【モダン高級注文住宅・豪邸事例集】
囲炉裏のある家
日本の伝統に
現代的な洋風の感覚を
取り入れた邸宅
玄関を入ると、上がり框の前には大きく存在感のある沓脱石(くつぬぎいし)が置かれている……。そんな、現在では珍しくなった純和風なしつらえの玄関を持つこの高級注文住宅は、邸宅全体が正統な和のテイストで構成されています。
玄関から奥の客間までは、梁が連なる高い吹き抜けを持つ土間が続き、それはまるで京都の町家を思わせる佇まいです。そんな空間をさらに由緒ある旅館のような風情としているのは、伝統的な日本の民家でみられる黒光りとする柱と白い塗り壁。その鮮やかなコントラストが、古き良き日本建築の風情を演出しているのです。
長い土間には大きな開口部を設けており、リビングや客間から広々とした庭が見渡せるようにデザインされています。その庭ではオーナーの愛犬たちが遊び、その愛らしい姿はこの高級注文住宅が持つ和の緊張感を、程よく解きほぐしてくれています。
家族が寛ぐプライベート空間には畳が敷かれ、中央に本格的な炭火を楽しめる囲炉裏を配置。どこか懐かしい炉端の雰囲気が、心の癒しと家族の団欒にふさわしい空間といえます。
一方でリビングの奥に配置された客間には、高級感を漂わせつつも遊び心を感じさせる床の間をデザインすることで、パブリックな空間であることを演出しています。
純和風の雰囲気漂う1階とは対照的な空間となっているのが、2階に設けられたバーコーナー。建築前に足場を設置して、2階に相当する高さからの見晴らしを確認して設計を決めたほどこだわっただけあって、その眺望は気持ちを広々とさせてくれるような素晴らしいもの。夜は街の夜景を眺めながら、心ゆくまで美酒に酔うことのできる大人の空間となりました。
この高級注文住宅のこだわりは、これらに留まりません。それが、この邸宅の地下に設けられた、広々とした造作のバスルームです。壁面に張られたヒバの芳しい香りの中、信楽焼の浴槽で寛ぐひと時は、日常の疲れを心身ともに癒してくれます。
高級旅館で過ごす時間にも引けを取らない、極上の贅沢を味わえる自宅、と言っても過言ではないかもしれません。
建築家のこだわり
外観はスタイリッシュな片流れ屋根を持つ洋風仕様。とても現代的なデザインでありながら、邸内に一歩踏み入れると、純和風の癒しの空間が広がり、囲炉裏端のある懐かしい日本の原風景も内包するという、味わい深い邸宅となりました。日本の伝統的なスタイルをベースとして設計しつつも、現代的な感覚を随所に取り入れた邸宅です。
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アーキテクツ
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。