【モダン高級注文住宅・豪邸事例集】

素材が創る
上質な空間がある家

特徴的な土地だからこそ実現した
部屋ごとにテイストの違う空間

こちらの高級注文住宅を設計するにあたって一番のテーマであり難題となったのが、それぞれの空間を用途に合わせて違ったテイストにしたい、という要望を現実化することでした。
モダン、エレガント、シンプル、シャープなど、それぞれのテイストが持つ魅力を損なわせることなく、一つの邸宅として形作るのには、どのような空間配置をしていったらよいのか。意外にもこの難題を解決へ導いてくれたのは、建設予定地が「傾斜地」という特徴を持っていたことでした。

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土地の傾斜に合わせたスキップフロアを構成することで、邸内に回廊導線を確保してそれぞれの部屋から部屋への移動に距離を設けました。その結果、テイストの違う空間への変化が自然なものに感じられるようになり、同時に穏やかな高低差で視点も徐々に変わる効果もプラスされ、唐突感なく、各空間のテイストの違いを受け入れられるようにすることができたのです。

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邸宅の外観は白をメインとしていて、水平ラインを強調したシャープなデザインが目を引きます。直線的で無機質な印象を持ちつつ邸宅内に一歩踏み入ると、そこには陽光が明るく屋内に入り込む、有機的な魅力も持ち合わせた邸宅であることに気づかされます。それを可能としているのが、この高級注文住宅の最上階にある中庭の存在。邸内に作られた回廊は、この中庭を囲むように作られており、どこからでも常にさりげなく中庭の景色が視界に入るよう、設計されています。それが、モダンでシンプルな邸内に、有機的な魅力を加えている理由です。

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この中庭からは多くの陽光を取り入れられるようになっており、各室内により多くの採光を可能とした上に、しっかりとプライバシーが守られていながら、開放感も得られるように工夫されています。
こちらの邸宅を依頼されたオーナー一家には、家族として一緒に暮らしている2頭の犬がいます。この愛犬たちが、明るい中庭で楽しそうに戯れる姿は、オーナー一家の大きな癒しとなっているそうです。

モダンでシンプル、そしてシャープな無機質さと、陽光の降り注ぐ中庭の有機的な魅力が、バランスよく同居する邸宅です。

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建築家のこだわり

それぞれの空間を用途に合わせて違ったテイストにしたい、というオーナー様の要望を現実化すべく、土地の傾斜を利用した高低差による視点の変化や、回廊を作って部屋から部屋への距離を取ることで、自然な形で各部屋のテイストを変えることを実現できました。
4mを超える天井の高いリビングは、高級注文住宅らしいダークな床で白いソファーが映えるモダンな空間に。書斎はグレーを基調としたシックな空間に。パウダールームは艶めく白がゴージャスな空間に……と、それぞれが上質な空間に仕上がっており、テイストの違いを各部屋の魅力として違和感なく楽しめるようになっています。