日本の高級住宅地と豪邸百科 永福・浜田山(東京)
永福・浜田山に
高級注文住宅・豪邸を建てるなら
知っておきたい基礎知識
永福・浜田山の特徴は?
「東京のへそ」とも呼ばれる「大宮八幡宮」を始め、
多くの神社仏閣に見守られる高級住宅街
京王電鉄井の頭線沿いに広がる永福・浜田山エリア。永福町から渋谷までは約10分、新宿までなら約13分と都心へのアクセスも良好な街です。そんな都心の目と鼻の先にありながら、永福は名前の由来ともなった「永福寺」を始め、多くの神社仏閣が点在し、歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気の高級住宅街として有名。
浜田山は「ポルシェが日本一売れる街」とも呼ばれるほど高所得者が多く、洗練された雰囲気の街です。質の高い住環境から多くの財界人も暮らしているようで、日本を代表する小説家、故・松本清張もかつてはこの街に住んでいました。どちらも緑あふれる落ち着いた高級住宅街として都内でも人気のエリアです。
永福・浜田山市の坪単価は?
永福233万7851円/坪
浜田山189万9409円/坪
※2021年(令和3年) 時点
参照元:土地価格相場が分かる土地代データより
https://tochidai.info/
Attraction
街の魅力は?
京王井の頭線沿いに住んでいる方は、豊富な金融資産を保有している方が比較的多いと言われ、その中でも永福町〜浜田山エリアは邸宅も数多な高級住宅街として知られています。
永福町の歴史は北条氏家臣ゆかりの所領であった古寺・永福寺が始まりです。その他にも都内で3番目の広さを誇る「大宮八幡宮」や「永福稲荷神社」などとにかく神社やお寺が豊富。そのため緑も多く空気が澄み、落ち着いた雰囲気の街です。春には川沿いに植えられた全長4kmのソメイヨシノの桜並木が絶景。たくさんの花見客で賑やかになります。
浜田山は昔から大地主の力が強大で、もともと大企業が所有していたグラウンド跡地などの広い土地があり、それが再開発の際にゆとりを生んだという歴史があります。街自体は景観を意識した設計が行われ、現在でも高層の建物を建ててはいけない区域も多く、都会にありながら空を広く感じられる品のある街です。
Facility
周辺施設
永福町駅前には、2011年開業の駅ビル「京王リトナード永福町」があり、スーパーを始め、ベーカリーカフェや薬局などが入っており買い物には大変便利です。
浜田山駅周辺にも、「西友」などの24時間営業しているスーパーから「成城石井」まで、ニーズに合わせた買い物スポットが豊富にあります。また、個人商店が集まった「浜田山メインロード商店街」が浜田山駅から井の頭通りまで伸びています。ここは普段の買い物に便利なだけでなくハロウィンパレードや夏祭りなどでも賑わうようです。どちらの街にも病院や薬局がいくつもあり、いざという時にも安心です。
Environment
子育て・教育環境
永福・浜田山がある杉並区は認可保育所や小規模保育事業等の整備などに取り組み、平成28年時点では136人いた待機児童を平成30年4月には「待機児童ゼロ」を達成したと発表しました。さらに、それを継続するため地域別保育需要へ対応したり、仕事と子育ての両立を支援したりと言った改善に励んでいます。
また、「杉並子育て応援券」を年に1度交付。この券では子供の預かりサービスや予防接種など多くのサービスを利用できます。実際に利用した親からは「とても助かった」など好評なようです。他にも様々な支援を行っており区を上げて子育て、教育に力を入れています。
Traffic
交通事情
永福町駅は京王井の頭線の急行が止まり、渋谷、新宿、池袋などの都心に乗り換えなし、もしくは1度の乗り換えで行ける上に、中野や高円寺にもバスが出ているので交通の便は大変良いと言えるでしょう。
一方、浜田山駅は同じく京王井の頭線ですがこちらは各駅停車しか止まりません。それでも渋谷までは約14分、東京駅までも約37分で行けます。周辺には環七通りを始め、甲州街道や青梅街道などの大きな道路へも出られるので、車やオートバイでの通勤・通学にも便利です。
Public order
治安事情
杉並区は年々犯罪発生率が減少傾向にあり、特に永福・浜田山エリアは治安の良いエリアとして知られています。駅のすぐそばに交番もあり、安心です。ただし、2020年1月〜4月の警察庁公表のデータによると、戸建ての住宅への侵入窃盗が2件発生しているようです。治安の良いエリアだからと安心せず、警備会社との契約や防犯対策は日頃からしっかりと行うようにしましょう。
Neighborhood
町内会・自治会の特徴
杉並区には約160の町会と自治会がありそれぞれ異なった取り組みをしています。主に防災や消防、防犯パトロール、交通安全活動、環境美化活動、お祭り、親睦活動など様々な活動をしているようです。
町会・自治会への加入は強制ではありませんが、より住み良い環境作りのために多くの方の参加を必要としています。杉並区のホームページで、どの町内会、自治会に参加できるか、参加方法も合わせて確認できますのでぜひ参考にしてください。
永福・浜田山に住む方々の声
Voice
駅のすぐそばにスーパーやコンビニがあるため、仕事帰りで遅くなっても買い物には困りません。また駅前に駐輪場も点在しているため、自転車通勤にも便利です。不満点はあまりないですが、基本的には住宅街なので友人を案内できるようなスポットがないのが残念です。
(30代/男性)
