豪邸のこだわり・内装ピックアップシーリングファン

優雅さと涼しさが同居する
シーリングファンのある暮らし

リゾートホテルでよく見かけるシーリングファン。見た目の優雅さだけでなく機能的な側面を併せ持つ設備です。
シーリングファンにはどのような素材があるのか?設置する意義とは?シーリングファンのある暮らしについてメリットなどを解説しています。

シーリングファンに備わった機能性と
その魅力とは?

シーリングファンのあるラグジュアリーな暮らし

シーリングファンとは、天井に設置するファンであり、金属製の羽根や樹脂製の羽根など様々な素材が活用されます。シーリングファンは見た目にも優雅なデザインでラグジュアリー感を増すだけでなく、天井付近でファンが回転することによって室内の空気に流れが生じて空調効率が向上し、温度管理や湿度管理を効果的に行えるといったメリットもあります。そのため、高級注文住宅として自宅をデザインする際、シーリングファンを内装に合わせて取り入れる人は少なくありません。

シーリングファンを高級注文住宅に
設置するメリット

1.

空調機器の効率を高められる

シーリングファンの本来の役目は室内の空気に流れを生み出し、部屋の隅々まで空気を循環させることで部屋の中に温度や湿度のムラを生じさせないということにあります。そのため、シーリングファンを導入することで空調設備の効率が高められ、室内の快適性や居住性を高められるだけでなく、空調費としてのランニングコストも適正化できることがメリットです。また室内で洗濯物を干して乾燥させるような場合には、洗濯物が乾燥しやすくなる上、悪臭を防ぎやすくなるという点も見逃せません。

2.

電気代をおさえられる

シーリングファンそのものは扇風機のようにモーターで回転しているだけであり、またその回転速度も強風を生み出すような勢いを必要としません。そのためシーリングファンそのものを稼働させるランニングコストは比較的抑えやすいということはポイントです。メンテナンスについては天井まで作業員が上るといったことも必要になりますが、構造がシンプルなため故障を抑えやすいということもメリットに挙げられるでしょう。

3.

インテリアとしての魅力がある

シーリングファンは高級注文住宅においてインテリアの一部として室内空間のデザイン性を高めるためにも有効です。特に羽根の素材を金属や樹脂で変化させたり、色を天井に合わせたり壁に合わせたりすることで、色々なバリエーションを楽しむこともできます。

シーリングファンを高級注文住宅に
設置するデメリット

1.

掃除する時が大変である

シーリングファンを長く使っていると、当然ながらファンの上部などにホコリがたまりますが、掃除しようにも高所にあるため難しくなってしまいます。そのためメンテナンスなどのタイミングで業者へ掃除も依頼するか、安全な脚立などを用意しておくといった配慮が必要です。

2.

天井の構造を強化しなければならない

シーリングファンはそれなりに重量があるため、単に照明設備を天井へ設置する場合と違って、シーリングファンを導入する際には必要に応じて天井部分の強化を行います。そのため余分に建築費がかかるかも知れません。

3.

故障した時にデザイン性が悪化する可能性がある

シーリングファンは一般的に、優雅に回転することで美しいデザイン性を発揮するものです。そのため、故障などによって回転しなくなった場合、人によってはむしろ残念な印象を抱いてしまう可能性もあるでしょう。

シーリングファンを設置する際のポイント

1.

最初からシーリングファンを設置する前提で設計する

シーリングファンを設置する場合、必要に応じて天井の強化といった施工を行わなければなりません。そのため、基本的には設計段階でシーリングファンを導入するかどうか検討しておくことが大切です。工事の途中でシーリングファンを追加しようと思った場合、進捗やタイミングによっては通常よりもコストが増大してしまう可能性もあります。

2.

インテリアのコンセプトに合わせる

シーリングファンは空調効率を高める空調設備であると同時に、室内の空間を演出するデザインの一部です。そのためファンの素材や色、あるいはシーリングファンを天井に対してどの程度の高さや位置に設置するかといったことは、照明設備を検討する場合と同様にプランニングしなければなりません。

3.

施工実績のある業者を選ぶ

高級注文住宅にシーリングファンを取り入れようと考える場合、やはり実際にシーリングファンを取り扱った実績のある建築事務所や建築会社などを選ぶことが大切です。また、どのようなデザインや雰囲気に仕上げたいのか、一方的にアイデアを押しつけてくる業者でなく、きちんと施主の要望やこだわりをヒアリングした上で提案してくれる業者を選ぶようにしましょう。