日本の高級住宅地と豪邸百科 六麓荘の高級注文住宅・豪邸

六麓荘に似合う高級注文住宅・豪邸カタログ

六麓荘に豪邸を建てるなら、こんな邸宅はいかがでしょうか。高級注文住宅専門の建築設計事務所HOPが手掛けた全国の邸宅から、兵庫県芦屋市の六麓荘エリアに似合う高級注文住宅例を、編集部がご提案します。

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世界一愛する空間を具現化した

こちらの豪邸は、オーナーの愛する趣味をめいっぱい愉しむことが出来る最高の邸宅だ。広々とした中庭には、芸術的な輝きを放つ色とりどりのフェラーリが並ぶ。ガレージでもまた、こだわりのコレクションを心行くまで堪能することが出来る。リビング・ダイニング、そしてキッチンは、濃茶をベースにシックにまとまった空間に。そこにポップなアート作品や飛行機模型、フェラーリエンブレムなどの“ひとさじの無邪気さ”をちりばめることで、逆に洗練された大人の余裕を感じさせる。

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客人が思わず溜息をつく、
幽玄なエントランス。

この世とは思えぬくらい、幻想的ではかなく、目がくらみそうにまばゆく美しいエントランス。この悩ましいほど趣深い空間は、招き入れる人々の目を奪い、溜息を誘わずにおれない。

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「本物」しかたどり着けない境地へ、
ようこそ。

神は細部に宿る。六麓荘というエリアが「本物」を知る人しか住むことを許されない特別な場所だからこそ、細部まで一級の素材と一流の美的センスが活きた「本物」の邸宅に暮らしたい。

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週末はゆったり、
プライベートナイトプールを。

邸宅は、日常の慌ただしさから逃れ、愛する家族だけで心置きなくくつろげる特別な空間。子供や妻がプールで遊ぶのを眺めながら、プールサイドでのんびりと読書する夜も素敵だ。

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六麓荘に
高級注文住宅・豪邸を建てるなら
知っておきたい基礎知識

六麓荘の特徴は?

厳しい条例に基づく洗練された街並み

関西のみならず、全国的にも屈指の高級住宅街として知られる芦屋市。その中でも別格とされる“超高級住宅街”が、六麓荘町(ろくろくそうちょう)です。
六麓荘町は、芦屋市の東北部に位置し、海抜200mの高台に広がる住宅街。六麓荘町は1928年から開発が行われ、そのコンセプトは「東洋一の住宅地」。地形が似ているとされた香港の白人専用街区をモデルとし、イギリス式の街づくりをベースに開発を実施。現在も200軒を超える豪邸が建ち並んでいます。
高級住宅街としての景観を守るため、建築・植栽・屋外広告などにおいて日本一厳しい条例が敷かれているのも大きな特徴です。

六麓荘の坪単価は?

687,603円/坪
※2021年(令和3年) 時点

参照元:土地価格相場が分かる土地代データより
https://tochidai.info/

Attraction

街の魅力は?

芦屋の六麓荘は、全国にあるどんな整備の行き届いた高級住宅街でさえかすんでしまうほど、完璧なまでに美しく整った街並みに圧倒される超高級住宅街です。
六麓荘は市街地化区域の90%以上が住宅地となっており、芦屋市では「国際文化住宅都市」を目指して景観を保つための施策を行っています。そんな六麓荘の特徴として挙げられるのが、街中に信号や電柱がまったくないこと。電線は地下に埋設されており、道路は狭い場所でも6mの幅を確保しているのが特徴。高級住宅地にふさわしい、ゆったりとした街づくりを実現しています。美しい景観を遮るような高層建築物は一切なく、広大な敷地に建てられた戸建て住宅と、しっかりと手入れされた植栽が見事に広がっています。
ひとつひとつの住まいはデザイン性に富んだ大豪邸ばかりですが、すべて街並みや自然環境と調和するようデザインされているところに、住民の六麓荘への想い・こだわりを感じます。

Facility

周辺施設

信号も電柱など、六麓荘では景観を損なうようなものは一切排除されているため、スーパーマーケット・コンビニ・自動販売機・商店街といった商業施設はありません。日用品や食材などの買い物には、JR芦屋駅周辺のデパートや、芦屋ラポルテ・モンテメールといったショッピングモール、西宮や芦屋川駅周辺のスーパーマーケットまで足を運ぶ必要があるでしょう。もちろん徒歩で行ける距離ではないので、自家用車や送迎車が必須となります。
街の周辺には医療施設も少なく、個人病院も街の外へ出なければほとんどありません。最寄りとなるのは、芦屋の中核病院である市立芦屋病院です。市立芦屋病院には内科、血液・腫瘍内科、循環器科、消化器内科、糖尿病・内分泌内科、呼吸器内科があり、必要な診療科目は揃っているので安心できます。

