日本の高級住宅地と豪邸百科 鎌倉の高級注文住宅・豪邸

鎌倉に似合う高級注文住宅・豪邸カタログ

鎌倉に豪邸を建てるなら、こんな邸宅はいかがでしょうか。高級注文住宅専門の建築設計事務所HOPが手掛けた全国の邸宅から、鎌倉に似合う高級注文住宅例を、編集部がご提案します。

鎌倉の高級注文住宅・豪邸_001
鎌倉の高級注文住宅・豪邸_002
鎌倉の高級注文住宅・豪邸_003
鎌倉の高級注文住宅・豪邸_004
鎌倉の高級注文住宅・豪邸_001
鎌倉の高級注文住宅・豪邸_002
鎌倉の高級注文住宅・豪邸_003
鎌倉の高級注文住宅・豪邸_004

歴史の街に融合する、
品の良い和の雰囲気の

古都・鎌倉に現代の風を送り込みつつ、歴史ある風情に自然に融合する、和の雰囲気を大切にした住まい。ダークブラウンの落ち着いた色調のなか、ラワンの羽目板をあしらうことで品の良さも醸し出している。正面玄関からのアプローチの先には優雅な設えのエントランスコートを配置。水面の揺らぎに癒される水盤とシンボルツリーが人をやさしく誘う。

鎌倉の高級注文住宅・豪邸_005

圧巻の庭木を楽しむ特等席は、
渡り廊下。

コンセプトは、本格的な和風庭園が楽しめる家。そのテーマ通り、庭に面した渡り廊下では、ライトアップされた圧巻の庭木に心奪われる。壁に浮かび上がる木々の影まで幻想的で風情がある。

鎌倉の高級注文住宅・豪邸_006

光と柱のコントラストが
魅力的な外観。

杉板張りの外壁をはじめ、木材がふんだんに使用された邸宅。夕方になり、室内の灯りが外に漏れれば、格子上になった柱と光の鮮やかなコントラストから、異国の家を思わせる魅力的な外観へと変化する。

鎌倉の高級注文住宅・豪邸_007

本格的な炭火を楽しむ、
囲炉裏のあるリビング。

せっかく鎌倉に住まうなら、愛すべき日本文化を生活空間に取り入れたい。畳敷きのリビングに備え付けられたのは、本格的な炭火が楽しめる囲炉裏。炉端を囲んで心豊かな団らんを。

sponsored by
高級注文住宅専門「HOP」の
建築事例をもっと見る

鎌倉に
高級注文住宅・豪邸を建てるなら
知っておきたい基礎知識

鎌倉の特徴は?

不思議とノスタルジーを感じる、
魅力的な風土

豊かな自然に囲まれ、文化の香りも漂うおしゃれな高級住宅街、鎌倉は、源頼朝が武家政権を開き、その後約150年もの間、日本の中心地として栄えた街です。その温暖な気候や海に面する立地、歴史ある土地柄から、明治時代頃にはすでに別荘地として人気のエリアだった鎌倉。街の中を走る江ノ電をはじめ、どこかノスタルジーを感じさせ、街全体にゆったり穏やかな時が流れているような、そんな不思議な土地でもあります。
独特の雰囲気を纏う鎌倉は、その魅力から映画やドラマの舞台となることも多く、住みたい街ランキングでは常に上位に入るなど、憧れの街として老若男女から支持を集めています。
神社仏閣も多く、風情ある古民家も多く残されていることから、日本有数の観光地としても知られています。

鎌倉の坪単価は?

799,642円/坪
※2021年(令和3年) 時点

参照元:土地価格相場が分かる土地代データより
https://tochidai.info/

Attraction

街の魅力は?

鎌倉には国宝指定登録文化財が201件(平成30年時)もあり、街全体が観光スポットと言えるほど、歴史ある街です。休日にぶらりと街を歩くだけでも、たくさんの名所を見て回ることが出来るでしょう。
さらには海と山の両方にほど近く、自然に親しむことが出来るのも鎌倉の大きな魅力のひとつ。海が近いためサーフィンやヨットなどのマリンスポーツをする人も多く、海水浴やクルージングを楽しむことも出来ます。
また、自然豊かな土地柄、食べ物もおいしく、しらすをはじめとした海の幸が豊富。また、鎌倉産の新鮮野菜は「鎌倉野菜」と呼ばれ、人気ブランドとなっています。

