豪邸のこだわり・内装ピックアップ プール

プール付きの豪邸が叶える
高級感と優雅な時間が流れる暮らし

海外のドラマや映画などでプール付きの豪邸を見て、プールのある暮らしに憧れたことがある方も多いのではないでしょうか。日本だとプール付きの家はまだ浸透していませんが、こだわりを反映できる高級注文住宅ならプールのある暮らしも夢ではありません。プールがあることで住まいの高級感やステータスをより高められ、ほかの住まいと差をつけることもできます。

高級注文住宅の内装・室内・パーツを
決定する前に知っておきたい

プールのある暮らしを叶えるための
基礎知識

海外のリゾートにいるようなセレブ気分を味わえるプール付きの豪邸。住まいの高級感やステータスを高める装置としての役割も期待できますが、憧れや興味本位だけで設置すると後悔してしまう可能性も…。プール付きの豪邸を検討するなら、メリットだけでなく、デメリットについてもしっかりと押さえておく必要があります。また、満足いくプールづくりの参考になるように、用途別に選ぶおすすめの設置場所についてもまとめてみました。

高級注文住宅にプールを作るメリット

1.

自宅でリゾート気分を楽しめる

プールが自宅にあるとホテルのような非日常感や高級感を演出でき、リゾート気分を味わうことができます。また、プールサイドにデッキチェアを設置して優雅なリラックスタイムを過ごしたり、友人を招待してホームパーティーをしたり、と泳ぐだけじゃないさまざまな楽しみ方ができるのも魅力。夜はライトアップすることで、昼間とはまた違ったラグジュアリーな雰囲気を演出することもできます。

2.

健康維持やストレス解消になる

プール付きの高級注文住宅は、健康維持のためにスポーツジムに併設されているプールを利用している方にもおすすめです。スポーツジムだと混んでいる時間は思いっきり泳げなかったり、営業時間内に通えなくて会員費が無駄になったりしてしまうこともありますが、自宅にプールがあればいつでも好きなときに泳ぐことが可能。プールなら浮力により下半身への負担が少ないので、年齢を重ねて足腰が弱くなったとしても水中ウォーキングで健康づくりができます。運動することで気分をリフレッシュすることもでき、ストレスのたまりやすい現代人には魅力的な設備です。

3.

災害時の備えとして役立つ

災害で断水が続いてしまうと、トイレや洗濯、入浴などが思うようにできず、生活が困難になる可能性があります。プールなら多くの水をためておけるため、いざというときの生活用水として役立てることが可能。断水状態が長く続くと浴槽の水だけでは満足な量とは言えないので、より多くの水をためられるプールのほうが災害時の備えとして心強い設備と言えるでしょう。また、火災が起きたときも、プールの水を消火に活用できるメリットがあります。

高級注文住宅にプールを作るデメリット

1.

設置・維持するためのコストがかかる

プールのある暮らしを叶えるためには、「施工費」と「維持費」が必要です。施工費の価格はプールの大きさや仕様、施工方法などでも変わってきますが、大体の相場は300万~500万円と言われています。維持費としては主に電気代・薬剤代・水道代が必要となり、1ヶ月で6,000~1万円程度かかるようです。施工費や維持管理費だけを見ると実は身近な車のほうがお金がかかりますが、プールは季節限定の設備だと考えると贅沢品と言えるでしょう。

2.

水漏れしたときの被害が大きい

プールにはかなり多くの水がたまっているため、地震などでプールが破損して水漏れが起こってしまった場合、自宅の基礎周辺の土が流れて大きな被害を受ける可能性があります。また、住宅同士が密集しているエリアだと、近隣の家にまで水漏れの被害が及ぶことも。その場合、被害を受けた家から損害賠償を求められる最悪のケースも考えられます。災害の多い日本だからこそ、プールの耐久性は最優先で考慮しなければいけません。

3.

使わなくなったときにデッドスペースになる

プールのある暮らしに憧れて設置したものの、ライフスタイルの変化や子どもの成長などで使わなくなる可能性もあるでしょう。鑑賞物として楽しむにしても維持費が必要となり、水を抜いてしまうとデッドスペースになるため、使わなくなった場合の維持費や活用法などを考慮したうえで慎重に検討する必要があります。

写真映えする
インフィニティプールとは

インフィニティプールとは、シンガポールの有名ホテル「マリーナベイ・サンズ」のプールに代表されるようなプールであり、プールの水面が周囲の景色や景観と同化・調和するようにデザイン及びプランニングされているプールを指します。具体的には、プールの水面よりも高い位置にある縁などを一部、あるいは全てなくして、プールを囲うものが目立たないように設計されて施工されたプールです。これにより、プールと周囲の景色を隔てる境界線が消失し、あたかも無限に広がるような空間を演出します。

インフィニティプールを詳しく知ろう

1.

