豪邸のこだわり・内装ピックアップ 浴室
浴室は究極の癒しの空間として
手を抜いてはいけない場所。
高級注文住宅を建てる中で、とくにこだわりの空間にしたい場所が「浴室」ではないでしょうか。一日の疲れを癒し、心身ともにリラックスできる場所ですから、細部までお気に入りの空間に仕上げたいところ。どのようなポイントを気を付ければよいか、まとめました。
高級注文住宅の浴室事例集
高級注文住宅の内装・室内・パーツを
決定する前に知っておきたい
失敗・後悔しない
「浴室」を作る秘訣
心身ともに癒される、
満足度の高い「浴室」にするには
浴室は単に体を清潔にする場所、というだけではありません。ストレスによる精神的な疲労も緩和する大切な場所ですので、デザインにとてもこだわる方が多い空間です。
浴室をつくる際に
こだわりたいポイントは?
1.
パウダールームやサウナ、
ジムとの動線も考えて
浴室は、究極のリラクゼーションルームと言っても過言ではありません。そのため高級注文住宅では、多くの方がゆとりのある広い浴室・バスタブ(浴槽)をデザインされています。浴槽や洗い場はもちろんですが、パウダールームも広めに用意することで、浴室の動線をスムースにし、より快適な空間にすることができます。仕事や学校などで1日頑張った体を癒し、精神的な疲労も和らげる浴室だからこそ、身体がリラックスしやすいように広く空間をとっていくことは、快適な浴室づくりのためにとても大切なこだわりポイントだと思います。
さらに、サウナやプライベートジム、プールからの動線も考えておくと、より使いやすいでしょう。
2.
自然を感じられる
贅沢な演出も
湯船にゆったりとつかりながら、屋外の風や月や星の光、朝日や夕日の美しさを感じられるというのは、とても風情があり、贅沢な演出です。高級旅館に来たかのようなリゾート感も味わえ、ついつい浴室に長居してしまうことでしょう。高級注文住宅ではそうした希望を叶えるため、家族だけの完全にプライベートなリラックス空間として、露天風呂や半露天風呂、ジャクジーなどを、屋上や中庭に設置する住宅も珍しくありません。
3.
浴室のデザインに
こだわる
浴室の内装をデザインする際に、浴槽や壁、洗い場の床など、こだわるべきポイントはたくさんあります。もし和風な浴室をデザインするのであれば、浴槽や浴室内には木の風合いが際立つものを採用するとよいですし、桶やいすなども木を使った和のアイテムをそろえると、ますます贅沢な和の浴室が出来上がります。またシンプルでシャープなシルエットに、落ち着いたダークな色合いでまとめれば、大人っぽい落ち着いた都会的な浴室にまとめることができます。使う色合いや素材によって、浴室は和にも洋にも変化させていくことができますので、どんなイメージの浴室にするか、オーナーのこだわりを最大限に反映させていくことも可能です。
Check point
浴室を
つくる際に注意したいポイントは?