Facility

周辺施設

鎌倉駅周辺には、「KINOKUNIYA 」「もとまちユニオン」など高級スーパーから、「東急ストア」などの庶民派スーパーまであり、買い物には困らないでしょう。駅の近くには鎌倉野菜が買える「鎌倉市農協連即売所」が。ただ夜遅くまで開店している店は少なめですが、コンビニもありますので、ちょっとした買い物にも困りません。駅を出てすぐの「小町通り商店街」には、カフェやレストランなどの飲食店をはじめ250店舗ものお店がずらりと並びます。
駅の周辺は大きな病院は少ないですが、小さめのクリニックは点在しています。駅から徒歩で行ける場所に鎌倉市役所があるのも便利な点です。

Environment

子育て・教育環境

自然豊かな鎌倉では、子供が小さなうちから、海や山などの自然にたっぷり触れさせながら育てることが出来るのが、大きな魅力です。公園もあり、遊び場には困りません。
また、鎌倉近郊で栽培・収穫される「鎌倉野菜」の存在もまた、食育の観点からメリットであると言えます。
さらにたくさんの文化遺産がある歴史的な街という点も、子供の教育には素晴らしい土地でしょう。
近年の鎌倉は子育て支援を積極的に行っています。市の子育て支援センターやファミリーサポートセンター、児童手当、ショートステイなど様々な制度が充実しています。Webサイトでも子育てについてのサポートが詳しく書かれており、子育て世帯には頼もしいでしょう。

Traffic

交通事情

鎌倉はJR横須賀線を使えば東京まで60分(品川は50分)、JR湘南新宿ラインなら新宿まで60分と、都心へも意外なほど早く着きます。また住宅街や海沿いを走る江ノ電を利用すれば、鎌倉文学館のある由比ヶ浜や、夕日の絶景スポットである稲村ヶ崎、日本の渚百景にも選ばれる七里ヶ浜、そして江ノ島など、湘南の主要な海沿いの街にも足を伸ばせます。
ただ、鎌倉市内は常に観光客が多く、とくに週末や長期休暇のシーズンは非常に混雑するのが難点。そのため通勤や移動には、車より電車などの公共交通機関を利用した方がスムーズでしょう。
また、鎌倉は古都であることから狭い道が多く、車の運転はしにくいという地元民の声も。

Public order

治安事情

鎌倉に住むのは落ち着いた家庭が多く、住宅街は静かで治安も良い方です。とくに西鎌倉の方は都心から少し離れるため、静かで過ごしやすいですが、その分夜道は用心した方が良いでしょう。
鎌倉駅周辺はもちろん、大船や藤沢も夜遅くまで街が賑わっており、夜でも人通りがあるため、帰宅時も安心です。ただ夜遅くまで観光客の喧噪で騒がしく感じることもあるかもしれません。
また、住宅街は細い道が多く、街灯が少ない暗い道も多いため、夜の一人歩きは特に注意した方が良さそうです。駅も終電後は人気が減ってしまいます。ひったくりなどには十分気をつけましょう。

Neighborhood

町内会・自治会の特徴

鎌倉では複数の自治会が活動しています。住みやすい地域作りのために、様々な催し物をし、パトロールや防犯、防災訓練なども行っています。Webサイト上でも情報共有や提供をおこない、鎌倉に住む住民が暮らしやすいと感じるためのイベントなどが用意されています。

鎌倉に住む方々の

Voice

鎌倉に住む方々の声_001

鎌倉は海が近くにあるので、いつも息子とマリンスポーツや海水浴を楽しんでいます。自分も好きなサーフィンが出来るのでとても満足しています。都会と田舎のバランスがちょうど良くミックスされている、暮らしやすく快適な場所だと思います。

(40代/男性)

鎌倉に住む方々の声_002

買い物は駅の周辺に何でも揃い、生活にはとくに困りません。ただ、観光客で、どんな道も常に混んでいる印象です。狭い道が多いので車はちょっとした移動も大変ですし、観光客の車が迷い込んでいることもしばしば。鎌倉では車の渋滞はもはや日常です。

(20代/女性)

鎌倉に住む方々の声_003

駅は賑やかですが、住宅街に入れば静か。空気も美味しく、自然が沢山あって良いところです。落ち着いた暮らしがしたくて移住してきたので、今とても満足しています。休日には妻と二人で鎌倉の名所を回るのが楽しみになりました。

