日本の高級住宅地と豪邸百科 帝塚山の高級注文住宅・豪邸
帝塚山に似合う高級注文住宅・豪邸カタログ
大阪の帝塚山に豪邸を建てるなら、こんな邸宅はいかがでしょうか。高級注文住宅専門の建築設計事務所HOPが手掛けた実際の邸宅から、帝塚山に似合う高級注文住宅をご紹介します。
ゆったりとした時を過ごせる家。
広さ30帖をも超える大空間は、リビング・ダイニング・キッチンが一体式。天井を高くとり、まるで高級ホテルのラウンジにいるかのように、ゆったりとした時を味わえる。ソファからはテラスが眺められ、季節の移り変わりも楽しむことが出来る特等席だ。
洗練を感じる白と黒のコントラスト。
白と黒のコントラストが洗練されたモダンを感じさせるエントランスホール。天井や照明が描き出す優雅な曲線が、邸宅全体に抜けるような広がりを演出している。
光と影を使って空間に変化をつける。
現代的でありながら、和の静謐を感じさせる明るく広々としたリビング・ダイニング。光と影を絶妙に操り、用途が違う空間と空間の区切りを巧みに作りあげている。
開放感と品格を両立した美しい玄関。
邸宅の第一印象を決定づける玄関。大きなガラスの開口部を設けることによりオープンな印象を与えつつ、黒の御影石を敷きつめることで品格も感じさせることに成功している。
帝塚山に
高級注文住宅・豪邸を建てるなら
知っておきたい基礎知識
帝塚山の特徴は?
大阪を代表する不動の高級住宅地
大阪市住吉区にある住宅地で、住居表示は帝塚山中・帝塚山西・帝塚山東となっています。
もともと帝塚山は穏やかな農村地帯でしたが、大阪の人口が急増し始めた明治・大正にかけて耕地を宅地として開発。大阪中心部へのアクセスも良好なエリアであったため、多くの商人や富裕層が屋敷を構えるようになったのです。
その後、この土地に住む富裕層によって建ぺい率・建築物の高さ・植栽の義務化といった規制が設けられるようになり、住宅地としての評価や風格が上昇。現在でも大阪を代表する不動の高級住宅地となっており、数多くの豪邸が建ち並んでいます。
Attraction
街の魅力は?
帝塚山の魅力のひとつは、美しく整備された街並みです。この街並みを維持するため、帝塚山エリアは厳しい景観保護の規制が設けられた「大阪市聖天山風致地区」に指定されています。
規制に基づき、この地の住まいは建ぺい率40%以下、建築物の高さ15m以下、緑化基準を満たす植栽の実施といった条件を遵守する必要がありますが、そのおかげで帝塚山は美しい景観が保たれた高級住宅地としての魅力・格式を保ち続けているのです。
また、近隣には桜の名所として知られる万代池公園や、由緒ある安倍晴明神社など、豊かな自然や歴史を感じられるスポットも多数。閑静な高級住宅地でありながら大阪市街へのアクセスが良いという点も、帝塚山の魅力のひとつであると言えるでしょう。
Facility
周辺施設
帝塚山に大型商業施設などは見られませんが、一般的なスーパーマーケットや商店街などがあるため、生活必需品の調達に困ることはありません。小さな雑貨店やスイーツショップなども住宅街に点在しており、地域住民から親しまれているようです。
服飾品や家電製品といったものを購入する場合は、梅田・なんば・天王寺といった市街地へ足を伸ばす必要がありますが、電車を使えば乗り換えなし・10分ほどで到着できるため、それほど不便はないようです。
医療機関については、車やタクシーで10分圏内に大きめの総合病院が3院あり、緊急時の対応もしているので安心。また、駅周辺には内科・耳鼻咽頭科・歯科といった個人クリニックも多く見られるため、かかりつけ医を見つけやすい環境と言えます。
周辺に公共施設は多くありませんが、各種手続きができる住吉区役所が比較的近いエリアにあるので便利。区役所には区民センターや図書館なども併設されており、読書会・朝ヨガ・夜バレエ・ゴスペルコンサートといった各種イベントなども多数開催されています。
Environment
子育て・教育環境
高級住宅地としての開発と同時に、教育施設の設立が進められてきた帝塚山は、大阪でも指折りの文教地区として知られています。とくに有名なのは、準完全中高一貫校である帝塚山学園。学園の位置は奈良県となっていますが、名称の由来は住吉区の帝塚山となっており、大阪からのアクセスも良いことから多くの学生が通学しています。
また、帝塚山エリアには歴史の古い公立小中学校も近隣にあり、どの学校も評判が高め。教育に熱心な保護者が多いため学区の治安もレベルも比較的高く、学校選びの苦労は少ない様子です。