京王井の頭線で渋谷や吉祥寺などへすぐ行けるので便利です。街自体も公園も多く静かで、スーパーやコンビニもあるため買い物にも困りません。ただ、駅を離れると飲食店がなくなるのが改善してほしいポイント。
(30代/男性)
田山駅前の商店街には、コンビニやスーパーを始め、薬局や携帯ショップ、美容院、雑貨屋などがあり、生活に必要なものが一通り揃います。少し駅を離れたところには隠れ家カフェやバーなどもあり、街を歩くたびに新しい発見ができる素敵な街だと思います。
(30代/女性)
浜田山は夜遅く歩いていても。人通りが多く怖いと感じたことはありませんでした。定期的にパトロールカーも見かけ、治安面では非常に安心できる街だと思います。
(20代/男性)
Pick up
永福・浜田山の
周辺スポット情報
大宮八幡宮
東京のほぼ中央に位置するため「東京のへそ」とも呼ばれる、都内で3番目の広さを誇る神社です。源頼義によって建立され、縁結びや安産、子育てにご利益があると言われています。
永福寺
永福の地名の由来ともなった寺です。曹洞宗の寺で、1523年に秀天慶実和尚が創建したと言い伝えられています。境内に「子授け地蔵」という名で信仰された地蔵菩薩の石像なども祀られています。
京王リトナード永福町
街のシンボルとして親しまれる商業施設を目指し、2011年に開業しました。食料品店からカフェ、薬局、携帯ショップなど幅広く取り揃えられ、日常での買い物に便利です。営業時間、定休日はショップごとに異なりますので公式サイト等でご確認ください。
善福寺川緑地
浜田山駅から徒歩15分ほどにある川に沿って作られた公園です。春には川の両側に植えられたソメイヨシノが満開になり、道ゆく人の目を楽しませています。秋には紅葉も綺麗です。
和田堀公園
手付かずの自然があふれる、大きな公園です。BBQ場もあり、シーズンになると多くの人で賑わいます。また、都内有数のバードウォッチングスポットとしても有名。永福町駅から徒歩20分ほどの場所に位置しています。
塚山遺跡
塚山公園周辺にある旧石器時代から縄文時代中期にかけて作られた集落の跡です。塚山公園内には遺跡のミニチュアや竪穴住居も展示されており、当時の生活の様子を知ることができます。
永福・浜田山の歴史
帝都電鉄の開通をきっかけに宅地化が進行
京王井の頭線の中央に位置する永福町は、渋谷や吉祥寺といった人気エリアに10分程度でアクセスできるのが魅力です。地名の由来は永福町駅の南側にある「永福寺」から。この寺社は1523年に秀天慶実和尚が創建しており、北条氏の家臣・安藤兵部丞と縁があります。安達一族は小田原落城の際にこの地へ移り、周辺の開拓を行ったことから「永福寺村」と呼ばれるようになったという説があるでしょう。
とはいえ、由緒正しい寺院があったものの、一向に人口が増加する気配はなく、それは明治・大正時代程度まで続きました。関東大震災の影響で都心部から郊外へ移動する人もいましたが、杉並区全体の人口はかなり増えた反面、永福町は急激な変化がほとんどありませんでした。このエリアの宅地化が進んだのは、1933年の帝都電鉄開通です。帝都電鉄とは現在の京王井の頭線にあたる私鉄で、都心部へアクセスしやすいという理由から人口が増加。それに伴って宅地化も進んでいったのです。
神社仏閣と緑地が多く暮らしやすいエリア
1933年の帝都電鉄開通以降ベッドタウンとして発展を遂げてきた永福町ですが、地名の由来でもある「永福寺」をはじめ「築地本願寺和田堀廟所」や「大宮八幡宮」といった歴史深い神社仏閣が点在しており、それに伴って緑豊かな公園や緑地なども多いです。「築地本願寺和田堀廟所」は浄土真宗本願寺派の寺院で、築地本願寺の分院に含まれます。1923年に発生した関東大震災で、築地本願寺境内の墓地移転場所として設立。都心でもトップクラスの広さを持つ墓地には、参拝者の心を癒すソメイヨシノが植えられています。また、お釈迦様の誕生を祝福する「はなまつり」をはじめ、1年を通して多くの行事を開催しているのもポイントです。
「大宮八幡宮」は「東京のへそ」に位置する神社で、1063年に鎮守府将軍・源頼義公によって建てられました。主祭神は応神天皇。毎年7月1日から15日までは平安の七夕を体験できる「乞巧奠(きっこうでん)」を、7月7日には現代の七夕祭りである「七夕の神遊び(技芸上達祈願祭)」が開催されます。
個人店から駅ビルまで揃う魅力的な街
永福町駅内にある駅ビル「京王リトナード永福町」には、スーパーや薬局、輸入食品店やカフェなどの店舗が入っており、学校や仕事帰りの買い物にもぴったり。生活に必要なものがほとんど揃っているので、わざわざ都心部へ足を運ばなくても用意を済ませられるでしょう。
また、駅北口には個人店が集まる「永福町商店街」があり、懐かしい雰囲気の漂う飲食店や個性的なカフェ、60年以上の歴史を持つラーメンなども並んでいます。大手飲食チェーン店などもあり、自分好みのお店を探したい外食派の人でも満足できること間違ありません。
あえて言うなら
気になるポイント
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現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。
スーパーやコンビニの他、商店街もありますので普段の買い物には困りませんが、大きなショッピングセンターなどがありません。また、駅前の商店街にもう少し活気が欲しいとの声も見受けられました。
また、京王井の頭線は大変利便性が高いですが、終電間際になるとかなり混雑しますのでその点も注意が必要です。