日本の高級住宅地と豪邸百科 百道浜(福岡)
百道浜に 
高級注文住宅・豪邸を建てるなら 
知っておきたい基礎知識

百道浜の特徴は?
博多湾シーサイドエリアに誕生した、“若き”高級住宅街
百道浜は福岡市早良区の博多湾沿岸、ウォーターフロント開発地区として開発されたエリアになります。同地は元々、1989年に開催された「アジア太平洋博覧会“よかトピア”」の会場跡地であり、綿密な都市計画をもとに整備された、近代的な佇まいの高級住宅となっています。
その上で、福岡市博物館、福岡市総合図書館などの公共施設や各種学校、医療機関、さらには福岡タワーやマリゾンなどの観光スポットもバランスよく所在しています。
百道浜の坪単価は?
142万1,487円/坪  
※2025年(令和7年)時点
参照元:土地価格相場が分かる土地代データより 
https://tochidai.info/area/momochihama/
Attraction
街の魅力は?
神戸のポートアイランドや東京のお台場などの事例をモデルとしたウォーターフロント開発地区として街づくりを行い、百道浜全域と樋井川を挟んだ中央区地行浜を含めた一帯が「シーサイドももち」と命名されました。福岡エリアでも新世代の高級住宅街であると同時に、商業地域や散策・憩いの場などもバランスよく配置。その上で、天神や博多といった福岡の主要エリアへのアクセスも良好。福岡市内だけでなく他のエリアからの転入者も多い、福岡地区でも随一の人気居住エリアとなっています。
Facility
周辺施設
大別すると百道浜は1丁目、3丁目、4丁目が住宅エリア、2丁目が企業・商業エリアという棲み分けがなされています。その上でスーパーはボンラパス百道店、フードウェイ西新店、サニー高取店の3店、コンビニはローソンが2店、商業施設はMARK IS 福岡ももち、ドン・キホーテ西新店、PRALIVAの3店が所在しています。また医療機関は福岡山王病院を筆頭に、12の病院・クリニックを擁しています。
Environment
子育て・教育環境
百道浜エリアは文教地区としての顔も有しており、福岡国際医療福祉大学・国際医療福祉大学大学院福岡キャンパスをはじめ、小学校が2校、中高一貫校が1校所在しています。また埋立地として計画的に町づくりが行われており、百道浜中公園などの公園や緑道も豊富。お子さんをのびのびと遊ばせることができる環境が整っています。加えて百道浜を管轄する早良区では子育てサロン「もちもち」を開催しており、発達が気になるお子さんと親御さんを対象に各種ケアを行っています。
Traffic
交通事情
百道浜1丁目から4丁目までの地域には鉄道駅がなく、最寄り駅は福岡市地下鉄空港線の「西新駅」。一方で百道浜のエリア内は主要エリアを路線バスがカバーしており、さらには「百道浜バスターミナル」も町内に所在。また天神や博多といったエリアには、西鉄バスが都市高速経由で運行されており、20分から30分程度でアクセスすることができるというのが大きなメリット。また西新駅には駐輪場も整備されているので、自転車で西新駅に向かい、地下鉄で通勤するという方も多く見られます。
Public order
治安事情
福岡市早良区が令和6年3月に発表したデータによると、令和4年(2022年)に百道浜エリアで発生した犯罪の数は年間46件であり、そのうち窃盗犯が最多で33件、次いで粗暴犯8件、知能犯3件、その他2件という内訳となっています。逆に、殺人などの凶悪犯罪は0件となっており、また住宅が多い土地柄ゆえに、風俗犯も0件となっています。また窃盗犯のうち多くを占めているのは自転車盗難であり、空き巣と車上荒らしがそれぞれ1件ずつというデータもあります。以上のことから、百道浜エリアは比較的治安のよいエリアと言えますが、それでも夜間の1人歩きはなるべく避け、戸締りや盗難防止策はしっかり行うといった対策は不可欠と言えます。
Neighborhood
町内会・自治会の特徴
百道浜エリアでは校区内の住民の方々が「ともに支え合い」「ともに励まし合う」ことのできる住民参加型のコミュニティスペースとして、百道浜校区自治協議会が組織されています。地域で活躍するさまざまな団体と共に地域課題を解決し、安心・安全・住みやすいまちづくりの為に活動するという方針が掲げられており、夏祭りや餅つき大会、防犯パトロール、スポーツ大会、各種シンポジウム開催などに力を入れています。
百道浜に住む方々の 声
Voice