システムバスかフルオーダーか
ハウスメーカーなどで住宅を新築する場合、浴室にはシステムバスを使用するのが主流となっています。品質が高く性能の高い浴室を造るのに、システムバスはとても適していますが、逆に決まった浴室の形でないと、施工ができないという面も持っています。
それに対してフルオーダーの場合、様々な形に対応して浴室を創っていくことが可能です。高級旅館の岩風呂やヒノキ風呂を自宅に再現したり、つぼ湯や打たせ湯、露天風呂に温水プール、サウナなども併設して、自宅にスパリゾートを作ってしまうのも良いでしょう。ただその分、完成までに少々時間がかかることや、システムバスに比べると費用がかかることがデメリットでしょう。それぞれの特徴を比較していきながら、自身の希望に最も適した工法を選んでいきましょう。
冬でも冷めにくい浴室を目指す
浴室は水周りですので、冬場になるとどうしても冷えやすく、特に脱衣所との温度差にはヒートショックの危険性も潜んでいるため、健康面からみても注意しなければなりません。最近は浴室も断熱性能が高くなり、以前ほど冬場に冷えてしまうということは改善されてきていますが、それでも注意する必要はあります。建築家と浴室をデザインしていくときに、冷めにくい浴室にしてもらうよう検討していきましょう。また、脱衣所との温度差をなくすために、小さい空調などを設置するのも、浴室の環境を良くするポイントになります。
ショールームを活用する
浴槽などを選ぶ時に、図面上の数字やパンフレットの写真だけでは、なかなか実際のサイズ感というのはつかみづらいものです。実際にはどのくらいの大きさなのか、入った時にどんな感じになるのか、それを確実にするためには、やはり実物を目にして確かめるのが一番。そこで役立つのが、製品を展示しているショールームの存在。ショールームには様々なタイプの浴槽などが並んでいますので、実際に触れてみたりしてその大きさを実感するようにしましょう。またできれば、そういった場に建築家やコーディネーターも一緒に行ってもらえると、心強いです。
check
オシャレで快適な
浴室に仕上げるコツ
浴室をどんなイメージの
空間にするかを決める
浴室を心から快適な空間として仕上げるには、オーナー本人が浴室に対するコンセプトをはっきりさせておくことが大切になります。そのために、日本の高級旅館や世界の一流ホテル、国内外の豪邸の浴室事例を見るなどして、様々なものを参考にして具体的なイメージを探しましょう。高級ホテルのようなモダンで落ち着いた浴室とか、日本旅館のような木の香りに包まれる浴室、開放的でリゾート感のある浴室など。また、浴室は邸宅の一部ですので、邸宅のイメージとかけ離れたものにならないよう、考えていきましょう。
露天風呂を
つくる際のポイントは?
1.
プライベートな空間を
確保できるか考える
自宅に露天風呂をつくりたい場合、最優先で考えるべきことはプライベートな空間を確保できるかどうか。自宅の敷地内といっても屋外で裸になるわけですから、周囲からの視線をさえぎるためのフェンスや塀など目隠しの設置が必須です。外から見えると分かっているのに目隠しの設置を怠ってしまうと、最悪のケースだと公然わいせつ罪に問われる可能性もあります。自宅が人通りの多い場所に面している、または隣の住宅との距離が近いなどプライベートな空間を確保するのが難しい場合は、露天風呂の設計・設置を見直したほうが良いでしょう。
2.
景観の良さと
開放感のバランスを意識する
露天風呂の魅力といえば、やはり景観と開放感を楽しみながら癒しの時間を満喫できることでしょう。そのため、露天風呂づくりの基本は、景観や見晴らしの良さを堪能できる場所に露天風呂のスペースを設置すること。景観がいまひとつな場所では開放感や非日常感を思うように味わえず、露天風呂にするメリットもあまり感じられません。露天風呂ならではの魅力を味わいたいなら、理想的な方角や高低差、見晴らしなどを考慮しながら、設計プランを立てましょう。
3.
ゆったりと
静かに過ごせる環境を選ぶ
露天風呂で癒しの時間を満喫するなら、ゆったりと静かに過ごせる環境に設置することが重要です。周辺の騒音や近隣の生活音が気になる環境だとせっかく露天風呂に入っていてもくつろげず、非日常感が損なわれる可能性も。また、複数人と入浴できる露天風呂やジャグジーを設置する場合、騒音でご近所トラブルにならないように注意する必要があります。特にお子さんだと思わず声が大きくなってしまいやすいため、大人も一緒に入浴するなど騒ぎすぎないように配慮しましょう。
4.