大学については、帝塚山学園大学・大阪市立大学の2つと少なめですが、帝塚山は大阪中心部へのアクセスも良いためさまざまな学校を選ぶことが可能。国立から私立まで幅広い大学・学部が揃っているので、子どもが希望する道に合わせて自由に進学先を選べる環境と言えるでしょう。
Traffic
交通事情
帝塚山エリアには、阪堺電軌上町線「帝塚山3丁目駅」「帝塚山4丁目駅」、南海本線「帝塚山駅」の3駅があります。大阪の中心から少し離れている帝塚山ではありますが、なんばや天王寺といったエリアには、南海本線を使えば約10分で到着。通勤通学なども不便は感じられないでしょう。阪堺電軌上町線は、天王寺~境をつなぐ路面電車。阿倍野や天王寺までなら乗り換えなしでアクセス可能、阿倍野・天王寺・新今宮駅からはJRへの乗り換えもできます。
また、帝塚山駅前からはバスも発着しており、バスを使って大阪駅まで出ることもできます。ニーズに合わせてさまざまな公共交通機関を利用することのできるエリアなので、交通の利便性は決して悪くないと言えるでしょう。マイカーに関してですが、帝塚山の周辺には主要道路が通っているため、車での移動も問題なし。渋滞や路上駐車が懸念されるような道路も見られないようです。
Public order
治安事情
治安に関してあまりいい噂を聞かない大阪市にあって、帝塚山はかなり治安の良いエリアと言えます。「大阪市聖天山風致地区」に指定されている帝塚山は、歩道や街灯といった設備もきちんと整備されているため、防犯面でも安心。バスも通っておりバス停も数多く設置されているため、帰宅時間が遅くなっても歩く距離がそれほど長くなりません。女性や小さな子どもであっても、比較的安心して暮らせる環境と言えるでしょう。
実際に住んでいる人の声を見ても、「上品なエリアで治安はかなりいいと思います」「静かでとても住みやすい地域です」など、治安に関して不安に思う意見は少なめ。ご近所づきあいも活発なエリアなので、これも防犯上の大きな手助けとなっているようです。
Neighborhood
町内会・自治会の特徴
帝塚山が位置する大阪市住吉区は、大阪でも先進的な取り組みとされる「地域見守り支援システム」の構築に注力しており、すべての住民が安心して暮らせる・災害に強いまちづくりを推進しています。
とくに住吉区では町会活動を重視しており、帝塚山にもいくつかの町会があります。町会ではお祭りや運動会といったさまざまな活動を行い、地域のコミュニティを活性化。また、避難訓練などの防災活動、子どもの登下校の見守り・地域安全パトロール・防犯灯の設置など、治安の維持にも力を入れているようです。
帝塚山に住む方々の声
Voice
みんなが知っている有名店や、隠れた名店が帝塚山エリアにはたくさんあり、地元民に愛されるお店も多数。こだわり食材を使った高級料理を味わったり、気軽に入れるお店でフランクに食事を楽しんだりと、シーンに合わせていろいろ選べます。
スイーツや雑貨など、小さくてもセンスの良いお店が点在しているので散策が楽しいエリアです。おしゃれなショップが家の周辺にいくつもあるという点では、ちょっとした優越感もありますね。大きな買い物をするときは、車で大型ショッピングモールにも行けます。
近隣に万代池公園などがあり、緑が多く住みやすいところです。豊かな自然を眺めながらのんびり生活できるので、とても気に入っています。ただ、住宅地なので遊び場と呼べるようなところはほとんどありません。
大阪一の高級住宅街なので、マンション価格も高め。ただ、区画がきちんと整備されているため街並みが重厚でとってもキレイです。小学校をはじめとする教育機関も近いですし、通学路も安全性が高いです。
Pick up
帝塚山の
周辺スポット情報
万代池公園
昭和15年に開園した公園で、公園の大半を占める万代池が印象的。大阪でも有名なお花見スポットなので、春になると住民はもちろん、近隣エリアからも多くの人が訪れてにぎわいます。整備されたジョギングコースや、子どもが遊べる遊具なども設置されており、幅広い年代に愛されている公園です。
帝塚山古墳
帝塚山駅から100mほどのところにある、この地の由来となった古墳です。このエリアにはいくつかの古墳が存在したと言われていますが、前方後円墳の原形を比較的とどめている帝塚山古墳は文化財としても貴重な存在。そのため、国の史跡に指定されています。
安倍晴明神社
阿倍野にある、平安時代の陰陽師である安倍晴明を祀った神社。創建は1007年と言われており、境内では本殿のほか、安倍晴明生誕の石碑・産湯井の跡などを見ることができます。ストラップ型・ステッカー・ブレスレットといったバラエティー豊かなお守りや絵馬、境内で行われている占いコーナーなども人気を集めています。
長居植物園