小学校も町内にあり、毎朝通学路に旗当番の方が立ってくれているので安心して通わせることができる。

周りに変な建物もなく、防災センター、私立学校ととても治安もいいです。少し夜は暗いですが、福岡はどこもこんな感じでした。


周囲は住宅街で、大学も近く、警察署も近いので治安はいいと思う。昼間も夜間も時たまパトカーが巡回しているし安心できる。街灯はちょっと少なくて、夜中は暗いように思うが、外を歩けないほどではない。
(20代/女性)
Pick up
百道浜の 
周辺スポット情報
福岡タワー
百道浜エリアのランドマークとしての役割を担う高さ234メートルの海浜タワーであり、クリスタルのハーフミラー仕上げの外観が特色。展望室は高さ123メートルに位置しており、360度のパノラマビューを体験可能。また地上120メートルのスカイラウンジ ルフージュでは食事や喫茶が楽しめます。
マリゾン
シーサイドももちの海岸と桟橋で繋がる人工島に建設された複合商業施設になります。結婚式場である「オーシャン&リゾート マリゾン」をはじめ、イタリア料理店、マリンスポーツショップ、衣料店などが所在。また対岸の海の中道海浜公園へ渡る高速艇「うみなかライン」の発着場も設けられています。
福岡市総合図書館
所在地は百道浜3丁目、下記の福岡市博物館とは「サザエさん通り」を挟んで向かい合っています。「新しい形の公立図書館」というコンセプトを掲げており、紀伊國屋書店や日比谷花壇が管理運営を担当。蔵書数200万冊以上を誇り、映像ホールも備わっています。
福岡市博物館
「サザエさん通り」を挟んで福岡市総合図書館と向かい合っており、百道浜エリアの文教地区としての趣をより高めています。旧福岡藩主である黒田家のコレクションや福岡市東区志賀島から出土した金印、さらには現存する日本最古の国産自動車「アロー号」が動態保存されています。
TNC放送会館・パヴェリア
その名の通りテレビ西日本(TNC)が入居する地上20階建ての複合ビルになります。1階から3階フロアは「パヴェリア」と命名された商業施設エリアとなっており、レストランやショップ、クリニックなどがテナントとして入居しています。
みずほPayPayドーム福岡
厳密には百道浜ではなく、樋井川を挟んだ対岸、中央区地行浜が所在地となりますが、百道浜からも徒歩圏内。言わずと知れた福岡ソフトバンクホークスの本拠地球場であり、日本初の開閉式屋根を装備。野球以外にもコンサートや各種イベント会場としても頻繁に活用されています。
百道浜の歴史。
鎌倉時代、2度の元寇の激戦地に
現在の洗練された近未来的な街並みからはあまり想像できませんが、実は百道という地名は、歴史の教科書でもお馴染みの、鎌倉時代の元寇の舞台となったことが文研に記録されています。モンゴルのフビライ・ハンの命により、1274年の文永の役、1281年の弘安の役の2度に渡って攻め込んできた元軍と激闘を重ねたことが記録されています。もちろん当時の海岸線は埋め立てられてしまっていますが、百道浜はそうした歴史を有している土地なのです。
江戸時代、景勝地「百道松原」として発展
関ヶ原の合戦に徳川家康率いる東軍が勝利し戦国時代が終焉。平和な時代が訪れた江戸時代初期の1618年、福岡藩主の黒田長政は百道の海岸線に沿って松を植えるように命を下します。これにより百道エリアは風光明媚な景勝地、「百道松原」として知られるようになり、寺社や武家屋敷も増加。文化的な趣のある町として発展していきました。
“よかトピア”閉幕後、新世代の住宅地として再開発
百道浜エリアが現在の姿へと生まれ変わるきっかけは、1977年に計画、1980年より開始された埋立て工事。1986年9月には138.3ヘクタールに及ぶ新たな大地が誕生しました。この地は1989年に開催された「アジア太平洋博覧会“よかトピア”」の会場として活用された後、再開発に着手。かつての海岸を彷彿させる海浜公園や緑地などを整備しながら、近代的かつ住みやすさにこだわった新世代の高級住宅街としてお目見えしたのが、他ならぬ百道浜エリアならびにシーサイドももちなのです。
気になるポイント
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アーキテクツ
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
 “森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。
          

 
            
百道浜エリア最大のウィークポイントと言えるのは鉄道駅が存在していないこと。最寄り駅となるのは同じ早良区の西新3丁目に所在する、福岡市地下鉄空港線の「西新駅」ですが、百道浜エリア各所からは、徒歩10分から20分程度の時間を要してしまいます。ただしバス路線は充実しておりエリア内を細かくカバーしていますので、上手く活用するとよいでしょう。