【モダン高級注文住宅・豪邸事例集】
曲線とモノトーンを
美学とする邸宅
柔らかな曲線が予感させるのは、
家族の広がる未来
見る者に圧倒的なインパクトを与える外観を持つこの高級注文住宅は、いくつかの柔軟な曲線を組み合わせることによって形作られています。モノトーンのタイルで横線を強調した曲線のデザイン、そして美しい白いタイルの大きな庇(ひさし)とルーバーが映える品の良い外観は、繊細さと大胆さを兼ね備えています。
邸内に一歩足を踏み入れると、そこにも曲線と直線がうまく活かされたデザインがちりばめられています。この高級注文住宅を形作る曲線に込められているのは、「家族の未来」。曲線は、この邸宅に暮らす家族がこれから過ごす“人生”という時間の象徴であり、広がっていく未来の象徴でもあるのです。そんな曲線は、外観だけではなくもちろん屋内にもふんだんに取り入れられています。
まず最初に目に飛び込むのが、天井や照明が描き出す大きな曲面のコントラストが、抜けるように広がりを感じさせる吹き抜けのエントランス。シンプルなデザインの中、緩やかな曲線を描く階段と開口部の柱の一部のみ色を変えることで、全体のアクセントとしています。
また中庭を見渡すことができるリビングは、大勢の来客が集まることを想定して、ゆったりとした広がりのある空間に。まるで中庭とリビングが一続きの空間かのような、開放感のある部屋となりました。
キッチンとダイニングは、そんなリビングから続く空間となっています。2つの空間は床材を変化させることによる切り換え効果を採用し、家族が食事をする場所であるダイニングと、来客が集うリビングを違う空間として存在させたことで、家族の親密度をも高めています。
家族にこれから訪れる明るく壮大な未来、それぞれの人生という、果実が豊潤な実りを迎えていくその過程を、一緒にゆっくりと楽しむことができる邸宅です。
建築家のこだわり
邸宅全体のイメージカラーは、所々でアクセントカラーを用いてはいますが、外観・内装共にモノトーンな色彩で統一しています。そうすると、どこか無機質で少し冷たい雰囲気も感じさせてしまうのでは、と思われるかもしれません。しかし、空間ごとに大きくとられた窓から部屋へと入る陽光が、モノトーンを明るくて落ち着きのある印象の色彩に上手に変化させ、加えてこの家を形作る様々な曲線が、そこに柔らかさという印象も与えることで、家族が暮らしていくにふさわしい温かい雰囲気を演出しています。
こうした効果こそ、この邸宅が持つ曲線とモノトーンの美学と言えます。
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アーキテクツ
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。