建築家+石出和博の
ハウスドクター診察室
建築家+石出和博のハウスドクター診察室は、住宅誌リプラン21号~68号に連載された記事を再編集してまとめたものです。2005年4月に、コア・アソシエイツより出版されました。「納得できない業者の説明」「これって欠陥?」「難しい敷地条件を克服する」など、悩み相談を通して石出和博氏が現代の住宅業界に鋭くメスを入れる内容となっています。
家づくりで本当に大切なこと
家はそこに住む人の生き様そのものであり、一生そこに住むんだという気持ちで作るべきと考えている石出氏。そのためにはたった20数年で建て替えが必要な「商品としての家」ではなく、何十年にもわたり愛着を持って住み続けられる家づくりが必要。こんな当たり前の願いが叶わない日本の住宅事情を、住まいに携わる者としてきちんと見なければならない─、そんな思いで石出氏はハウスドクターを続けてきたのです。
家を建てる前に…
石出和博の住宅設計論事例集
プランから見た土地選び
新築を建てる土地で悩むご夫婦の相談。ひとつは土地は狭いが通勤などの利便性が高い、もうひとつは土地は広いがやや不便…。どちらの土地が良いのか判断するため、実際に図面を書いて欲しいという相談をご紹介します。
崖地に家を建てる
バブル時代に購入した崖地に家は建てられるのかどうか、という相談。売ろうにも売れないような崖地に、新築の住まいは建てられるのでしょうか?石出氏が現地に出向いて調査を行いました。
風水と家相の関係
迷信だと思っていた風水が、いざ自分が新築を建てる際に気になり始めた…という相談者。理想と間取りと風水の間で悩み、どうしたらよいか分からないという相談者に対する、石出氏の見解は必見です。
欠陥住宅にしないために
欠陥住宅の勉強会に参加したことで、新築への不安が募ってしまったという相談。自分の家を欠陥住宅にしないためにはどうしたら良いか、という質問に対するハウスドクターのアドバイスをまとめました。
細長い土地のプラン
安い土地を探して見つけた、間口5メートルの細長い土地。このような土地でも快適な家は建てられるのか、石出氏ならどんなプランを設計するのか、という相談内容をご紹介しています。
狭い土地に車イス対応
狭い土地に車イス対応の3階建て住宅は建てられるのか、3階建てにした場合どのような問題があるのか、といった悩みへの回答をまとめています。ケア住宅の具体的なプラン例や、注意点も要チェックです。
120年の町屋改装
祖母が住んでいて空家になった、築120年ほどの町家を改装して住みたいという相談。
京都の現地でその住まいを実際に見た石出氏の見解と、プランの具体例をご紹介しています。
バリアフリー住宅
新築を考えているが、限られた予算の中でどこまでバリアフリーを考えておいたら良いかという相談。バリアフリーは決して特別な住宅ではない、という石出氏の見解と、最低限やっておきたい対策をまとめています。
和室を茶室に
使っていない和室を利用して茶室を作りたいが、炉を切る場所や使い勝手をどのようにしたらいいか…と悩む相談者からの質問です。
参考となる石出氏の図面と、予算についてのアドバイスをご紹介します。
車庫の上の部屋は良くないのか?
気に入った間取りができたと思ったら、「車庫の家の部屋は風水的に良くない」と言われ、どうしても気になってしまう…という相談に対するハウスドクターの見解をまとめました。
図面と実際が違う
新築中の家が、図面で想像していたものと現場で実際見るもので違いすぎている…というお悩み。現場の人にあれこれ意見を言えないが後悔もしたくない、という相談者に対する回答とは?
内装の色の決め方
いよいよ内装の色決め段階となった新築住宅のイメージがまとまらず、悩んでいるという相談者の質問にハウスドクターが答えます。
どういう風にインテリアの色を決めたらいいかアドバイスが欲しい、という要望に対する回答をまとめています。
新築なのに家が揺れる
新築なのに風が吹くと3階が揺れる、しかし建築業者に相談しても取り合ってもらえないという相談。実際にその家に足を運んだハウスドクター石出氏の見解と、専門家ならではのアドバイスは必見です。
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アーキテクツ
現代的な先端の感性に伝統の様式美を調和させ、「100年経ってもさらに魅力を深めてゆく」美しい建築作品を生み出し続ける、気鋭の企業。
“森を建てる”をキーワードに、高品質の国産材にこだわり、乾燥技術から加工技術、建築までを協業化した、画期的な産地直送住宅供給システムを確立。建物に命を吹き込む建築を追求し続けている。