【モダン高級注文住宅・豪邸事例集】

心地よい距離感を実現する大家族の家

3世代・12人が
心地よい距離感で暮らす邸宅

札幌の緑豊かな公園に面して建つ邸宅。
70代のご夫婦を中心に、お子様二人のご家族を合わせた総勢12名が同居する大家族の家です。
不整形な敷地を生かして建物をブロックに分けることで、大家族ならではのにぎわいと、それぞれの世帯の落ち着きを両立させました。

公園に面した外観

敷地は、樹木や小川の流れが広がる緑豊かな公園に面した、恵まれたロケーション。
オーナー様が望まれたのは、土地の景観を損ねることなく、後世に残る文化となりうる住まい。
その想いと、「自然を生かし、木を生かす」というHOPの理念が通じ合い、環境にふさわしい大家族の家が生まれました。
公園の木々を借景に、家族の暮らしが四季とともに移ろいます。

ブロックを分けた外観

12名が暮らす大家族の家は、どうしても建物のボリュームが大きくなるもの。
そこで不整形な敷地の形を逆手に取り、大きな建築をいくつかのブロックに分けて計画しました。
ひとつの塊にしないことで、世帯ごとに適度な距離感を保てるだけでなく、外観にもリズムが生まれ、街並みになじむ落ち着いたやさしい表情に。
レンガと塗り壁、深い軒が織りなす佇まいは、夕暮れどきの灯りとともにいっそう温かみを増します。

ライトのデザイン要素を取り入れた空間

インテリアには、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトのデザイン要素を取り入れながら、クラシックモダンのテイストで統一。
リズミカルに組まれた木の天井や、水平ラインを強調した手すりなど、木の表情を生かした意匠が空間に品格を与えます。
世代の異なる家族それぞれが心地よく過ごせる、流行に左右されない普遍的なデザインです。

家族が集まるダイニング・キッチン

ブロックを分けて距離感を保つ一方で、家族が自然と集まれる場所も大切にしています。
大家族の家の中心となるのが、ゆとりのあるダイニング・キッチン。
大人数で囲める長いダイニングテーブルの先には庭の緑が広がり、食事のたびに3世代の会話がはずみます。
日々の食卓を共にできることこそ、大家族で暮らす喜びのひとつです。

駐車場

車社会の北海道、かつ大家族には駐車場はいくらあってもいいもの。
雪がつもらないように大胆に、豪華に屋内駐車場を計画しました。
天井に空けた丸い空間からは遊び心が感じられる仕様に。

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Check point

大家族の家づくりで押さえたい注意点

世代ごとの「生活時間」と「音」のずれに配慮する

大家族の家で暮らし始めてから気になりやすいのが、世代による生活リズムの違い。
早寝早起きの祖父母世帯と、帰宅や就寝が遅い子世帯、にぎやかに遊ぶ孫世代では、起床・就寝や入浴の時間帯が重なりません。
間取りを考える段階で、寝室の上や隣に浴室・トイレ・キッチンといった音の出る場所を置かない。子ども部屋を祖父母が過ごすリビングや寝室から離す。といったことを意識しておくと、お互いへの気遣いが減ります。
床や壁の遮音性を高めたり、廊下や収納を緩衝帯として部屋の間にはさんだりするのも有効です。家族が多いほど、こうした小さな配慮の積み重ねが住み心地を左右します。

「どこまで共有するか」を最初に家族で決めておく

大家族の家には、玄関やLDK、浴室まですべて共有する方法から、一部だけを共有する住まい、玄関から分けて生活空間を独立させる住まいまで、さまざまな形があります。どの形が合うかは、家族の関係性や家事・子育ての分担の仕方によって異なるでしょう。
すべてを共有する場合でも、洗濯機や物干しスペース・収納は世帯ごとに分ける。使う時間が重なりやすいならミニキッチンやシャワールームを追加する。など、部分的に分けるだけで暮らしやすさは大きく変わります。
また、子どもの独立や親世帯の高齢化など、家族構成は年月とともに変わっていきます。将来の間取り変更や用途の転換も見据え、設備の配管やメーターの分け方まで設計段階で相談しておくと安心です。

大家族の家の間取りアイデア

1.

ブロックや上下階で世帯のゾーンを分ける

大家族の家の間取りの基本は、世帯ごとの生活ゾーンをはっきりさせることです。敷地に余裕があれば、建物をブロックや棟に分けて配置すると、ひとつ屋根の下にいながら各世帯の独立性を保てます。敷地が限られる場合は、1階を祖父母世帯、2階を子世帯というように上下階で分ける方法も一般的です。
玄関を分ける場合は、建物の同じ面に並べず別の面に向けると、出入りの気配が気になりにくくなります。分けたゾーンを中庭や渡り廊下でつなげば、ほどよい距離感の中にも家族のつながりが生まれます。

2.

全員が座れるダイニングからLDKを考える

家族が集まるLDKは、「全員が一度に食卓を囲めるか」を基準に広さを決めるのがおすすめです。ダイニングテーブルは1人あたり幅60cm×奥行40cmが最低限の目安とされ、5人以上なら幅160cm以上が目安。たとえば12人が両側に6人ずつ座るなら、単純計算で幅360cm程度が必要になります。
さらに、テーブルから壁までは後ろを楽に通れるよう100cmほど確保したいところです。テーブルを置いた状態で動線に無理がないか、家具配置まで含めて検討しましょう。キッチンは複数人で並んで作業できる広さにしておくと、食事の準備や片付けを家族で分担しやすくなります。

3.

玄関・洗面・収納は「人数分」で計画する

人数が多い家では、朝の身支度や帰宅時に玄関・洗面室・トイレが混み合いがちです。洗面台を2台以上設ける、トイレを各フロアや各ゾーンに配置する、家族用と来客用で玄関の動線を分けるといった工夫で、日々の渋滞を防げます。
靴や衣類、季節用品など、持ち物も家族の人数分だけ増えていきます。玄関横のシューズクロークや、洗面室近くのファミリークローゼットを動線上に設ければ、片付けがしやすく、大家族でもすっきりとした住まいを保てます。