【モダン高級注文住宅・豪邸事例集】

自然の力で心地よく生きるパッシブハウスの家

自然の力を味方につけた、
品格あふれる札幌の邸宅

太陽光発電や雨水利用システム、木質繊維断熱材など、パッシブハウスの考え方にもとづいた新しい設備を取り入れた邸宅。
環境への配慮と、30帖を超える大空間や造作の浴室といったラグジュアリーな住み心地を両立しています。

外観

重なり合う勾配屋根と、高い位置に連なる窓が印象的な外観。南面の屋根にはソーラーパネルを搭載し、太陽光発電を行っています。
雨水利用システムや新素材のウッドファイバーを採用するなど、自然のエネルギーや資源を暮らしに活かすパッシブハウスの考え方を、設備と素材の両面から形に。
夕景のなかで窓からこぼれる灯りが、木の温もりを感じさせる佇まいを浮かび上がらせます。

玄関

家の顔となる玄関には、品格ある黒の御影石を採用。
磨き上げられた石の床に、正面の大きなガラスの開口部から入る光と緑が映り込み、凛とした空気をまといます。
大開口によって中と外との境を感じさせない、オープンな印象の玄関。訪れる人を迎え入れる第一印象から、邸宅としての格調を感じさせます。

リビング・ダイニング

玄関から大きな開口部越しにテラスと中庭を眺めながら奥へ進むと、リビング・ダイニング・キッチンが一体となった、30帖を超える大空間が現れます。
天井が高く、木の天井と床が包み込む堂々とした空間は、家族が集う場としても、ゲストを招く場としても十分な広がり。
窓の外には中庭の緑が広がり、季節の移ろいを室内から楽しめます。

キッチン

キッチンは、間接照明を効果的に用いたデザイン性の高い空間に。
壁面に浮かぶように設けたステンレスの棚を光が柔らかく照らし、グラスや器もインテリアの一部として映えます。
大容量の収納を備えているため、生活感のある道具はすっきりと収まり、使いやすさとデザインを高い次元で両立させています。

浴室・パウダールーム

ホテルのようにゆったりとした造作風呂とパウダールームでは、極上のプライベート空間を実現しました。
木の質感を活かした造作のカウンターに2つの洗面ボウルを並べ、ガラスの棚や間接照明が上質な雰囲気を演出。
一日の疲れを癒やすバスタイムを、特別なひとときへと変えてくれます。

書斎兼シアタールーム

2階には、繊細な細工の格子戸で仕切られた、書斎兼シアタールームを設けています。
壁一面の造作書棚とデスク、プロジェクターを備えた空間は、読書や映画鑑賞など自分の世界に没頭できる隠れ家のような場所。
格子越しにやわらかく光と気配が伝わり、こもりながらも閉塞感を感じさせません。

パッシブハウスの家_ギャラリー01
パッシブハウスの家_ギャラリー02
パッシブハウスの家_ギャラリー03
パッシブハウスの家_ギャラリー04
パッシブハウスの家_ギャラリー05
パッシブハウスの家_ギャラリー06
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パッシブハウスの家_ギャラリー08
パッシブハウスの家_ギャラリー09

Check point

「パッシブハウス」とはどんな家?

ドイツで生まれた世界基準の省エネ住宅

パッシブハウスとは、ドイツのパッシブハウス研究所が1991年に確立した住宅性能基準を満たす住宅のことです。機械の力に頼る「アクティブ」な設備ではなく、太陽の光や熱、風といった自然のエネルギーを「パッシブ(受動的)」に活かし、少ないエネルギーで快適な室内環境を保つことを目指しています。
認定にあたっては、冷房負荷・暖房負荷がそれぞれ年間15kWh/㎡以下であること、気密性能として50Pa加圧時の漏気回数が0.6回以下であることなど、厳格な数値基準が設けられています。高い断熱性・気密性で熱の出入りを抑え、冬は太陽の熱を採り込み、夏は日射を遮る。こうした積み重ねにより、季節を問わず心地よく過ごせる住まいを実現します。
なお、パッシブハウスの事例には、研究所の認定を取得した住宅のほか、本事例のようにパッシブハウスの考え方を設計や設備に取り入れた住宅もあります。

環境性能と豪邸の住み心地は両立できる

省エネ住宅と聞くと、性能を優先するあまりデザインや開放感が制限されるのでは、と感じる方もいるかもしれません。しかしパッシブハウスの考え方は、むしろ上質な住み心地と相性のよいものです。
家全体の温熱環境が整っていれば、広いリビングや高い天井、吹き抜けといった大空間でも、部屋ごとの温度差を感じにくく快適に過ごせます。また、太陽の光を積極的に採り込む設計は、明るく開放的な空間づくりにもつながります。
本事例のH邸でも、30帖を超えるLDKや大きな開口部、ホテルのような浴室といった豪邸ならではの魅力と、太陽光発電・雨水利用・木質繊維断熱材といった環境への配慮が、ひとつの住まいのなかで調和しています。

パッシブハウスの考え方を取り入れる設計ポイント

1.

断熱・気密と素材選び

パッシブハウスの基本となるのが、建物の外皮で熱の出入りをしっかりと抑えることです。壁・屋根・床の断熱と、すき間を減らす気密施工、そして熱が逃げやすい窓の性能を高めることで、少ないエネルギーで室温を保ちやすくなります。
断熱材の選び方も住み心地を左右します。H邸で採用された木質繊維断熱材は、木の繊維からつくられる断熱材で、吸放湿性による調湿効果や、蓄熱性によって室内の温度変化を緩やかにする効果が期待できるとされています。木材を原料とするため、環境への負荷を抑えやすい点も特長です。

2.

太陽の光と熱を活かす配置計画

自然のエネルギーを活かすには、敷地のなかで建物や窓をどう配置するかが重要です。冬の低い日差しを室内の奥まで採り込める位置に大きな窓を設け、夏の高い日差しは軒や庇で遮る。季節ごとの太陽の動きを読んだ計画が、冷暖房に頼りすぎない快適さを生み出します。
屋根の向きや勾配も、太陽光発電の効率を左右するポイントです。H邸のように南面の屋根にソーラーパネルを搭載すれば、日射をエネルギーとして暮らしに活かせます。中庭やテラスを設けて光と風の通り道をつくることも、明るく心地よい住まいにつながります。

3.

資源を循環させる設備の導入

建物の性能に加えて、エネルギーや資源を賢く使う設備を組み合わせることで、パッシブハウスの考え方はより深まります。太陽光発電で電気をつくるほか、雨水利用システムを導入すれば、屋根に降った雨を貯めて散水などに活用することが可能です。
こうした設備は、後から付け足すよりも、設計の初期段階から建物と一体で計画することで、外観デザインを損なわずに美しく納めやすくなります。性能・設備・デザインを一体で考えることが、品格ある環境共生型の邸宅を実現する鍵です。