Environment

子育て・教育環境

六麓荘町の学区は、小学校は岩園小学校、中学校は山手中学校となります。岩園小学校までは、徒歩であれば子どもの足で20分ほど、山手中学校になるとさらに遠くなり徒歩40分以上かかかるため、送迎車で通学するのが良いでしょう。
もっとも近いのは芦屋学園によって運営されている芦屋学園中学校・高等学校。臨床教育学部・経営教育学部を有する芦屋大学や、教育学科・児童教育学科・経営教育学科を持つ芦屋短期大学などもあり、付属中学・高校との交流も活発に行われています。
芦屋学園には付属幼稚園もあり、こちらは現在の2019年時点で六麓荘で唯一の保育施設と言ってもよいでしょう。保育対象は2歳からとなっており、自然がいっぱいの広々とした園庭が魅力。園庭は一般にも開放しているため、見学がてら遊びに行ってみるのもよさそうです。

Traffic

交通事情

高台にあり、住宅街から六甲山や大阪湾を見渡すことのできる六麓荘。眺望はよいのですが、市街地からはかなり遠い場所にあるため、駅までのアクセスはやや不便です。
最寄り駅となるのは阪急甲陽線の「苦楽園口駅」、阪急神戸線の「芦屋川駅」、JR神戸線の「芦屋駅」。どの駅からでも六麓荘まで歩くことはできますが、徒歩40分ほどかかりますし、急な坂が多いので、タクシーかバスの利用が便利です。
バス停は付近に日出橋・八十塚橋・芦屋病院東口の3つがあり、平日・休日に関わらず1時間に3本ほど運航しているので便利です。ただ、バスは六麓荘町の中までは運行していないため、降りてから急坂を歩く必要があります。そのため、六麓荘での移動手段はもっぱら自家用車かタクシーになるでしょう。

Public order

治安事情

六麓荘の街中では、歩いている人をほとんど見かけません。たまに見かけるとすれば、個人で契約している警備会社のガードマンか宅配業者くらいです。そんな人影が少ない六麓荘ではありますが、セキュリティは万全となっています。
まず、六麓荘町にはいたるところに防犯カメラが設置されています。この防犯カメラは六麓荘町町内会が所有するもので、町内会の入会賛助金(一律50万円)によって維持・管理されています。
また、六麓荘には「六麓荘倶楽部」という公民館にあたる施設があり、1階部分が駐在所になっているのが特徴。ここには警察官が常駐しているので、安心感があります。
また、住宅しかない街である六麓荘の治安を維持するには住民同士のつながりが重要とし、町内会からの案内などがメール・ファックスで各家庭へと一斉配信されるシステムも導入。誰もが安心・安全に暮らせるよう、六麓荘全体が治安の維持に取り組んでいるのです。
※参照元:「芦屋市六麓荘町町内会」公式サイト
http://www.rokurokusocho.com/

Neighborhood

町内会・自治会の特徴

高級住宅街である六麓荘町は、その整った街並みを独自基準の建築協定「六麓荘町建築協定」に基づき、町内会が守り続けています。
六麓荘に新しく家を建てる基準は、1区画400m2以上で個人専用の一戸建て住宅のみ。マンションやアパートなどの集合住宅、商業施設などは建築不可です。建物の高さは1~2階までとなっており、敷地の40%以上(地区によっては30%)を緑地にするというルールもあり。しかも緑地は10m2につき高木1本・中木2本を植えるという決まりまであります。
また、新しく家を建てる際には近隣住民を集めて説明会を開く必要もあります。説明会では施主が住宅模型を用意し、住民全体で話し合いを進め、六麓荘にふさわしい邸宅かどうかをチェック。これらをすべてクリアして、ようやく六麓荘に家を建てることができるのです。
道のりは長いですが、六麓荘に住むならこうした厳しい協定を守る必要があると心得ましょう。

六麓荘エリアに住む方々の

Voice

六麓荘に住む方々の声_001

とても閑静な住宅街で、治安がよいエリアです。文化レベルや美意識の高い方が住んでいるという感じで、街の雰囲気も落ち着いています。街中や電車から見る景色も美しいものとなっています。

六麓荘に住む方々の声_002

静かな環境でとても住みやすいです。子どもからお年寄りまで、ゆったり過ごせるエリアとなっていますね。山や海にも近く、豊かな自然に囲まれているところも気に入っています。

六麓荘に住む方々の声_003

住民全体のレベルが高く、お屋敷街といった感じで独特の雰囲気がよいです。ネームバリューの高い地名なので、ちょっとした自慢でもありますね。騒音がないのも助かります。

六麓荘に住む方々の声_004

山や川に近い環境で、ちょっと足を伸ばせば子どもと遊べるスポットが数多くあります。公園もたくさんあって整備もきちんとされていますし、何より緑が多くて気持ちがいいですよ。

Pick up

六麓荘の
周辺スポット情報

芦屋川河畔の
桜並木

芦屋川は芦屋市のほぼ中央を流れている河川で、堤防上に松と桜の並木が整備されています。とくに春になると桜が見事に咲き誇り、桜祭りを楽しみに多くの人が訪れます。歩道もキレイに整備されているため、散歩やジョギングなどにも最適。JR芦屋駅・阪急芦屋川駅などから徒歩でアクセスできる立地も◎です。