長居公園の敷地内にある、大阪市立の植物園です。24.2haという広大な敷地には、シャクヤク・スイレン・コスモス・梅・山茶花といったさまざまな植物があり、季節を通してさまざまな表情を楽しめます。また、大阪市立自然史博物館が併設されており、クジラや恐竜といったダイナミックな骨格標本を鑑賞することもできます。
住吉大社
地元民から「すみよっさん」として親しまれており、大阪でもっとも人気の高い神社。全国に2,300ほどある住吉神社の総本宮で、初詣の参拝客は三が日で200万人を超えます。石燈籠や反橋(太鼓橋)といった見どころも多く、とくに反橋は夜間のライトアップが見事。関西夜景100景にも選ばれた、幻想的な美しさを楽しむことができます。
阪堺電気軌道
阪堺電気軌道は、大阪で唯一の路面電車。大阪市民からは「チン電」と呼ばれることもあり、現在でも市民の通勤・通学・買い物の足として利用されています。駅と駅との間隔が近く、移動速度もゆっくりめですが、全区間210円で乗れるという安さが魅力。天王寺・阿倍野・住吉といった、沿線の観光スポット巡りにも最適です。
帝塚山の歴史
農村から高級住宅地へと発展
農村だった帝塚山が高級住宅地として発展するきっかけとなったのが、1900年(明治33年)の大阪馬車鉄道の開通です。東天下茶屋から上住吉までの開通に伴い、帝塚山周辺にも姫松や帝塚山といった停留所が設置されるように。1910年(明治43年)になると馬車鉄道に代わって電車の運行も開始され、帝塚山周辺から大阪市中心部へのアクセスの利便性が大きく向上することになりました。
1913年(大正2年)からは、帝塚山周辺を住宅地として開発しようと大規模な耕地整理を開始。大阪の人口が急増していたことと大阪中心部へのアクセスが良かったこともあり、帝塚山の分譲地は大阪市内の資産家や実業家などから注目され、邸宅や別荘が多く建設されるようになりました。
また、1934年(昭和9年)の帝塚山駅の開業により大阪中心部へのアクセスがさらに向上したことも、高級住宅地としての地位を確立した現在の帝塚山につながっています。
教育施設の充実化で大阪有数の文教エリアへ
高級住宅地として発展した帝塚山ですが、教育施設の少なさが課題になっていました。帝塚山周辺の教育環境を充実させようと、1917年(大正6年)に学校法人となる帝塚山学院が創設され、現在の帝塚山学院小学校である帝塚山学院小学部が開校。さらに、翌年に帝塚山学院幼稚部、1926年(大正15年)には帝塚山学院高等部が誕生しました。
帝塚山学院のほかにも、大阪高等学校(現:大阪大学一般教養部南校)をはじめ、大阪府立住吉中学校(現:大阪府立住吉高等学校)や住吉村立住吉幼稚園(現:大阪市立住吉幼稚園)、大阪府女子専門学校(現:大阪女子大学 大仙キャンパス)が開校。教育施設が次々と建てられ、大阪市でも有数の文教エリアとして発展しました。
聖天山風致地区に指定
1913年(大正2年)の開発から100年以上が経ち、農村から高級住宅へと変化した帝塚山周辺ですが、現在でも緑の多い美しい街並みが広がっています。この美しい街並みを守ろうと、大阪市では都市計画法により帝塚山を聖天山風致地区へと指定。それにより、建築物の高さや建ぺい率、植栽などに対して規制や基準が設けられるようになりました。
風致地区内に家を建てる際は、「大阪市風致地区内における建築等の規制に関する条例」により市長の許可を受けなければいけません。こういった厳しい規制を設けることで、帝塚山の風格ある上質な住環境が維持されています。
あえて言うなら
気になるポイント
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現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。
うっとりするような豪邸が建ち並ぶ高級住宅地、帝塚山。当然のことながら住民の多くは富裕層となるため、近隣とのお付き合いの際にもそれなりにお金がかかるなど、なかなか気を使う部分が多いようです。外食ができるお店も数多くありますが、こちらもやはり高級店が多め。ママ友とのランチ会などが頻繁に続いたりすると、家計に響くかもしれません。
交通の便に関してはそれほど悪くないのですが、南海本線の「帝塚山駅」は急行が停まりません。乗り換えなしでなんばまでアクセスできるのは便利ですが、到着までには約20分かかることを念頭に置いておきましょう。近隣には阪堺電軌上町線もあるのでそちらも利用すれば中心部へのアクセスはできますが、電車通勤・通学の場合、住むエリアによってはやや不便を感じることがありそうです。