豪邸のこだわり・内装ピックアッププライベートビーチ

プライベートビーチがある家

他人の目を気にせずリラックス出来るプライベートビーチですが、プライベートビーチに家を建てる際に知っておくべき知識がいくつかあります。海沿いの土地に関する法律や規制をはじめ、プライベートビーチに家を持つための基礎知識、知らないと後悔するかもしれない情報です。以下では、プライベートビーチに家を持とうと考えている方に向けて、プライベートビーチについてまとめました。

日本でプライベートビーチは所有できる?

1.

海沿いの土地に関する法律と規制

海岸保全区域に指定されている海沿いの土地は、無許可で掘削や建築が出来ません。海岸法により上記のように定められており、海岸保全区域の土地に別荘を建設する場合は、海岸管理者の許可を受ける必要があります。自治体によっては環境や景観を守るために、他にも条例が施行されているケースも。事前に確認しておきましょう。なお、土地付きの別荘を購入するのであれば、海岸管理者の許可を受ける必要はありません。

2.

土地選びのポイント

プライベートを目的とした土地を選ぶにあたり、ポイントが3つあります。それは、立地と、物件の状態、設備・セキュリティです。まず、3つの要素の中でも重要なのが立地。価格が安くて設備が充実していたとしても、ビーチまでの距離が遠くては不便です。加えて、有名な観光地やビーチなどが近くにあると、観光客が間違えて入ってきてしまう可能性があります。プライベートビーチとしての機能を果たせないかもしれません。なので、土地を購入する際は、実際に現地に足を運び、ビーチまでの距離を確かめておくのが大切です。好立地な土地ほど価格が高くなりやすいことも頭に入れておきましょう。

次に確かめたいのが物件の状態です。海沿いは湿気が高いため、潮風の被害により建物が劣化しやすくなっています。購入を考えている物件がある場合、築年数だけで判断せず、自分の目で物件の状態を確かめましょう。物件の状態を確認しないまま購入すると、後で屋根や壁などの修繕が必要だと分かり、高額な費用がかかるかもしれません。定期的にメンテナンスが行われているのかや、耐食性の高い素材や塗料が使用されているのかもチェックすべきポイントです。

そして最後に、設備やセキュリティが整っているのかも確認しておきましょう。塩害や湿気の対策が施されているかどうかは、長期的に別荘として物件を使用できるかに関わります。別荘はリラックスして過ごせる場所でなくてはならないので、外の景色を楽しめるお風呂や、プライベートプールがついているなど、自分がこだわりたいところはこだわりましょう。なお、別荘は長期間家を留守にすることになるため、空き巣に入られる可能性があります。犯罪のターゲットにならないためにも、監視カメラを設置したり、警備会社にセキュリティ対策を依頼したりすることをおすすめします。

プライベートビーチがある家を
持つための基礎知識

1.

塩害

海辺の家について回るのが塩害です。塩害があると家電が壊れやすかったり、金属製品の物が錆びたり、植木が枯れてしまったりします。塩害により配線の接触が悪くなり、機体の故障が起こりやすくなるので、高級な家具は置かない方が賢明でしょう。

塩害は家の中と外を問わず影響を及ぼすものであり、給湯器やエアコンの室外機、換気扇なども影響を受けます。特に室外の家電設備機器はダメージを受けやすく、知らない間に錆びていて潰れてしまうこともあります。定期的に交換をしたり、メンテナンスをしたりする必要があるでしょう。

加えて、塩害に敵う樹木はなく、せっかく植えても枯れてしまいます。ウッドデッキも傷みやすく、木材でなくても塩害に耐えられる素材はないと思った方が良いです。

2.

湿気

プライベートビーチで別荘を建てるのであれば、湿気対策をしっかり施さなくてはなりません。海が近くにあるため周囲は常に湿度が高く、自然素材が傷んだり、カビたりしてしまいます。海や山など、自然に囲まれているのは癒やし効果が高いですが、その一方でカビだらけの室内で過ごすリスクがあります。そのことを忘れず、湿気対策に注力しましょう。

3.

悪天候

海の近くは、悪天候になったとき被害を受けやすいものですが、建物自体を動かすことは困難であり、その場から避難することも難しいです。そのため、海辺に家を建てる際は悪天候時の対策が欠かせません。全解放タイプの窓やシャッターは避け、窓の数を絞り、ルーフバルコニーに水栓を設けるなど工夫が必要です。

4.

砂対策

プライベートビーチで見落とされがちなのが砂対策です。海の側には大抵砂浜があり、天候が荒れたとき、サッシや窓のレール、滑車などに付着します。砂の付着は窓の動きを鈍らせ、掃除する手間がかかります。加えて、室内にも砂が入り込んでくる可能性があり、特に引き違い窓は砂が入ってきやすいです。悪天候時でも対応できるように、縦横の滑り出し窓にするなど、砂対策をしておきましょう。