高座の滝

芦屋市奥山、神戸市東灘区本山町森にある高座の滝(こうざのたき)。雄滝と雌滝があり、10mほどの落差があります。それほど大きい滝ではありませんが、歩いて滝壺まで行くことができ、水に触れたり写真撮影を楽しむことができます。売店や茶屋、トイレなどの施設も充実しており、地元の方からも親しまれているスポットです。

滴翠美術館

戦前の大阪財界で活躍した山口吉郎兵衛氏の邸宅を一部改装し、1964年に開館した美術館。兵庫県の登録美術館となっており、山口氏がコレクションした人形・羽子板・京焼・紀州焼といった古美術類が数多く展示されています。豊かな自然の中で陶芸を楽しめる教室も開設されており、1日体験も可能です。

詩人・富田砕花
旧居

富田砕花は、兵庫県文人の父とも呼ばれる詩人。住居が一般公開されており、「富田砕花顕彰会」の協力で資料・原稿・書簡などが展示されています。ちなみに富田砕花旧居は「細雪」の作者である谷崎潤一郎が結婚式を行った屋敷であり、谷崎の著書である「猫と庄造と二人のをんな」の舞台とも言われています。

俵美術館

1988年に開館した俵美術館は、俵正市氏が集めた携帯用筆記用具「矢立」を中心とした美術館。矢立のほかにも、浮世絵(東海道五十三次)・古文房具・刀装具・陶磁器・髪油壺といった、江戸時代の美術工芸が展示されています。夏季と冬季に1か月ほどの休館日があるので、来館の際は注意。

虚子記念文学館

明治から初期にかけて活躍した俳人、高浜虚子に関する資料を展示している虚子記念文学館(きょしきねんぶんがくかん)。虚子の愛用品や書簡などのほか、交流のあった夏目漱石・正岡子規の資料も展示されています。定期的に企画展示なども行われており、地元民から観光客まで幅広く利用されています。

六麓荘の歴史

東洋一の別荘地をつくろうと開発されたのが始まり

六麓荘の開発は、1928年(昭和3年)に国有林の払下げを受けた内藤氏などが、「東洋一の別荘地を作ろう」と大阪の経済人とともに株式会社六麓荘という会社を設立したのがはじまり。香港島にある外国人専用街区をモデルにしており、六甲山と同じような山の斜面地を生かしたまちづくりの手法を参考にしたとのこと。今よりも交通機関が整っていない当時に、まちづくりの勉強のために何度も香港島に足を運んだことから、六麓荘の開発にかけた熱意が伺えます。

建町精神を受け継いだ六麓荘町町内会

六麓荘の開発に携わった先人の建町精神は、今も六麓荘町町内会という形で受け継がれています。町内会の目的は「環境、風致の保全と町の健全な発展および保安、会員相互の親睦」です。新しく建てられる住宅や別荘が六麓荘の景観や暮らしを損なわないように、独自の建築基準として「六麓荘町建築協定」が設けられています。

六麓荘町建築協定は1区画400m2以上、戸建のみ建築可能などといった建築に関する基準が取り決められているのが特徴。施主は建築協定運営委員会への事前連絡や申請、建築前の近隣住民への説明会を行なう必要があり、町内会や住民が積極的にまちづくりに関わっています。

町内会では、そのほかにも六麓荘倶楽部(町内会館)を設立。行政の予算に頼らずに町内会の予算のみで建てられたこの施設は、1階は駐在所、2階は会議や文化サークルの活動などで使われており、住みよいまちづくりのための場となっています。また、町内の随所に防犯カメラも設置し、安心安全な住環境の整備にも積極的に取り組んでいる組織です。

街並みを守るために建築協定の一部を条例化

六麓荘の街並みは、「六麓荘町建築協定」という町内会が取り決めた紳士協定により長らく守られていました。けれど、周辺地域でのミニ開発が活発化し、六麓荘町内でも大きな敷地を分割した乱開発や庭(樹木)のない小区画の家の建築がされ始めるように。また、町内会での維持管理が難しくなったのを理由に道路の管理を芦屋市に委託したことで、外部の造成業者や建築業者による予想外の工事もあり、住民から法的な強制力のない紳士協定によるまちづくりが不安視されていました。

そこで六麓荘町が選んだのが、六麓荘町建築協定の一部を芦屋市の条例にすること。条例化に向けた活動は2003年から開始され、六麓荘町の街並みを守ろうという住民の熱意が実を結んだのが活動開始から4年後の2007年。「六麓荘町地区地区計画」として条例化され、最低限の部分は行政の管轄で守られるようになりました。

あえて言うなら

気になるポイント

芦屋でも名だたる高級住宅街である六麓荘。高級住宅街としてのブランドを街全体で守り続けているため、とにかく規制が多くなっています。このエリアに新しく家を建てるには予算も大切ですが、六麓荘町町内会の厳しい審査をクリアする必要があるため、ある程度の準備と心構えが必要でしょう。
また、六麓荘に家を建てた方は、その住宅がどのような用途であれ町内会に入会する必要があります。入会賛助金は一律50万円となっており、そのお金は街の治安維持・景観維持などに充てられます。こういった取り組みに心から賛同できる方だけが、六麓荘に住む権利を与えられると言えるでしょう。