使い勝手や
生活動線も大切にする
せっかく露天風呂をつくるなら、と非日常感にこだわりすぎるあまり、実用性を無視してしまうと使い勝手の悪い空間になりかねません。たとえば移動が面倒な場所に設置したり、掃除やメンテナンスが大変だったりすると、結局いつもの浴室を選んでしまい、露天風呂を持て余すことも考えられます。露天風呂のある暮らしを楽しむなら、使い勝手や毎月の維持コストなど実用性も考慮しながら、非日常感とのバランスがとれた設計を意識することが重要です。
Check point
こだわり露天風呂をつくる際に
おすすめの場所と注意点
【庭】広い敷地を生かして本格的な露天風呂へ
広い庭があって予算に余裕があれば、温泉旅館のような本格的な露天風呂を実現できます。広さや素材、デザインなどを自由に組み合わせることで、こだわりの露天風呂をカタチにすることが可能。庭につくる場合は、目隠し対策をしっかりと講じるようにしましょう。また、こだわろうと思えばいくらでもこだわれるため、予算をオーバーしないように注意が必要です。
【バルコニー・テラス】眺望とプライベート空間を楽しむ
眺望の良い露天風呂にしたいなら、2階のテラスやバルコニーに設置するのもおすすめ。プライバシー空間を確保しやすく、人目を気にせずに眺望の良さと癒しの時間をゆったりと満喫することができます。室内からアクセス可能な設計にでき、動線を意識した使い勝手の良い露天風呂を叶えられるメリットもあり。プライバシー空間をしっかり確保することで、貸切の露天風呂のようなプライベート感あふれる空間に仕上げられます。
【屋上】自宅にいながら開放感あふれる天空スパを満喫
せっかく露天風呂をつくるなら景観をとことん楽しみたいという方には、屋上に露天風呂を設置するのがおすすめです。施工費は高くついてしまいますが、景観の良さと開放感を堪能できる空間は、通常の浴室では味わえない贅沢な時間をつくりだしてくれることでしょう。ジャグジーを導入すれば、ナイトプールのような雰囲気も演出できます。
屋上に設置する場合、周囲に自宅より高い建物があると角度によっては丸見えになりかねないので注意が必要です。また、屋上の露天風呂でネックになりやすいのが、移動面。着替えや掃除などで居室と露天風呂を行き来することになるため、動線によっては移動が面倒になり、せっかくつくった露天風呂が使われなくなる可能性があります。
【中庭】プライベート空間で自分だけの癒しの時間を堪能
プライバシーを重視するなら、中庭に露天風呂を設置するのも良いでしょう。一面が屋外に面しているコの字型の中庭だと開放感とプライベート空間のバランスを取りやすく、全面が建物に囲まれたロの字型の場合は完全なプライベート空間を実現できるメリットがあります。デメリットとしては、外庭に設置する場合と比べて圧迫感がややあること。ただ、ほかの場所だと目隠し対策をしても本当に大丈夫か心配で落ち着かないという方にとっては、メリットの大きな露天風呂のカタチと言えます。
【アウトドアリビング】露天風呂付きのリビングという遊び心
オリジナリティのある露天風呂にしたい場合は、リビングスペースに露天風呂を設置するという大胆なプランがおすすめ。リビングの一部を屋外とつなげるアウトドアリビングなら、もっと気軽に露天風呂を楽しむことができます。露天風呂と通常の浴室を行き来できる設計にすれば、気分や状況に合わせて使い分けることも可能。遊び心ある設計を取り入れやすいため、我が家ならではのこだわりの露天風呂を実現したい方にぴったりです。
まとめ
浴室を完成させる前に
チェックしておきたいのはココ
外の視線が届かないかどうか
チェックしましょう
湯船に浸かりながら外の景色を堪能できる、そんな贅沢を可能とするために、できるだけ大きな窓を希望したり、屋上や庭に露天風呂やジャグジーを設置することを考える方もいると思います。しかしそこで気を付けたいのが、浴室から外が良く見えるということは逆に外からも浴室が良く見えるという点。浴室が完成する前に是非チェックしておきたいのが、外の視線が浴室に届かないかどうか。外からの視線がきちんと遮られているか、声や音が漏れないかどうか、防犯面も含め、建築家と一緒に確認していきましょう。
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アーキテクツ
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。