有名なインフィニティプール

上述したように、インフィニティプールとして一般的にイメージされるプールといえば、例えばシンガポールの高級ホテルである「マリーナベイ・サンズ」の屋上にあるプールが挙げられるでしょう。また、その他にも日本国内にある事例でいえば神奈川県にある「大磯プリンスホテル」のインフィニティプールや、三重県にあるリゾートホテル「アマネム」のプールなどが知られています。それぞれのインフィニティプールは周囲の景色やホテルのコンセプトに合わせてデザイニングされていることも特徴です。

2.

インフィニティプールの設置費用目安

インフィニティプールの設置費用は規模や水量などによって様々ですが、一般的なもので400~1,000万円程度(※)が見込まれます。また、どのようなデザインコンセプトによってインフィニティプールをプランニングするかによっても費用は異なり、一般的に通常のプールを施工するよりも費用が高額になるという点は意識しておきましょう。
※参照元:POOL CONSTRUCTION Method(https://www.pool-construction-method.com/#chapter-1)

3.

インフィニティプールの維持管理費

インフィニティプールと通常のプールにおいて、維持管理費についての基本的な考え方は同じです。そのため、通常のプールを維持管理するための費用ほどは最初に計算しておかなければなりません。加えて、インフィニティプールならではの特徴として、縁をなくした部分から「あふれる水のコスト」を計算することが必要です。ただし、あふれた水をその周囲で回収して再びプールへ戻すといった循環システムもあり、その場合は水道代のコストは削減することができますが、一方で循環ポンプを稼働させる電気代が必要となります。

4.

インフィニティプールを高級注文住宅に設置する際の注意点

インフィニティプールの特徴及び利点とは、プールの縁を水面と同化させることによって周囲の景色との一体感や調和を演出できることです。言い換えれば、周囲の景色を活かしたデザインを前提としなければインフィニティプールのメリットや魅力は半減してしまいます。またあふれる水をどうするのかや、注文住宅の設計・デザインのコンセプトとマッチングさせることも欠かせません。そのため、インフィニティプールを取り入れようと考える場合、すでにインフィニティプールの施工実績がある業者を選び、さらにデザインや仕上がりについて納得できるまで相談することが大切です。

Check point

用途に合わせて選ぶ
プールを設置するおすすめの場所と注意点

【庭】子どもの遊び場所や大人の交流の場として活用したい

プールを子どもの遊び場所にしたい、または大人同士でプールを囲みながらガーデンパーティーを楽しみたい、という方は、来客を招き入れやすい庭に設置するのがおすすめです。庭なら数トン以上にも及ぶ水の荷重が建物に影響を及ぼす心配がないため、建物内に設置するよりも自由にプールづくりを楽しめるメリットもあります。庭に設置する場合は、外から見えないように目隠し対策が必須です。また、子どもの遊び声でご近所トラブルにならないように注意しましょう。

【屋上】外からの視線を気にせずに開放感を楽しみたい

プライベート空間を確保しつつ開放感を満喫するなら、屋上にプールを設置するのがおすすめです。道路からの視線が気にならないので思いっきりプールを楽しむことができ、家族との夏の思い出づくりにも最適。ただ、屋上に設置するとなると水の重さが家全体にかかるので、構造体や間取りに制限が発生します。そのため、建築コストが通常より高くなる可能性も考慮しなければいけません。また、水漏れが起きたときの対策も必須です。

【中庭】貸切のプライベートプール気分を味わいたい

屋外だと外からの視線が気になるという方は、中庭を作ってそこにプールを設置するという方法もあります。庭や屋上と比べて開放感には欠けますが、貸切のプライベートプールのような贅沢な気分を味わえるのが魅力。また、家の中なので夜でも明るい空間で泳ぐことができ、星空を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。

【室内】天候に左右されないプール環境が欲しい

健康維持のためにプールでのトレーニングを毎日のルーティンにしたい場合、屋外のプールだと天候によっては利用できないこともあるでしょう。室内にプールを設置すれば天候に左右されないため、いつでも好きなときにトレーニングに励むことができます。また、室内ならプライベート空間もしっかり確保できるため、屋外だと思いっきり泳げないという方にもおすすめです。