(30代/男性)

鎌倉に住む方々の声_004

近くには有名なお菓子屋さんやレトロなカフェ、おいしいレストランなどがあり、旅行気分の散歩を日常的に楽しむことが出来ます。歴史を感じる街並みも素敵。ただ物価が少し高いです。もう少しお手軽なお店も欲しいと思います。

(30代/主婦)

Pick up

鎌倉の
周辺スポット情報

鶴岡八幡宮

1063年に源家によって建てられた鎌倉の中心の場所。龍脈が流れるとされており、パワースポットとしても人気。鎌倉駅からも徒歩10分程度と近く、多くの観光客で賑わいます。鳩のお守りや、御朱印帳などを購入することも出来ます。

報国寺

美しい竹林と心安らぐ庭園を楽しむことが出来る禅寺。本堂裏に立派な竹林があることから「竹寺」との別名でも親しまれています。観光地を格付けするミシュラン・グリーンガイドで三ツ星を獲得したことで有名になりました。参拝時間は9時~16時。

材木座テラス

湘南の海を楽しめる複合型施設。スタイリッシュで開放的なガラス張りの建物では、カフェやレストランでの飲食を楽しめます。ヨガやフラダンスも体験でき、美しい海を眺めながら一日中楽しく過ごせるスポットです。

高徳院 鎌倉大仏

高徳院の本尊である国宝銅像阿弥陀如来坐像は国宝に指定されており、鎌倉のシンボルとも言える存在。鎌倉で最も有名な史跡でしょう。台座を含めると約13.35メートルの高さを誇ります。参拝時間は4~9月が8時~17時半、10~3月が8時~17時。

長谷寺

四季折々の花や草木が楽しめ、「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれるお寺。紫陽花や紅葉の名所としても有名です。鎌倉の海や街並みを見ることが出来る見晴台があり、のんびり過ごすことが出来ます。参拝時間は3~9月が8時~17時、10月~2月が8時~16時半。

佐助稲荷神社

源頼朝を平家討伐に導いたという伝説があるお稲荷様で、出世開運スポットとしてビジネスマンを中心に人気があります。緑の木々の中に目の覚めるような赤い鳥居が美しく、強烈なインパクトがあります。参拝時間は9時~17時。

鎌倉の歴史

古くからある鎌倉の歴史

鎌倉は日本の古代の歴史において、鎌倉時代に重要な都市となりました。リーダーである源頼朝が武家政権を樹立した際に、幕府の組織を整える都市を作り出したのが鎌倉の歴史です。1230年頃から鎌倉が日本の中心地となりました。その後室町時代から明治時代に誰までは鎌倉は衰退します。

江戸時代になると武家の街として観光地化が進みます。近代では明治維新ののちに、神奈川県の所管となり、徐々に発展します。 「鶴岡八幡宮」や「建長寺」、さらには「鎌倉大仏」など、名所が注目を集めました。鎌倉では現在でも歴史的建造物を見ることができますが、これらの建物が建造された古代から観光地でした。

観光地や食の発展

交通利便性が向上したことにより鎌倉は観光地としても発展してきました。鎌倉駅が開業したのは明治22年のことです。昭和56年には江ノ島鎌倉観光線が江ノ島電鉄に社名変更されて、昭和59年には現在の三代目の駅舎に改築されています。路線が乗り入れた後には鎌倉御用邸が構えられるなど、発展が続きました。また1898年から駅構内で弁当販売を行う「大船軒」が創業し、後の「鎌倉ハム」になります。

このように産業が発達する時代になると、地方の都市でも多くの物が製造されるようになり、鎌倉周辺は別荘地として開発が進められていきました。温暖な気候で海水浴場もある鎌倉は、保養地として知られるようになり、マリンスポーツのメッカとしても発展していきます。このように昭和に入っても鎌倉の発展は継続されたのです。

昭和に入ってから別荘地の開発

関東大震災の影響を受けて昭和初期から住宅地として開発が進められてきました。昭和5年には日本初の自動車専用道路として、鎌倉山住宅地の住民に必要な道路が開通します。「鎌倉山住宅地」は、昭和初期に専用道路の開通と合わせて造成され、住宅地の他に「帝国ホテル」直営の社交場やキャンプ場、さらにはゴルフ場などが設置されます。

実業家や著名人が土地を購入するなど、高級住宅地として発展していきました。現在では自然の中に歴史や文化を残すために、住民や行政が規制をかけて、高級住宅街のままであり続けるための工夫が行われています。自主的な住民協定も存在しているなど、行政だけでなく住民による制限も行われているため、歴史が残る住宅街であり続けています。鎌倉の風景は約40年前とほとんど変わっていないのには、鎌倉の風景を守ろうとしている多くの人の協力によるのです。

鎌倉の高級住宅街はどこ?

