寺
品川寺(ほんせんじ)と読みます。806年から810年の間に創建されたと言われている歴史ある寺院。重要文化財や美術品も多くあり、多くの参拝客がやってくる観光スポットとなっています。
城南五山の歴史
大名屋敷の歴史がある邸宅街
城南五山とは、地名に載せられているものではありませんが、5つの山である「島津山」、「池田山」、「御殿山」、「八ツ山」、「花房山」からなっている高級住宅街の総称です。これらは古くから由緒ある土地でもあります。山という言葉が入っていることからも分かるように、5つのエリアは高台になっており、江戸時代においては地位の高い武士が住む武家地として、大きな武家屋敷が存在していました。
特に御殿山は、江戸時代の徳川将軍家が鷹狩の休憩場所となる「品川御殿」がありました。その後、大きな敷地は明治以降に華族の屋敷になったり、病院や大学に転用されるなどされています。閑静な地域として残っているエリアは、高級住宅街として知られています。
5つの山の歴史
八ツ山
八ツ山について、名前の由来は諸説あるものの、「谷山村」という名前がなまったものが主力とされている説です。そのほかに、八つの岬があったという説、八人の屋敷があった説などがあります。江戸時代にこのエリアの土を切り崩したので、平地になっています。現在では三菱グループの施設として使われているエリアです。
島津山
島津山の周辺は江戸時代において、仙台伊達藩の下屋敷があったエリアです。大正時代に、島津公爵の邸宅として洋館が建設され、財界人が集まる拠点となりました。その後、第二次世界大戦後には日本銀行に移転されると、清泉女子大学が購入しています。旧島津公爵はルネサンス様式で当時の内装がそのまま残っていて、国の重要文化財に指定されています。
池田山
備前岡山藩主の池田家の下屋敷があったのが池田山周辺のエリアです。大正時代末期から住宅地として分譲されるようになりましたが、池田山という通称がそのまま使われています。このエリアには、池田山公園がありますが、池田家の下屋敷の奥庭の部分を品川区が取得して、公園として整備しました。周囲に住宅も広がっており、憩いの場所がある住宅街になっています。
御殿山
江戸時代の鷹狩の休憩場所の「品川御殿」があったことから、御殿山と呼ばれているエリア。江戸時代には桜が移植され桜の名所として知られています。第二次世界大戦後にソニーの本社が進出したり、明治時代からは富裕層の邸宅が建ち並ぶエリアに変化しています。ソニーの本社跡地は、「ガーデンシティ品川御殿山」に再開発されました。
花房山
明治や大正時代には、「日本赤十字社」の社長別宅がありました。江戸時代には上屋敷がありましたが、明治時代に花房氏の邸宅となってから花房山と呼ばれるようになり、邸宅が建ち並んだり、駐日コロンビア大使館があるエリアとなっています。
あえて言うなら
気になるポイント
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現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。
城南五山は山にあるということもあり、交通に関しては不便さを感じる人もいるようです。買い物などに行く場合やスーパーなどでの日用品を買う場合も歩いて出かけるのには大変なことも。歩くのがあまり好きでないという方や、大量の荷物を買う場合などは徒歩以外の移動手段を考えたほうが良いかもしれません。
時間はそこまでかかりませんが、坂道が多いということもあるので、歩きにくいと感じる方もいるようです。