鎌倉の高級住宅街としてあげられるエリアは、鎌倉駅を中心とした鎌倉地域にある「西御門・雪ノ下」「扇ガ谷」「御成町・笹目町・佐助」など。そのなかでも鎌倉で一二を争う高級住宅街が鎌倉駅の西側にある笹目町です。また、鎌倉駅と北鎌倉駅の間にある扇ガ谷は、鎌倉でもトップクラスの地価を誇る高級住宅街として知られています。

鎌倉地域のほかに、鎌倉山や西鎌倉も湘南を代表する高級住宅街の1つ。ただ、昔から鎌倉に住んでいる地元住民のなかには「鎌倉地域以外は鎌倉と認めない」という人もおり、どこまでを鎌倉の高級住宅街とするかは意見が分かれているようです。

鎌倉に高級住宅街が多い理由

鎌倉はもともと1889年の横須賀線の開通を機に別荘地として発展したエリアで、当時は鎌倉御用邸や旧前田侯爵家の別邸などがあり、庶民にとっては別世界の高級別荘地が広がっていました。旧前田侯爵家の別邸は国の登録有形文化財に指定されているほか、鎌倉文学館として今でも残っており、格調と気品高い建物から当時の高級別荘地の雰囲気を味えます。

その後は鎌倉の豊かな自然や温暖な気候、歴史などが多くの人に親しまれるようになり、住宅地として注目されるように。多くの文豪が鎌倉に移り住んだことから、「鎌倉文士」という言葉も生まれたほど。また、数々の著名人や文化人も鎌倉に住居を構え、文化の薫り高い高級住宅街として発展していった歴史があります。

鎌倉文士とは

鎌倉文士とは、鎌倉市に住む、または住んでいた文学者の総称です。鎌倉文士という言葉が使われ始めたのは、昭和に入ってから。もともと別荘地として有名だった鎌倉は夏目漱石や芥川龍之介、泉鏡花、島崎藤村など今でも名を残す作家が滞在して執筆活動を行なっていました。

さらに多くの文学者が鎌倉に移り住むきっかけとなったのが、1923年(大正12)の関東大震災の発生です。震災で大きな被害を受けた東京から多くの文学者が鎌倉に流入し、後に里見とんや川端康成、小林秀雄、横山隆一など42名の作家・文化人が名を連ねる「鎌倉ペンクラブ」を形成。いつしか鎌倉文士と呼ばれるようになります。

鎌倉はなぜ高級住宅街であり続けられるのか

鎌倉が今でも高級住宅街として存在し続けている理由としては、美しい自然と歴史や文化が共存している鎌倉の風景を守るための取り組みが行なわれているためです。

行政の取り組みとしては、鎌倉市全体の約55.5%にあたる約2,194haを風致地区に指定し、新築・改築・増築などにおける建築物の高さや建ぺい率、緑化率などを規制。また、鎌倉市全体の14.5%にあたる約573.6haが歴史的風土特別保存地区に指定されており、新築・改築・増築・宅地の造成だけでなく、木竹の伐採や建築物の色彩の変更などにおいても、県知事の許可を受ける必要があります。

そのほかにも、自治体や町内会などが住民協定を定めることで、大きな再開発が行なわれず、鎌倉らしい高級住宅街の街並みが維持されています。

あえて言うなら

気になるポイント

狭い道が多く、車での移動が大変なところです。しかし深夜まで電車やバスが運行していない上、駅から離れている住宅街も多いため、生活していくためには車が必要となる場合も。
また、電車での移動は東京まで1時間近くで行けるアクセスの良さがメリットである反面、その分観光客も訪れやすいため、休日は観光客で非常に混雑するというデメリットもあります。
また、自然の多い鎌倉では、ムカデやかたつむり、ナメクジなどの害虫が多いという声も聞かれます。虫が苦手な人は事前に対策が必要かもしれません。